等級表にない後遺障害及び複数の後遺障害が残った場合の等級認定

(この記事は約 2 分で読めます。)

後遺障害の等級は「自動車損害賠償保障法施行令」の別表の各症状に応じて、医師からの診断書等を元に原則として「損害保険料算出機構」が行うことは既に述べました。

後遺障害等級認定の流れや、誰が認定するのかについて

では、施行令の別表に無いような後遺障害が残った場合や1つだけでなく複数の後遺障害が残った場合の等級認定は、どのようにされるのでしょうか?認定された等級に応じて賠償金額は、大きく変わることになりますのでキッチリと把握しておきたい所です。

Advertisement(広告)
車査定

等級表にない後遺障害(相当等級)

色々な症状が掲載された別表(等級表)に、自分の症状が載っていない場合、「等級認定の範囲対象外になるのか?」と不安になるかもしれませんが、そんな事は有りません。しっかりと被害者保護がなされています。

その答えは別表1の備考及び別表2の備考6に以下のように記されています。

各等級の後遺障害に該当しない後遺障害であつて、各等級の後遺障害に相当するものは、当該等級の後遺障害とする。

つまり、等級表に載っていなくても、実質的にそれぞれの等級に応じた障害に相当するのであれば、当該等級の後遺障害と認定するという事です。これを自賠責の実務では「相当等級」と呼んでいます。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

複数の後遺障害が残った場合

事故を起こした時、必ずしも1箇所だけしか怪我をしないなんて事は有りませんよね。では、後遺障害としても複数個残った場合には、どのような取扱になるのでしょうか?

「労働基準局長通牒 昭 32.7.2 基発第 551 号」によれば、原則として身体障害が2つ以上有るときには、重い方の障害の該当する等級として扱うとされています。しかし、いくつかの例外が有るようですので「交通事故損害額算定基準(青本) 24訂版 P284」から、その例外を紹介します。

  • ①別表2-第13級以上の障害が複数有る場合には、重い方の障害の等級を1つ繰り上げる。(但し、繰上げた等級における保険金額が、複数ある障害の保険金をそれぞれ計算してその合算よりも少ない場合には、合算額が採用される)
  • ②別表2-第8級以上の障害が複数有る場合は、重い方の障害等級を2つ繰上げ
  • ③別表2-第5級以上の障害が複数有る場合は、重い方の障害等級を3つ繰上げ

つまり、症状が上記例外に該当する場合には等級の合算が行われますが、例外に該当しない場合には、単純に重い方だけが等級認定されるという事になります。

この辺りは非常にややこしいところなので、実際は交通事故問題に詳しい弁護士等に「自分の場合はどうなるのか?」を確認してから、申請を初めて行った方が良いでしょう。

既に障害をうけていた部分がひどくなった場合

基発第551号には、新たに障害を受けた場合だけでなく、交通事故によって既に障害を持っていた人の障害が更にひどくなった場合の話も書かれています。

この場合は、今回の事故でひどくなった障害の等級の保険金から従前の障害の等級の場合の保険金を差し引くことにより求めるそうです。差額概念ですね。

「5級の保険金額(1,574万)ー9級の保険金額(616万)=958万円」という感じで算定するという事です。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする