【専門家監修】子供が結婚して別居した時が自動車保険を見直す絶好のタイミング

(この記事は約 4 分で読めます。)

手塩にかけて育ててきた子供が遂に結婚!

これほど嬉しい事は有りませんね。(娘の結婚の場合には悲しむお父さんも沢山いらっしゃいますが・・・。)

実は、子供が結婚して別居した時は「自動車保険を見直す絶好のタイミング」なんですよ!考え方によっては実家の保険料が大幅に減りますし(増える事も有る)、結婚した子供に感謝される事も♪

なお、便宜的に、ここでは娘が結婚して別居する事になったケースを想定して話を進めていきます。言葉尻だけの問題ですので、息子の場合でも考え方は同じです。

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なぜ保険内容を見なおした方が良いのか?

なぜ、子供が結婚して家を出て行った時に自動車保険を見なおしたほうが良いのか?それは、多くの家庭で自動車保険の契約に「運転者家族限定特約」を付けている事が多いからです。

別に別居しても娘は家族だし、限定特約を付けていた方が保険料も安くなるし良いんじゃないの?と思ったかもしれませんが、自動車保険における「家族」と世間一般に言われている「家族」は定義が違うのです。

自動車保険上、「家族」として認められる為には、以下の定義のいずれかに当てはまっておく必要が有ります。

①記名被保険者(主にその車を運転する人)
②記名被保険者の配偶者
③記名被保険者または配偶者の同居の親族
④記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子

娘が結婚して別居する事になった場合、娘は「別居の既婚の子」となるため、自動車保険上の「家族」には当たらない事になります。

血の繋がりだけでは判断しないという事ですね。

つまり、娘が結婚したのに「運転者家族限定特約」を付けたままだと、娘が実家に帰ってきて車を運転して万が一事故を起こした場合には、自動車保険の補償対象にならない事になります。

仮に、被害者に重度の後遺障害が残ると賠償金額が億を超える可能性も有ります。

そんな大金を保険無しで支払えますか?普通なら無理ですよね。

ですから、娘が結婚したら必ず自動車保険の見直しを行いましょう。

子供が結婚して別居した場合の自動車保険の考え方は、下記記事で詳しく書いていますので、そちらを参考にしながら臨機応変に対応するようにして下さい。

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検討の結果、娘が実家の車に乗る時はその他の方法で補償を受けられるようにするなら、実家の保険契約の運転者限定特約を「配偶者限定」もしくは「本人限定」に変更する事が出来るので、保険料の節約に繋がりますね。(他にも子供がいるならこの変更は出来ません)

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年齢条件の見直しで保険料節約

仮に「父・母・娘(20歳」という家族構成だった家庭で、娘が結婚して実家を出て行った場合には、年齢条件を見直すことで保険料の大幅な節約が出来ます。

実際に、イーデザイン損保で年齢条件を見なおした場合の保険料をそれぞれ見積もってみましたので参考にして下さい。

見積もり条件は以下の通り。

車種:トヨタプリウス / 型式:NHW10 / 等級:13等級(事故なし) / 初度登録年月:平成20年5月 / 走行距離:5,000km~10,000km以下 / 車両保険:無し / 主に運転する人の生年月日:昭和48年3月15日 /免許の色:ゴールド / 使用目的:日常レジャー / 住所地:東京 / 運転車限定特約:限定無し

以上のような前提条件のもとで、年齢別に見積もってみたらこのようになりました。

  • 設定しない・・・62,380円
  • 21歳以上補償・・・37,410円
  • 26歳以上補償・・・31,870円
  • 30歳以上補償・・・29,730円

今回の家族構成だと娘は20歳ですから、元々「62,380円」払っていたことになりますが、年齢条件の30歳以上に変更にすれば、保険料は半額以下の29,730円になります。

家族全員が補償を受けられるようにするという意味でも、保険料を節約するという意味でも「自動車保険の見直し」が大事なことが分かりますね。

なお、家族間の等級引継ぎを行えば、別居する娘の保険料を安くすることが出来ますよ。

合わせて読みたい

「家族間」での自動車保険の等級の引継ぎ

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FP・専門家からのコメント

菊地 季美子(Kimiko Kikuchi)

菊池 季美子 (Kimiko Kikuchi)  「 MoneQ 」

生命保険会社2社に合計8年の在籍後、損害保険へ転向。3年の営業店事務経験ののち損害保険代理店に転職、自動車保険・火災保険の設計を担当し、相談件数は在籍3年で800件を超える。現在はフリーランスでFP資格試験の講師、セミナー、執筆活動を行っている。

<保有資格> FP技能士3級・2級日本FP協会認定AFPトータルライフコンサルタント損害保険プランナー

監修者一覧・詳細はこちらから

「コメント」

子供が結婚すると、世帯が別々になり扶養関係もなくなります。自動車保険契約上の家族に該当しなくなるので、契約内容を変更することで保険料を安くできるのです。

運転者の範囲と運転者の年齢条件をはじめ、他に見直しできる可能性があるのは下記の項目です。

  • レンタカー費用特約:子供のために付けていたなら、外しても差し支えないでしょう。
  • 使用目的:親が既に定年退職している世代なら、日常・レジャー使用に変更しましょう。
  • 年間走行距離:リスク細分型の保険のみ。子供が運転しなくなって走行距離が減る場合もあります。

心配なのは、子供が帰省してきた時だけ運転するケースです。この場合、子供が加入している自動車保険に他車運転特約を付けてもらうか、一日型自動車保険に入ってもらうことで、万一の事故にも備えられます。

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