自動車保険見直しガイド
自転車事故

自転車事故

最近、自転車事故が非常に注目を浴びています。高額な賠償命令も出ており、兵庫県や大阪府などでは自転車保険への加入義務化の措置も取られましたよね。

自転車保険の加入が義務化されている地域の人はもちろんの事、義務化されていない地域の人も「自転車保険に加入しないとなぁ」と思っている人は大勢いるかもしれません。

しかし、「自転車保険」には1つ難点が有ります。それは家族のケガに対する補償金額が少し物足りない点です。相手方への補償金額は十分なんですけどね。

そこで検討して欲しいのが、自動車保険の「自転車特約」です。自転車特約は、主として自分や家族のケガを補償する特約です。

なお、保険会社によって、特約の名称が「自転車事故補償特約」や「交通事故特約」などのように異なります。

1つの保険で自動車事故も自転車事故も補償できるなら、それに越した事は有りませんよね。更新手続きも1回で済みますし。

では、現在「自転車特約」を扱っている任意保険会社の各特約の内容を詳しく見ていきましょう。

:自転車保険の加入が義務化されている地域では、”相手への賠償”を担保する必要が有ります(家族のケガの補償を担保する必要は有りません)。

そのため、自転車保険の義務化に対応しようとしている人は、「個人賠償責任補償特約」も併せて検討するようにして下さい。

保険会社毎の自転車特約の内容

各保険会社の自転車特約で「自分や家族のケガ」及び「相手のケガ」を補償できるかどうかについてまとめたので、まずはこちらをご覧ください。

最終更新日:2017年5月11日
自転車特約などの一覧

*1 チューリッヒ、三井ダイレクト及びAIU保険では、自転車事故だけでなく、日常生活における様々なケガを補償する「傷害特約」が販売されています。この特約については別途記事にしていますので、そちらをご覧ください。

自動車保険の傷害特約で日常生活のケガの補償もバッチリ

SBI損保以外の保険会社では、家族のケガのみを補償する内容となっていますね。ただ補償額については、各社様々です。

以下で、各保険会社の自転車特約等の補償額について詳しくみていきましょう。

*2 セゾン自動車の自転車傷害特約

セゾン自動車火災保険の自転車傷害特約の補償金額は以下の通りです。

自転車事故ーセゾン自動車(出典:セゾン自動車火災保険

人身傷害保険と同額の補償金額を提示してくれる保険会社と比べると、やや物足りない面が有るでしょうか。また、通院程度のケガを補償対象外としている点には、注意が必要です。

*3 東京海上日動の自転車傷害補償特約

東京海上日動の自転車傷害補償特約の補償金額は以下の通りです。

補償内容補償金額
死亡300万円
後遺障害障害の等級に応じて
300万円×4%~100%
入院入院日数5日未満:1万円
入院日数5日以上:ケガの程度に応じて10万円~100万円

東京海上日動の特約もあまり充実した内容とは言えませんね。こちらも通院に対しては保険金がおりません。

*4 朝日火災のファミリー自転車傷害特約

朝日火災のファミリー自転車傷害特約の補償金額は以下の通りです。

補償内容補償金額
死亡300万円
後遺障害12万円~300万円
入院一時金10万円(10日以上の場合)
入院保険金1日につき3,000円

朝日火災でも通院程度のケガは補償対象外となっています。

*5 SBI損保の自転車事故補償特約

SBI損保の自転車事故補償特約の補償金額は以下の通りです。

sbiの自転車事故補償特約(出典:SBI損保

現時点で、自転車事故における「相手方への賠償」と「自分のケガの補償」の両方を補償してくれるのは、SBI損保だけです。

しかも、通院に対する治療費も補償されます(通院日数が5日以上の場合)。

*6 共栄火災の自転車傷害補償特約

共栄火災の自転車傷害補償特約の補償金額は以下の通りです。

補償内容補償金額
死亡300万円
後遺障害障害の等級に応じて
12万円~300万円
医療保険金ケガの部位・症状に応じて
3万円~72万円

共栄火災も通院に対する保険金が支払われます(通院日数5日以上の場合)。ただし、個人賠償責任保険とセットで付帯させる必要が有ります。自転車事故のケガだけを補償したい人は注意してくださいね。

*7 日新火災の交通乗用具事故特約

日新火災では、人身傷害保険の補償範囲を拡張する形で自転車事故を補償する形をとっています。そのため、補償金額は人身傷害保険の内容に準じます。

なお、”交通乗用具”とあるように、自転車だけでなく、電車やバス、エレベーターなどに乗車中の事故も補償されます。

*8 あいおいニッセイ同和損保の交通事故特約

あいおいニッセイ同和損保の交通事故特約は、日新火災と同様に、人身傷害保険の補償範囲を拡張するタイプの特約です。

補償金額は人身傷害保険の補償金額に準じます。ただし、自動車事故以外の交通事故に関しては、「休業損害・精神的損害(慰謝料)」は支払われず、治療費などの積極損害のみが支払われます。

*9 マイカー共済の交通事故危険補償特約

マイカー共済の交通事故危険補償特約も人身傷害保険の拡張オプションです。補償金額は人身傷害保険の内容に準じます。

自転車特約の保険料はいくら?

自転車特約の保険料は、約2,000円です。代表例として、3社の年間保険料を以下に示しておきますね。

  • セゾン自動車火災保険・・・2,100円
  • 東京海上日動・・・2,160円
  • SBI損保・・・3,650円

SBI損保の保険料がやや高くなっている理由は、相手のケガの賠償も補償範囲に含まれているからです。個人賠償責任補償特約の保険料がおおよそ1,000円~2,000円なので、妥当な保険料と言えるのではないでしょうか。

なお、自転車特約の保険料は、等級や免許の色などの影響を受けません。そのため、どのような条件で契約しても上記の保険料となります。

自転車とお金

一方、保険会社によって、自転車事故を補償する為に、人身傷害保険の補償範囲を拡張する場合も有りましたよね。この場合だと、等級や免許の色などの影響を受けて、保険料は上下します。

自転車特約ではなく、人身傷害保険の拡張版で対応しようと考えている人は注意して下さいね。

ちなみに、自転車特約及び人身傷害保険ともに保険を使用しても、等級が下がる事は有りません。

まとめ

以上が、現在「自転車特約」を付帯できる、国内の任意保険会社の一覧及び補償内容でした。

個人賠償責任保険とセットで加入した場合には、保険料がおよそ3,000円~4,000円となります。補償内容が同等の自転車保険を契約する場合では、保険料が4,000円を超える事も多いです。

そう考えると、自動車保険で自転車事故もまとめて補償してしまった方がお得だと思いますよ。

自動車保険でカバーできる自転車事故の範囲・補償を類型別に紹介

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