マイカーローン審査は勤続年数が何年経てば通過しやすくなる?

(この記事は約 5 分で読めます。)

基本的に、どこのマイカーローン商品を選んだとしても審査に通過する為には最低でも一年以上の勤続年数が必要と言われています。

みなさんもご存知の通り、ローンの審査では【勤続年数=収入の安定度】というのが一つの指標となっています。

つまり、安定した収入があれば「滞りなく返済してくれる優良なお客様として受け入れられやすい」というわけですね。

 

Q子さん
Q子さん

「最低でも1年の勤続年数が必要」ってのはよく聞くけど、1年経っていても審査に落ちる事もあるわよね?

A太郎くん
A太郎くん

そうですね。
ローン審査というのは様々な要素が絡み合って合否が決まるものですから、一概に「勤続年数が何年以上あれば審査に通る」とは言えないんですよ。

Q子さん
Q子さん

とは言っても、他の基準を満たしていても1年じゃ足りないって判断されることもあるんじゃないの?

A太郎くん
A太郎くん

仰る通りです。
1年というのは最低ラインなので、より安全に審査に通過するにはもう少し勤続年数が欲しいところですね。

広告
車査定

勤続年数は1年では不十分

冒頭で「勤続年数は最低1年」と述べましたが、これはあくまで最低ラインなので一年間同じ勤務先で働けば勤続年数の問題をクリアできるというわけではありません。

これについては「何年間」といった明確な基準が設けられているわけではなく、長ければ長いほど信用度が増していくという考え方が正解です。

長ければ長いほど良いという考え方については、自分自身をお金を貸す立場に置き換えて考えてみると分かりやすいかもしれませんね。

比較する女性

例えば・・・

【現在進行形で同じ会社に10年間勤めているAさん】と、【何度も転職をしていて合間に休業期間を挟んだりするBさん】がいたとします。

年齢や前年度の年収、その他諸々の条件は同じだったとしても、Bさんにお金を貸した場合は、「今月は休業期間だから返済は少し待って」と言われることがありそうな気がしませんか?

つまり、勤続年数が長いほど「毎月滞りなく一定の額を返済し続けられる人」という印象をローン会社に与えられるわけですね。

 

借入額・返済期間と勤続年数

営利目的

「勤続年数は長ければ長いほど良い」そうは言ってもある程度の指標を求めてしまうのが人情という物ですよね。

そこで、マイカーローンを組む際の一般的な指標として【最低でも1年】と言われているわけですが、実際のところは同じ勤務先に1年以上勤めていても勤続年数が原因で審査に落ちる事はあります。

(以下のグラフは例です。)

グラフを見て頂けると分かるように、勤続年数に比例して信用度が増していくので借り入れ可能な額が増えていきます。

つまり、1年経過していたとしても、いきなり1000万円のマイカーローンの申し込みをすれば、審査に落ちる可能性は非常に高いと言えるわけですね。
(※あくまで例なので、必ずしもこのグラフ通りになるわけではありません。)

そして、借入期間(返済期間)との比率でも審査の可否に影響してくるので、適切な期間でローンの申し込みをすることが大切です。

長期的な借入となると、「長期間にわたって滞りなく返済できることをアピール」するために、それに見合った勤続年数が必要となってくるわけですね。

もちろん返済期間が短くても借入額が大きく返済計画に問題がある場合は審査に落ちる可能性は高くなります。

 

Q子さん
Q子さん

同じ会社でどのくらいの期間働いたかってだけなのに、こんなにもローンの審査に影響するのね。

A太郎くん
A太郎くん

「継続は力なり」とはよく言ったもので、返済能力を勤務期間に投影しているとも取れますね。

 

インズウェブ自動車保険一括見積もり

勤続年数が短い場合の対策

行動を起こすタイミング

「勤続年数がマイカーローンの審査にどれだけ影響を与えるか?」については、お分かりいただけたと思います。

とは言っても、車の購入というと現金一括で支払いできる人なんてあまりいませんよね。

なのでここからは・・・
それでも審査に通るために知っておきたいポイントを押さえていきたいと思います。

 

勤続年数が1年未満の場合

初心者マークと車

この場合については、何としても1年経過するまで車の購入を我慢するのが妥当でしょう。

仮に、「借り入れの下限がない20~30万円程度のマイカーローン」であれば可能性はありますが、新入社員として勤務する1年間は100万円以上のローン審査に通る可能性は極めて低いので、どうしても車が必要な場合は車検期間が残っている中古車の購入を検討してみましょう。

 

