歩行者と車-信号機が有る横断歩道の過失割合

(この記事は約 3 分で読めます。)

交通事故と一言で言ってもそのパターンは多岐に渡ります。

対象となるものでも主に人対車、車対車、車対バイクなど様々あり、また事故現場もそれぞれ違います。

そのため千差万別の事故の過失割合を1つ1つ算定する事は困難かつ非効率となります。

そこで判事や弁護士を中心に過失割合表なるものが作成され、その表を基にして事故の過失割合を算定していく事になります。

 

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過失割合表の読み方や用語の説明

 

ここでは、過失割合表にある歩行者と車の信号機のある横断歩道での事故の歩行者の過失割合について説明します。

車の過失割合は100%から歩行者の過失割合を差し引く事によって求めて下さい。

参考「信号機及び横断歩道が無い場所を歩行者が横断していた場合の過失割合」

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車査定

歩行者の過失割合(基本要素では0%~70%)

信号有りの横断歩道での人と車の事故はお互いの信号の色や歩行者の到達状況によって過失割合は変化します。

自動車と歩行者の事故(信号あり)
■歩行者が信号:青で横断を始めた場合(歩行者信号変更なし)

車の状況歩行者の過失割合
1.信号が赤で直進走行し横断歩道で事故
0%
2.信号が青又は赤で右左折し横断歩道で事故
0%

■歩行者が信号:黄で横断を始めた場合(歩行者信号変更なし)

車の状況歩行者の過失割合
3.信号が赤で直進走行又は右左折し横断歩道で事故
10%
4.信号が青で交差点に入り、黄で右左折し事故
30%
5.信号が黄で交差点に入り、右左折し事故
20%

* 歩行者信号の青点滅も含みます。

■歩行者が信号:赤で横断を始めた場合(歩行者信号変更なし)

車の状況歩行者の過失割合
6.信号が青で直進走行し横断歩道で事故
70%
7.信号が黄で直進走行し横断歩道で事故
50%
8.信号が黄で右左折し事故
30%
9.信号が赤で直進走行又は右左折し事故
20%

車の信号が青で右左折した時の事故については、歩行者の過失割合は30%~50%となります。

■歩行者の信号が変更した場合

①安全地帯がある横断歩道

歩行者の信号状況歩行者の過失割合
10.歩行者信号が青⇒黄⇒赤
30%
11.歩行者信号が黄⇒赤
40%

* 安全地帯を越えた先で青信号の直進車と事故をした場合です。

* 安全地帯とは横断距離が長い横断歩道の真ん中に設置された歩行者の安全を確保する為の区域その他標識などによって指定された区域

②安全地帯が無い横断歩道

歩行者の信号状況歩行者の過失割合
12.歩行者信号が青⇒黄⇒赤
0% *1
13.歩行者信号が赤⇒青
10% *1
14.歩行者信号が青⇒黄⇒赤
10% *2
15.歩行者信号が黄⇒赤
20% *2

*1 車の信号が赤の場合
*2 車の信号が青で場合

以上が歩行者と車の状況毎の基本要素での過失割合となります。

これに修正要素を加味する事によって最終的な過失割合を算定する事になります。

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修正要素による過失割合の加算・減算

修正要素は基本要素で表現されていない事故現場・当事者の状況や運転者・歩行者の道路交通法違反などを過失割合に加減算するものです。

具体例①

例えば、上記の4の基本要素の場合に歩行者が児童であり集団登校をしていた場合には、基本要素での歩行者の過失割合に2つの修正要素を減算する事によって過失割合を求めることになります。

30%-5%(児童である事)-5%(集団で横断していた事)=20%

20%が歩行者の過失割合となります。

具体例②

もう一つ具体例を挙げると、上記の6の基本要素の場合に深夜の事故で歩行者が老人で横断途中に佇立(立ち止まる)した場合では修正要素を減算する事になります。

70%-10%(老人)=60%

60%が歩行者の過失割合となります。

修正要素である「夜間」と「佇立」は、損害賠償額算定基準によると歩行者赤信号・車青信号のケースでは考慮しない事になっています。

修正要素として基本的過失割合に加減算される過失割合の範囲は5%~20%です。

上記の具体的計算で用いた数字は例示する為に用いた数字ですので必ずしも同じ結果になるとは限りませんのでご了承ください。

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人対車の横断歩道での事故の過失割合のまとめ

歩行者は基本要素では過失割合は0~70%ですが、車は30%~100%となり歩行者が弱者である事が過失割合に考慮されている事がわかりますね。

しかし、修正要素の加減算によっては基本要素での数字も大きく変わってきます。

街中を歩いていると歩行者の人が信号無視をする所をよく見かけます。

信号無視をした場合には過失割合はかなり大きくなりますのでどれだけ急いでいても安全の為一歩踏みとどまるようにしましょう。

「急がば回れ」です。

 

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