自動車保険見直しガイド
自賠責保険

自賠責保険は「自動車損害賠償補償法第5条」において加入が義務付けられている「強制保険」です。車検を通すのにも自賠責保険の加入が条件となっていますから、自賠責保険(共済)に加入していない「車」は多くは有りません。

自賠責保険の加入率に関する統計結果が公表されていないので、正確な数値は分かりませんが、現在のところ加入率は90%以上を超えているようです。本来であれば100%になっていないとおかしいのですが、一部の人は自賠責に加入していません。

ちなみに、任意保険の加入率は平成26年3月末時点で損保・共済合わせて87.3%となっています。

また、250CC以下のバイクや原付きはそもそも車検がないので、自賠責保険の期限が切れてしまっている事がよくあります。

では、うっかり?もしくは故意で自賠責保険に加入していなかった場合、どのような罰則や行政処分(点数)が有るのでしょうか?

自賠責保険未加入・自賠責証書不携帯の罰則点数

自賠責保険絡みの罰則・点数をまとめると以下のようになります。

内容罰則行政処分
(点数)
自賠責保険未加入での運行1年以下の懲役または50万円以下の罰金6点
自賠責証書不携帯30万円以下の罰金

自賠責保険未加入車での運行は行政処分の点数が「6点」ですので、一発免停となります。前歴無しの人なら停止処分者講習を受けることで、本来30日間の免許停止期間を1日まで短縮する事も可能ですが、無駄な費用がかかってしまいます。

自賠責保険の保険料は任意保険に比べれば安いものですから、必ず加入しておきましょう。
自賠責保険料の金額早見表

また、一応法律上は自賠責保険に加入していたとしても、その証明書を持たずに運転すると「30万円以下の罰金」に処せられます。警察に見つかっても、加入している事さえ証明できれば「罰金刑」が課される事はほとんど無いとは思いますが、一応頭に入れておきましょう。

一番恐いのは政府からの求償

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注:四輪車の場合は、車検時に自賠責保険の証明書を見せる必要が有るのでそうそうこんな事態にはならないと思いますが、原付の場合は起こり得ます。注意してください。

自賠責保険に加入していない場合、一番恐いのは政府からの求償です。自賠責保険未加入車の事故は当然自賠責保険から被害者に対して保険金が降りません。この時、被害者は自賠責保険の代わりに「政府保障事業」という制度に損害の補填を求めることになります。

政府保障事業の保険金支払限度額は自賠責と同じです。

そして、政府保障事業が損害を補填したあと、被害者へ支払った金額をそっくりそのまま「自賠責保険未加入車を運転していた人物」に求償請求することになります。

場合によっては、財産差し押さえにまで発展しますのでウッカリミスでも自賠責未加入の状態は避けましょう。

更に言えば、うっかりミスで自賠責を更新していない場合などは「任意保険には加入しているけれど、自賠責には加入していない」という状態が発生する事が有りますが、この時も要注意です。任意保険は自賠責保険の上積み保険なので、本来自賠責から払われる保険金が任意保険から払われる事は有りません。

例えば、死亡事故で1億円の賠償命令が出た時に、任意保険からは自賠責の限度額(3,000万円)を超えた部分の「7,000万円(1億円-3,000万円)」しか出ないという事です。当然、残りの3,000万円は自分で支払う必要が有ります。注意しましょう。

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