1年は経過しているが不安な場合

等級の上がり下がりのイメージ

現在ではマイカーローンを金融商品として取り扱っている金融機関は、「全国展開している大手企業から地方の小規模機関まで」星の数ほどありますよね。

これらの金融機関はそれぞれが独自の審査基準を設けていて、その内容は三者三様です。

つまり、勤続年数の重要度はローン会社によって違いがあるということに他なりません。

中には、アルバイトやパートタイムの人も対象としている金融機関も結構あるので、各金融機関の借入条件に記載されている勤続年数の項目をチェックして見ると良いでしょう。

借り入れ条件以上の勤続年数であれば、審査に通る可能性は十分にあります。

注意ただし、他の金融機関と比べて借り入れ条件が緩い金融機関は「金利や保証料が高い」「利用範囲が狭い」などの難点がある場合も多いので、商品内容には入念に目を通して確認をしましょう。

 

Q子さん
Q子さん

なるほどねぇ。
勤続年数が1年未満でもマイカーローンの審査に通る可能性はゼロじゃないってことなのね。

A太郎くん
A太郎くん

借入の額や期間によってですが、可能性はあります。
とはいえ、審査に落ちてしまったからといって「手あたり次第申し込みする」なんてことだけはしないように気を付けて下さいね。

A太郎くん
A太郎くん

やみくもにローンの申し込みをしてしまうと俗に言う「ブラックリスト」入りしてしまうこともありますからね!

Q子さん
Q子さん

まあ、現実でもいろんな人にお金貸してって言ってくる人は信用できないものね・・・

 

広告

まとめ

できることなら、十分な信用に足るほどの年数だけ(具体的には1年以上、借入額によっては3年以上)同じ勤め先で働いてから、マイカーローンの申し込みをした方が審査に通る可能性は高いです。

とは言え、金融機関の借入条件によっては融資を受けられる可能性も無くはないので、ダメもとで申し込みをしてみるのも良いかもしれません。
(ただし、申し込みをする際は1、2社に絞って申請してくださいね。)

広告

専門家によるコメント(山﨑 裕佳子)

山﨑 裕佳子(Yukako Yamazaki)

通関士として貿易会社に勤務の後、メーカー、銀行など様々な仕事を経験。2019年に2級FP技能士、AFP取得。その後、FP会社にて記事の執筆や監修を経験し、フリーランスとして独立。

コメント

マイカーローンに限らず、住宅ローン、クレジットカードなど、いわゆるローンの申し込みの審査基準のひとつに勤続年数があります。

ローン審査の目的は、債務者の返済能力の有無です。

ローン審査の通過には、ローン会社、クレジット会社、金融機関などで、それぞれ独自の基準を設けています。勤続年数だけでなく、年収や、他のローンの有無など、他の審査項目も加味して総合的に判断されるため、勤続年数1年というのは、あくまで目安と考えておきましょう。

一般的に勤続年数が長いほうが信用度は高まりますし、職種でいえば収入の安定している公務員などは審査をパスしやすくなるといわれています。

また、ローン審査に通ったからといって、イコール返済可能ということではありません。ご自身の生活の中で返済可能額を見極めて、ローンの申込をするようにしましょう。

広告
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

自分の自動車保険を把握!『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ

合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

自分のニーズにあった『最安の保険会社』を簡単に見つけたい方はこちらをチェック!

『車の一括査定』提携300社以上から車を一番高く売る!無料で手間なく愛車を一括査定!

様々なところに車の査定をしても、毎回同じような点を入力したり、問い合わせるだけで結構な手間がかかるのは事実です。

懇意にしている会社があれば、そこを使用するのも良いでしょう!ただ合理的に算出して欲しい方は300社以上の企業から、見積もりを貰い、一番高いところに売る!もしくは、ある程度売却する会社を絞るのが良いでしょう。

有名店から地域密着専門店まで網羅しているので、一度ぜひ試して見て下さい。

利用実績450万人以上!複数社(提携社数300社以上)に一括査定!比較・分析して、賢く売却!

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. 【専門家・FP監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【FP・専門家監修(コメント)】『2021年版』どの燃料が安い?エコカーの制度・普及状況は?水素自動車・電気自動車・ガソリン車の最新状況について
  5. 【FP・専門家監修(コメント)】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える⁉賠償や怪我の補償
  6. 【FP・専門家監修(コメント)】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家の見解】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【FP監修(専門家監修)】自動運転の事故の責任は誰?『自動運転』と『自動車保険』
  10. 【専門家監修】データ分析!高齢者事故の原因と時間帯は?必要なおすすめ自動車保険を解説
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介

乗りたい車はこれ!様々な車の情報をチェックするなら「車情報ラウンジ Car Lounge 」

出典:車情報ラウンジ「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。気になる車や様々な情報をチェックしたいなら、車情報ラウンジ「Car Lounge」をチェックしてみましょう!