【専門家監修】雪道でのスタックにも自動車保険のロードサービスは利用できるか?

(この記事は約 3 分で読めます。)

雪道

雪道を走っていて、スタック(タイヤが新雪にはまったり、スリップして身動きが取れなくなること)した場合、自動車保険に付帯しているロードサービスを利用する事は出来るでしょうか?

この点、スタックの取扱については少しややこしいです。

保険会社によって結構違います。

以下で詳細を見てみましょう。

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スタックは対象外!?

ロードサービスというと、運転時に困った事があるとすぐに駆けつけて問題を解決してくれる、有難い存在ですよね。

サービスの料金は一定範囲までは保険料に含まれているので、無料で利用出来る事が多いです。

しかし、スタックについては例外です。

スタックの場合は、対応に条件がある若しくは有料対応となる保険会社がほとんどなのです。

なぜなら「スタックは車が故障した訳でなく、事故に遭遇した訳でもない」からです。

雪道を走っていて側溝に落ちたと言うのであれば、それは脱輪している状態なので無料で助けに来てくれるのですが、ただただ雪道にハマったというのは対象外になってしまうのですね。

雪道

ただし、あくまでも条件付きや有料対応の保険会社が多いというだけで、中には完全無料対応の会社もあれば、スタッドレスタイヤを履いていない状態でのスタックは対象外、といった様に千差万別です。

例えば、ソニー損保では、自宅の駐車場以外の場所で、スタッドレスやチェーンを装着しており、ある程度の除雪作業をしたのに抜け出せなかった場合のみ助けに来てくれます(タイヤの交換や除雪費用はサービスの対象外)。

また、東京海上日動火災の場合は雪道や砂浜、ぬかるみ等でのスタックについては、サービス対象外となっています。

詳しくは、各保険会社に契約前に問い合わせる様にしてくださいね。

個人的には脱輪と何が違うのか?車のトラブルなんだから無料ロードサービスの範囲内で対応してよ!と思ってしまうのですが、そういうわけにはいかないようですね(-_-;)

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スタックした場合の対処法

初めてスタックした場合は、何も対処法を知らなければきっと焦ります。

しかし、少し知識があるだけで落ち着いて対処が出来るものです。

スタック

例えば、スリップしてしまう場合は、スノーヘルパーを使う方法やタイヤの空気圧を下げる方法などがあります。

また、新雪に突っ込んでしまった場合は、前進後進を繰り返して雪を踏み固めていく方法や、同乗者がいれば後ろから押してもらう方法などがあります。

詳しくは「雪道でスタックした場合の対処方法」で詳しく解説しています。

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雪道ドライブで役に立つグッズ

雪道のドライブは雨や風の日と比べて、道が滑り易くより多くの危険が潜んでいます。

予め、危険に備えるために雪道ドライブ時にあると役に立つグッズを用意しておくと良いでしょう。

例えば、トラブル時に車を降りて作業するための軍手や長靴など、またスタックから抜け出す為にスコップやスノーヘルパーなどが役に立ちます。

他にも解氷スプレー等も重宝します。

雪道での必須ドライブグッズについてはこちらの記事をチェックして下さい。

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専門家からのコメント

中村 傑 (Suguru Nakamura)

大垣共立銀行を退職後、東京海上日動火災保険に代理店研修生として入社。研修期間を経て、2015年に独立開業。2020年に株式会社として法人成り、現在に至る。家業が自動車販売業であり事業承継者でもある。車と保険の両方の業務を兼務しており、専門領域が広い事が強み。

中村 傑(Suguru Nakamura) ブログ

保有資格:AFPMBA中古自動車販売士、等

コメント

雪が多くなると、稀にですがこうしたお電話があります。

ただ、残念ながら記事に記載の通りで、雪道でのスタックはロードサービスの対象外、もしくは有料サービスとなることがほとんどだと思います。但し、雪でスリップして事故をしてしまい自力走行不能となった場合においては、ロードサービスの対象となりますので、ご安心ください。

ただし注意点としては、こうした状況下においては、「ロードサービスを手配してもレッカー車はすぐには来れない」という事です。雪の日というのは、スタックに限らず、スリップ事故が多発する為、レッカー会社も繁忙を極めます。レッカー会社は限られた車両と人員で対応をしていますので、対応出来るキャパがあります。事故の際にはレッカー車に同乗させて頂く事もありますが、レッカー車というのは絶えず出動依頼の電話がかかっている状態で、レッカー隊員は多忙を極めているのが非常に良く分かります。

雪の日というのは、自分がスリップしなくても相手の車がスリップして突っ込んで来る可能性もある為、可能であれば出掛けない、どうしても出掛ける必要がある場合は、雪が溶けた時間帯を選ぶ、雪が少ないルートを考えて走行する等の選択を取るのが良いかと思います。

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