自動車保険見直しガイド
無過失事故特約

車両保険を使うと基本的に等級はダウンします。1等級ダウンになるのか3等級ダウンになるのかは、事故の内容に依存しますけどね。(1等級ダウン事故の内容3等級ダウン事故の内容)

しかし、車両保険の無過失事故特約を使える事故に該当すれば、車両保険を利用しても、翌年度の等級はダウンせず、事故有係数適用期間も増えません。つまり、無過失事故特約を使えば、車両保険を使っても「ノーカウント事故」として処理されるのです。

では、どんな場合にこの特約を利用することが出来るのでしょうか?

車両保険の無過失事故特約を使える事故の範囲

無過失事故特約が使える事故とは、「車対車の事故(*1)」で、契約者に過失が無い事故の事を指します。具体的には、以下の様な事故の場合ですね。

  • ①走行中に追突された
  • ②相手車両がセンターラインをオーバーして衝突した
  • ③相手車両が赤信号を無視して突っ込んできた
  • ③駐停車中に衝突・接触事故が起こった

*1 相手の車が原付きであっても補償されます。また、車対車の事故に限定されているので、自損事故の場合は適用不可です。

「え?こっちに過失が無いなら、加害者の任意保険から全額車両の修理代も出るんじゃないの!?」と、思った人もいるかもしれませんね。

確かに、加害者が任意保険に入っていれば、相手の損保から賠償金が支払われるので、こちらの車両保険を使う必要は有りません。こちらは無過失ですから「相手方の対物賠償保険で算定された時価額(*2)」で保険金を払ってくれるでしょう。

*2 相手方損保が算定した時価があまりにも低いと、自分の車両保険を使う必要が出てくることも有りますが、ここでは割愛します。

しかし、任意保険の対物賠償保険への加入率は「約87%(損保・共済合算)」しか有りません(任意保険の加入率データ)。つまり、公道を走っている車のうち「約13%」は任意保険未加入のまま、走行しているのです。

無過失事故特約

では、仮に任意保険未加入車と事故を起こしたらどうなるか?

相手方は任意保険に入っていないのですから、こちらが無過失であったとしても、当然、保険会社から車両の修理費用は出ません。裁判をするにしても時間と労力がかかりますし、非常に面倒です。

自分の車両保険を使えば、車の修理代金は出ますが、このせいで翌年度の等級が下がり、保険料も高くなってしまいます。(自分に全く過失は無いのに!)。このような場面で登場するのが「車両保険の無過失事故特約」です。

無過失事故特約を使えば、車両保険を使ってもノーカウント事故として処理されるので、理不尽な理由で「翌年度の保険料が上がる」という事態を避ける事が出来るのです。

その他の注意点~当て逃げは対象外

無過失事故特約を使う上での、その他の注意点をまとめておきます。

  • ①相手方の氏名・住所及び車の情報が分かっていないと使えない⇒従って、当て逃げされて犯人が見つかってない場合は、利用できません。
  • ②「車両新価特約」など別の車両保険に関するオプションから保険金を受け取る場合には使えない⇒等級ダウンします。
また、「次年度の契約締結」を利用条件に掲げている保険会社も有りますので、契約する前にしっかり確認しておきましょう。

無過失事故特約を取り扱っている保険会社一覧

最終更新日:2015年8月13日

当サイトが調べた範囲で、現時点で「無過失事故特約」を扱っている保険会社を紹介します。

保険会社付帯内容
あいおいニッセイ同和損保オプション
東京海上オプション
イーデザイン損保自動付帯
セゾン自動車自動付帯
共栄火災オプション
三井住友海上自動付帯
損保ジャパン日本興亜自動付帯
朝日火災オプション
セコム損保自動付帯

表中「自動付帯」と書いてありますが、車両保険を契約しているなら自動付帯、という意味です。車両保険を契約していないのに、この特約は付けられません。

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