自動車保険見直しガイド
安全性能

2014年10月23日に国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が事故を未然に防ぐ技術である「予防安全技術」(衝突被害軽減制動制御装置と車線逸脱警報装置)についての試験結果を初めて公表しました。試験の対象となったのは国内8メーカーが申請した26車種で、試験結果で満点を取ったのは3車種でした。

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■満点を取った3車種
  • レクサスLS
  • 日産スカイライン
  • スバルレヴォーグ/WRX

衝突被害軽減制動制御装置と試験内容

衝突被害軽減制動制御装置とは、前方車両をカメラ・レーザーレーダー・ミリ波レーダーで察知し、衝突の危険がある場合には音・警告灯で危険を運転車に知らせ事故を未然に防ぎ、それでもなお前方車両と衝突しそうな場合には自動でブレーキ装置が作動する性能があります。

■衝突被害軽減制動制御装置の安全性を評価する試験内容

  • 前方の車両を停止させた状態での作動性能評価
  • 前方車両を時速20㎞で走行させた状態での作動性能評価

■安全性評価方法
警報や自動でブレーキが作動して衝突を回避できたかという点と衝突をした場合であっても自動ブレーキの作動によりどれだけ減速していたのかという点で評価しています。

■衝突被害軽減制動制御装置の注意点

この装置は完璧なシステムではなく天候や路面の状況また遮蔽物よって機能しない場合がありますので、装置に頼った運転をするのではなく運転手自身がしっかりと前方の安全を確認しながら走行するようにしてください。

車線逸脱警報装置と試験内容

車線逸脱警報装置とは、自動車に設置されたカメラが車線を捉えドライバーが意図せずに自動車が車線をはみ出した場合に音・警告灯で車線を逸脱した事をドライバーに知らせる装置です。

テレビCMでは上記の衝突被害軽減制動制御装置が予防安全装置として前面に押し出されている感じがしますが、事故を起こした場合の被害を考えるとセンターラインオーバーなどの事故の方が被害が甚大になると考えられるので車線逸脱警報装置の方が重要だと思います。

■車線逸脱警報装置の安全性を評価する試験内容
自動車を時速60~70㎞で走行させて車線を逸脱した時に音・警報が発動したかどうかの試験を行っています。

■安全性評価方法
車線を逸脱した時に音・警報が発動したかどうか、また遅い速度で発動した方がいい評価が与えられています。

■車線逸脱警報装置の注意点

車線逸脱警報装置は自動車に設置されたカメラが車線を認識する事が大前提ですので、雪や汚れで車線が見えない又は見えにくい路面状況下では機能しない恐れがあり、また低速走行中は装置が機能しませんので注意が必要です。

予防安全技術試験結果

上記の2つの試験結果を踏まえて総合点数が2点以上の場合にASV(先進安全車)、12点以上の場合にASV+(先進安全車プラス)として認定しています。今回試験した全ての車種が先進安全車として認定されていますので衝突被害軽減制動制御装置と車線逸脱警報装置の両装置は自動車の安全に資するシステムとして評価された事になります。

得点の内訳は衝突被害軽減制動制御装置が32点満点、車線逸脱警報装置が8点満点で計40点で評価しており、今回の試験を受けた車種に関して言えば衝突被害軽減制動制御装置は全車種搭載していますが、車種によっては車線逸脱警報装置を搭載していない場合もあるので以下の表の総合点数のみで判断しないようにしてください。また標準装備の場合とオプションの場合がありますので購入の際は注意が必要です。

■予防安全性能試験結果一覧

試験点数
(衝突被害軽減制動制御装置
/車線逸脱警報装置)
車種評価
40(32/8)レクサスLSASV+
40(32/8)日産スカイラインASV+
40(32/8)スバルレヴォーグ/WRXASV+
39.9(31.9/8)スバルフォレスターASV+
39.3(31.3/8)スバルインプレッサASV+
32.5(24.5/8)日産エクステレイルASV+
28.7(20.7/8)日産ノートASV+
27.6(19.6/8)マツダアテンザASV+
26.9(18.9/8)レクサスNXASV+
26.2(18.2/8)トヨタカムリASV+
25.8(17.8/8)マツダアクセラASV+
25.5(17.5/8)レクサスISASV+
25.3(17.3/8)ホンダオデッセイASV+
22.9(14.9/8)三菱アウトランダーPHEVASV+
22.8(14.8/8)トヨタハリアーASV+
10.7(10.7/0)スズキソリオバンディットASV
8.9(8.9/0)スズキハスラーASV
8.9(8.9/0)スズキワゴンRASV
8.8(8.8/0)スズキスペーシアASV
8(8/0)ダイハツタントカスタムASV
8(8/0)ホンダフィットASV
8(8/0)ホンダN-BOXCUSTOMASV
8(8/0)ホンダN-WGNASV
7.8(7,8/0)ダイハツミライースASV
7.4(7.4/0)スバルムーヴカスタムASV
6.7(6.7/0)ホンダヴェゼルASV

車線逸脱警報装置が搭載されていない車種

出展「平成26年前期予防安全性能アセスメントの評価結果-国土交通省

自動車事故対策機構は消費者が自動車を購入する際に安全性を1つの選択指針とできるように車両自体の安全性やシートベルト・チャイルドシート装置などの事故に対する性能を試験した結果を公表しています。

今回試験が行われた予防安全技術は近年市場に登場し広く普及し始めた事やTVCMなどでも多く広告されている事を考えると消費者にとって非常に参考になる情報です。

また安全性の高い自動車はそれだけで価値が高いのですが、自動車保険料に関しても優遇される事も併せて自動車選びの参考にして欲しいところです。

参考「【料率クラスとは?】自家用普通乗用車等は車種によって保険料が違います

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