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電気自動車

2014年にトヨタが水素を燃料とする、いわゆる燃料電池車(FCV)として「MIRAI」を発売し、2016年にはホンダが「CLARITY FUEL CELL」をリース販売することが決まっています。

環境保護を重視しつつパワートレインの効率性も損なわない新型燃料として、水素が注目され始めて数年が経ちますが、電気自動車やガソリン車との燃料価格にはどれくらい差があるのでしょう。また、燃料電池車は今後どのような方向へ進んで行こうとしているかなど、について見ていきましょう。

燃料価格の違いは?

燃料電池車の登場により、自動車でメインで使う燃料は「水素・電気・ガソリン」となります。これらの燃料価格差はどれくらいあるのでしょう。

なお、ここでの計算結果は、前提条件として採用する車種や原料価格の変動等により結果が変わる可能性が有ることをご承知下さい。

水素自動車の場合

水素自動車に使う水素の販売価格については、JX日鉱日石エネルギーが1,000円/kg、岩谷産業が1,100円/kgに設定(何れも税抜価格)しています。

JXを前提にトヨタのMIRAIを考えてみましょう。まず、MIRAIの水素タンクは容積が122.4Lあり、満タンの状態で650km走行可能とされています(JC08モードによるカタログ燃費)。そして、満タンにするのに4,300円かかります。

すると、1km当たりの水素価格は4,300円÷650kmで求めることが出来、約6.6円となります。

注:水素については、税金が含まれていないので今後税制による影響を受けることが考えられます。そうすると、実際の販売価格が変更される可能性があるあくまでも目安と考えて下さい。

電気自動車の場合

ここでは、電気自動車として人気のある日産のリーフを例として見てみます。リーフは、フル充電の状態で280km(30kWh駆動用バッテリーの場合)の走行が可能とされています。

充電料金は、ガソリンスタンドや、ディーラーなどに設置されている急速充電器を利用する場合、金額はマチマチです。会員であれば無料であったり、1回150円であったりと各社が各々の展開をしています。

それでは比較が難しいので、ここでは自宅で充電する場合にかかる電気代から計算することとしてみます。12.16円/kWh(2014年6月時点の東京電力の夜間料金)を前提にすると、30kWh×12.16円=364.8円となります。

すると、1km当たりの電気代は364.8円÷280km=約1.3円となります。

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ガソリンエンジン車の場合

標準的な2Lエンジン車の場合として、ここではトヨタのアリオン(A20)(カタログ燃費15.6km/L)を例にとります。資源エネルギー庁が発表しているガソリンの平均価格は2015年11月30日時点で129.1円なので、これを基準に考えてみます。

すると、1km走るのに必要なガソリンの金額は、129.1円÷15.6km/L=約8.2円となります。(参考:燃費の計算方法色々

1km走るのに必要な燃料価格(まとめ)

  • 水素自動車・・・1kmあたり約6.6円
  • 電気自動車・・・1kmあたり約1.3円
  • ガソリン車・・・1kmあたり約8.2円

この様にしてみて見ると、1km走るのに必要な燃料代としては電気自動車が圧倒的に安いことになります。新しく登場した燃料自動車に勝機があるのか気になるところですね。

燃料電池車は日本でしか流行らない?

2014年に日本で発売されたトヨタのMIRAIは、2015年10月にアメリカで発売されました。日本では注文殺到により納車の目処が2019年以降という事態になったり、アメリカの先行発売でも多くの予約が入ったりと、先行きが明るい!?と思いきや、実はそういう訳でもなさそうなのです。

トヨタ・mirai
(出典:favcar.com)

現在のアメリカのオバマ政権では、燃料電池車よりも電気自動車の方が環境的にも経済的にも好ましいと言う事で、電気自動車の方に力を注いでいるのです。

現に、電気自動車の先駆けともなっているアメリカのTesra Motors(テスラモーターズ)は、2017年の稼働を目標として、ネバダ州に巨大なリチウムイオンバッテリー工場「GigaFactory(ギガファクトリー)」の建設をしています。アメリカとしては、電気自動車を主軸に展開していくという事ですね。

燃料電池車に反対する方には、「水素燃料を作るには電気が必要となる。それなら最初から電気を燃料とすればいいのでは?」という考えが根強くあります。

単純に考えれば、水(H2O)から酸素(O)を電解により取り除けば水素(H)が出来上がります。しかし、現在の技術では直接水から水素を作り出すのはコストがかかるので、化石燃料(石油やLPガスなど)を分解して水素を作り出しています。

電気を使わないと水素を作れないことや、化石燃料に頼らないと燃料が作り出せない、という点が批判の的となる訳ですね。

水素ステーション

一方の日本は、これらの批判にも負けず、2014年に経済産業省が「水素・燃料電池戦略ロードマップ」をとりまとめるなど、日本ではこれから水素に関する市場は勢い良く加速し、水素社会が到来すると考えています。

日本が燃料電池車で世界を牽引出来るか、それとも電気自動車に圧倒されてしまうのか、注目しておきたいですね。

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