自動車保険見直しガイド
車購入の頭金

車購入の頭金

自動車ローンを組む時に「いくら頭金(*)を用意しようか」と悩む人は多いはず。

* 頭金とは、自動車ローンなどを組む際に最初に支払う現金の事を指します。なお、頭金の支払い時期は納車日となっている事が多いです。

ある程度の頭金を用意した方が、無駄な利息を払う必要が無くなりますし、審査において有利になったりします。

そこで今回は「自動車ローンを組む際に用意する頭金の目安・割合」や「頭金を支払うメリット」などについて紹介します。

自動車ローンの頭金の目安・割合は?

頭金の割合

一般的には、車両価格の10%~30%程度の頭金を用意する人が多いようです。200万円の車両価格なら20万円~60万円の頭金を支払う感じですね。おそらく、現状の貯金や収入などの状況を考慮して、この割合に収まる人が多いのでしょう。

もちろん、上記の割合以外の頭金を支払う人もいます。例えば、以下のような割合です。

  • ① 車両価格の10%以下
  • ② 車両価格の30%~60%
  • ③ 車両価格の60%超

■① 車両価格の10%以下

200万円の車両価格なら20万円以下の頭金となります。頭金としては少なめの金額ですね。

この場合、購入金額の端数の金額や購入諸経費(事務手数料や自動車税など)などを頭金で支払うパターンが多いです。どちらかというと、フルローンに近い感覚ですね。

■② 車両価格の30%~60%

200万円の車両価格なら60万円~120万円の頭金となります。一般的に用意する人が多いとされている「10%~30%」の頭金と比べると、当然ですが多めの金額となりますね。

懐に余裕の有る人ならこれぐらいの頭金を用意するのではないでしょうか?

■③ 車両価格の60%超

200万円の車両価格なら120万円超の頭金となります。頭金としてはかなり多めの金額となりますね。

車両価格の大部分を頭金で支払う事になるので、現金一括購入に近い感覚ですね。これだけの頭金を用意するなら「ローンを組まずに現金一括で購入してしまおう」と考える人の方が多いかもしれません。

車と現金と電卓

いずれにしても「どれだけ頭金を用意するのか」は懐次第です。無い袖は振れませんからね。貯金や毎月の収入及び支出などを考慮する必要が有ります。

ただ1つ言える事は、よっぽどのお金持ちでない限り「なるべく頭金は多く用意しておいた方が良い」という事です。なぜなら、多ければ多いほど「頭金のメリット」がより発揮されるからです。

頭金のメリット

頭金を支払うメリットは以下の通りです。

  • 月々の返済額を少なく出来る
  • 支払利息・総支払額が少なくなる
  • 審査に通りやすくなる

頭金を用意すれば月々の返済額を少なく出来る

ビジネスマン風の女性のチェックポイント

頭金をある程度支払えば、当然ローンを組む金額は少なくなります。その結果、毎月返済する金額も少なくなります。

例えば、「頭金無し(フルローン)」「頭金50万円」「頭金100万円」の3パターンで自動車ローンを見積もってみましょう。その他の条件は以下の通りです。

見積条件:車両価格200万円、金利5%、返済期間3年、ボーナス払い無し

頭金毎月の返済金額
無し59,941円
50万円44,956円
100万円29,970円

「頭金無し」の場合と比較すると、「頭金50万円」の場合では約1万5千円少なくなり、「頭金100万円」の場合では約3万円も少なくなっています。

この事からも頭金を用意すれば、毎月の返済負担が軽減される事が分かりますね。また、頭金が多いほど、負担がより軽減されます。

頭金を支払えば支払利息・総支払額が少なくなる

車に乗ってOKサインを出す女性

自動車ローンの利息は、未返済部分の元金に金利を乗じる事で計算されます。つまり、支払利息を少なくするには、元金を少なくすれば良いんですね。

そこで役に立つのが「頭金」です。頭金を多めに支払えば利息計算の元となる元金が少なくなるからです。その結果、支払利息も総支払額も少なくする事が出来ます。これが頭金を用意するメリットです。

さきほどと同様に3つのパターン(頭金無し・頭金50万円・頭金100万円)で支払利息及び総支払額を比較してみましょう(その他の条件も同じ)。

頭金支払利息総支払額(頭金含む)
無し157,905円2,157,905円
50万円118,428円2,118,428円
100万円78,952円2,078,952円

「頭金無し」の支払利息と比較すると、「頭金50万円」の場合では約4万円、「頭金100万円」の場合では約8万円も少なくなっている事が分かります。また、支払利息が少なくなった分、総支払額も少なくなっています。

