山奥で車のトラブル発生!レッカー車に一緒に乗って帰れますか?【FP監修】

(この記事は約 4 分で読めます。)

故障者をレッカー移動する

任意保険に付帯しているロードサービスや、JAFのサービスを利用すると、自動車が故障した時にすぐに駆けつけてくれます。

車が動かなくなってしまったときは、レッカー車で移動してもらう事になりますが、このレッカー車に一緒に乗って帰ることは出来るのでしょうか?

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任意保険の場合は基本的に×

車の故障時に任意保険のロードサービスを利用すると、通常は一定の範囲内の整備工場などであれば無料でレッカー移動してもらう事が出来ます。

しかし、レッカー移動はあくまでも車を移動するためのサービスです。

従って、基本的にレッカー車に一緒に乗って整備工場や自宅まで連れて行ってもらうといった事は出来ません!(例外的に、故障や事故が発生した場所が高速道路上等の危険な場所の場合は、安全と考えられる場所までは同乗させてくれます。)

高速道路

人を運ぶサービスというのは「旅客自動車運送事業」に該当するので、道路運送法により運輸局の許可が必要となります。

そして、許可をとっていないのにレッカー移動中に人を乗せていると、法令違反となってしまう可能性があるのです。

また、レッカー移動をしている車というのは通常の車を運転している時よりも危険度が高いです。

危険度が高い車にわざわざ人を乗せて交通事故に遭ってしまうと、今度は保険会社に損害賠償問題が発生してしまいます。

そんな訳で、保険会社も無用なリスクは負いたくないので、レッカー車に同乗させるということは基本的にしません。

タクシーやバス等を使い、頑張って車を追いかけましょう!

ちなみに、自己負担で自宅に帰ったり整備工場まで行ったとしても、任意保険には「事故付随費用補償特約」の様な名称の特約が付帯されている事が多く、交通費などは上限があるものの支給してもらうことが出来るので心配ありません。

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JAFは○だが・・・。

一方で、JAFのロードサービスを依頼した場合は任意保険のときと異なり、レッカー移動する際は同乗する様に言われます。

レッカー車
(参照元;Wikipedia)

もちろん、同乗するといってもレッカー車は運転者を含めて2〜3名しか乗車する事が出来ないので、複数でドライブをしていたときなどは全員が乗車出来るとは限りません。

そして、自宅まで送ってくれるサービスという訳ではなく、あくまでも「車を搬送する先である整備工場などまでの同乗」という意味です。

JAFはいいのに、保険会社は駄目?

JAFは保険会社同様、旅客自動車運送事業について許可を取っているという訳ではないです。

では、「保険会社は基本的に同乗させてくれないのに、JAFはなぜよいのか?」と思いますよね。

JAFも保険会社も、人を乗せると言ってもそれは「故障車をレッカー移動をするサービスを提供する為に、付随的に人を載せることがある」レベルであって、人を乗せる事自体をサービスとしている訳ではないですし、料金も取りませんよね。

ですので、法律上は、同乗させる事自体は問題はないのです。

これを駄目だとしてしまうと、飲食店等の送迎なども法律違反となってしまいますからね。

保険会社が同乗を基本的に認めないのは、法律違反というよりは危険回避という意味合いが大きいのかもしれないですね。

高速道路

最近はJAFと提携している保険会社もあり、ロードサービスの依頼時にJAFを呼んでもらう事も出来ます。

少人数かつJAF会員の場合は、JAFを呼んでもらい同乗していくというのも一つの手ですね。

(JAFの会員でない場合は、利用料金がかかるので注意が必要です)

また、JAFと任意保険両方に加入している場合は、「レッカーの無料距離延長」や「バッテリー上がりの対応回数無制限」など、任意保険のロードサービスにプラスαの特典が用意されていることが多いです。

各社の特典については、こちらの記事で紹介しています。

合わせて読みたい

レッカー車の料金相場と細かな疑問

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ファイナンシャル・プランナー(FP)からのコメント

中村 傑 (Suguru Nakamura)

大垣共立銀行を退職後、東京海上日動火災保険に代理店研修生として入社。研修期間を経て、2015年に独立開業。2020年に株式会社として法人成り、現在に至る。家業が自動車販売業であり事業承継者でもある。車と保険の両方の業務を兼務しており、専門領域が広い事が強み。

中村 傑(Suguru Nakamura) ブログ

保有資格:AFPMBA中古自動車販売士、等

コメント

記事の内容の通り、基本的にはレッカー車は故障車を搬送する事を前提としている為、同乗する事は出来ません。

事故や故障の際には、車の搬送だけでなく、自分自身の移動手段を確保する必要があります。その解決手段としては、「レンタカー特約」があります。保険会社にもよりますが、レンタカー特約には、レンタカー費用だけでなく、故障や事故で代替の移動手段を確保する必要がある際の移動費用が補償されます。

実際にあったケースですが、旅行中に山中で後輪タイヤが一本パンクにより自走不可となったお客様がいました。時間は夕方で宿泊先のホテルに向かう最中でしたが、その際に、以下の対応をしました。

  1. パンクした車をレッカー搬送により地元の修理工場へ搬送、
  2. 保険会社経由でレンタカーを宿泊先へ手配、
  3. 立ち往生している現場にお客様にタクシーを手配(費用は後日保険会社から支払。領収書は必須)

お客様には大変に喜んで頂けました。移動範囲が多い方はレンタカー特約の補償範囲を確認してみる事をオススメします。

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