車両保険の協定保険価額と時価の違い・関係性

(この記事は約 3 分で読めます。)

車両保険の保険金額は、車の時価だと思われているかもしれませんが、厳密に言うと違います。

車両保険の保険金額は「協定保険価額」と呼ばれる金額です。

ここをしっかりと理解しておかないと、いざ保険金を請求した時に「あれ!?思っていた金額と違う!」なんて事になりかねませんので、しっかりと把握しておきましょう。

Advertisement(広告)
車査定

協定保険価額と時価の定義と違い

少しとっつきにくい言葉ですが、「協定保険価額」の定義を見ておきましょう。

協定保険価額とは、保険契約者または被保険者と当会社が被保険自動車の価額として契約締結時に協定した価額をいい、契約締結時における被保険自動車と同一の用途車種・車名・型式・仕様・初度登録年月等(注)で同じ損耗度の自動車の市場販売価格相当額により定めます。

(注)初度検査年月を含みます。

(引用:日本損害保険協会HP-損害保険Q&Aより

ちなみに、「自動車の市場販売価格相当額」は、基本的にオートガイド社が毎月発行している「オートガイド自動車価格月報(通称:レッドブック)」を参考に決定している事が多いです。

(保険会社によって多少のアレンジは有ると思いますが。)

協定保険価額も「自動車の市場販売価格相当額」を基準に定められますので、いわば時価です。

しかし、世間一般にいう「時価」と「協定保険価額」は違います。

なぜなら、車の時価は時が経てば経つほど下がっていきますが、協定保険価額は保険契約期間中は下がらないからです。

言い換えると、協定保険価額とは「保険を契約した時点における契約車両の時価」と言う事が出来ます(厳密に言うと若干ズレる可能性も有りますが割愛)。

協定保険価額と時価の違いをイメージ図&事例で解説

ここまで述べてきた両者の関係性をまとめたのがこちらのイメージ図です。

協定保険価額と車両時価の推移

保険始期日時点での契約車両の時価は300万円です。

従って、協定保険価額も300万円となります。

車両の時価は刻々と下がっていきますので、保険満期日時点での時価は200万円。(仮定です。)

しかし、協定保険価額は300万円のままです。

なぜなら、「契約締結時点で決定された協定保険価額はその保険の契約期間中は変わらない」からです。

満期日はまだ保険契約期間中ですよね。

なお、保険契約期間は一般的には1年である事が多いですね。

なので、この事例の場合で、仮に満期日に修理費250万円の事故が起きたと仮定すると、250万円は時価以上の金額では有りますが、車両保険の保険金額は協定保険価額である300万円に設定されているので、250万円全額が問題なく保険会社から車両保険金として支払われます。

実は協定保険価額って、私達ドライバーにとっては有利な価額なんですよね。

もちろん、協定保険価額が下がらないのは、その協定保険価額で契約した保険の契約期間中だけなので、翌年度の更新の時には時価に合わせて協定保険価額も下がりますけどね。

なお、車両保険の保険金額として設定出来る「協定保険価額」には、一定の幅が有ります。

例えば300万円の新車なら「250万円~350万円(数字はただの例)」の間で、協定保険価額を決定する事が出来ます。

詳細は下記記事参照。

 

合わせて読みたい

車両保険の保険金額の決め方・設定方法

 

なお、もっと協定保険価額を詳しく知りたい人はこちらの記事を参照下さい。この記事では書いていない「車両価額協定保険特約」の事についても、詳しく解説されています。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!