頭金を支払う事で支払利息が少なくなり、その分総支払額も少なくする事が出来ます。

頭金によって審査に通りやすくなる

車を手に乗せてOKサインを出す女性

自動車ローンを申し込むと「審査」が行われるのですが、頭金を用意すればこの審査に通りやすくなります。

というのも、審査では“ローンの申込金額を返済出来るかどうか”を判断する事になるからです。頭金を用意して、ローン金額を少なくすればするほど、申込者がローンを完済出来る可能性は高まりますので、審査上も有利になる、というわけですね。

ただし、自動車ローンの審査は様々な項目をチェックして申込者の信用力を判断します。そのため、頭金を用意すれば必ず審査に通るわけでは無いという事は理解しておいて下さい。

自動車ローンの審査基準まとめ

頭金を用意する際に注意したい事

月々の支払額

上記のように頭金にはメリットがいくつか有り、その金額が多いほどメリットをより享受する事が出来ます。そのため、貯金をギリギリまで切り崩して頭金を用意してしまう人もいます。

しかし、これは結構危険です。なぜなら、ローンの返済以外にも生活費や車の維持費など毎月恒常的に発生する支出があるからです。また、突発的な事象が発生して物入りになる可能性だって有ります。

なので、頭金を用意する際には車購入後の生活費や維持費なども考慮した上で、ある程度の現金は残しておいた方が賢明です。

こう考えると、頭金の目安は一般的に多いとされる「車両価格の10%~30%」に落ち着くのかもしれませんね。

【参考:例外】フルローンで車を購入した方が良い場合

本文中では「出来る限り頭金を多く支払って金利負担を軽くした方が良い!」と書きましたが、例外も有ります。むしろ、フルローンで車を購入した方が良い場合も有ります。

それは、車のローン金利以上の利率で投資活動を行える場合(資産を増やせる場合)です。考え方としては非常に単純です。

考え方は非常に単純

例えば、確実に年利5%貰える投資案件があったとしましょう。一方で車のローンの借入金利が2%だったとします。この時、手持ちの現金100万円をどう処理すれば、最もお得になるのか考えてみれば良いのです。

パターン①現金100万円を車の頭金として支払うと、借入元本が減少するので支払利息が2万円減ります(年間)。しかし、年利5%の案件に投資するための手持ちの現金がありませんので、投資から得られる収益はありません。従って、この場合の「経済的利益は2万円(余分に払う必要がなくなった支払利息分)」です。

パターン②一方で、現金100万円を年利5%の案件に投資して、車の資金は別途100万円分借入を行えばどうなるでしょうか?この時、確かに2万円(100万円×2%)の支払利息は生じますが、年利5%の投資案件から5万円の配当金を受け取る事が出来ます。従って、この場合の「経済的利益は3万円(5万円-2万円)」となります。

経済的メリットを比較する女性

如何でしょうか?経済的利益の額はパターン②(手持ち現金を投資に回して新たにお金を借りる方法)の方が多いですよね。

これだけの低金利となると、手元にあるまとまったお金をみすみす頭金として支払うよりは、投資に回した方が賢明なのかなと思います。

取引所モニター

以上より、手許現金を頭金として消化するよりも、株式や投資信託等の投資案件に回した方がお得になる場合がある!という事は理解頂けたかと思います。

しかし、この方法を使って良いのは以下のような条件に該当する人たちだけです。

  • ①投資のリスクをしっかりと理解している人
  • ②手許現金に余裕がある又は毎月の収入が多い人
  • ③借入を行ったとしても毎月の生活費やローン代を含む車の維持費を払える人
②、③は本文中でも指摘した事ですので、説明は割愛します。

ここで理解して欲しいのは「①投資のリスク」の部分です。先ほど、例として”確実に年利5%貰える投資案件があったとしたらどうでしょうか?”という問いかけをしましたが、実際にはそんな投資案件はありません。

株式や債券等への投資は定期預金への預入と違い、元本が毀損するリスク(損失が発生するリスク)が極めて高くなります。(もちろん、上手くいけばそれ以上のリターンを得られますが。)

従って、損が発生した場合でも自己責任だ!と理解できる方のみがこの方法を使っても良いことになります。投資初心者の方が実行するには少々難易度が高いかもしれませんね。

資産運用に失敗した人

借入をすることで手元資金のキャッシュアウトを防ぎ、残った資金を借入金利よりも高い利率で運用することで手元資金を増やしていく手法は、富裕層の人たちにとっては当たり前の事です。

しかし、一般的な感覚からすると、わざわざ借金をするなんて有り得ない!と思う人の方が多いでしょう。必ず、自分の現在の“資産状況・収入状況・家庭環境・取れるリスク”などを総合的に勘案した上で実際に行うかどうか決定して下さい。

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