自動車ローンを選ぶ時は保証会社への保証料もチェック

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自動車ローンを選ぶ時に最も重要な基準となるのは「金利」ですよね。

誰しもが低い金利で自動車ローンを契約したいはずです。

支払利息を少なくしてトータルの返済額を抑えたい、と思うのは至極当然の事です。

 

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例えば、「①金利4%の自動車ローン」と「②金利5%の自動車ローン」が有った場合だと全員が低い金利の「①」を選びますよね。

しかし、金利だけをチェックして自動車ローンを選ぶと思わぬ落とし穴にハマる事が有ります。

その原因となるのが「保証料」です。

そこで今回は自動車ローンを組む際にチェックすべき保証料について紹介します。

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自動車ローンの保証料とは?

保証料とは、自動車ローンの返済が出来なくなった時に、残債を保証会社(*)に支払ってもらうために払うお金です。

保証人代行費用といった感じですね。

* 保証会社は銀行などが提携しているクレジット会社などです。

この保証料は銀行やJAなどの低金利の自動車ローンで必要になる場合が多いです。

保証料には「上乗せタイプ」と「前払いタイプ」が有る

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この保証料の支払い方法には、以下の2つのタイプが有ります。

  • 上乗せタイプ・・・自動車ローンの金利に上乗せされて毎月支払う方法
  • 前払いタイプ・・・自動車ローンの契約時点に一括で前払いする方法

上乗せタイプの場合には「保証料年〇%」といった感じで表示されています。

一方、前払いタイプの場合には「借入金額1万円あたり〇円」といった感じで表示されています。

提携している保証会社によって、両タイプから選択出来る場合もあれば、片方のタイプしか選択出来ない場合も有ります。

なお、両タイプの保証料総額を比較した場合、基本的に前払いタイプの方が金額は少なくなります。

この理由は前払いタイプの保証料を計算するにあたって、上乗せタイプにおける毎月の保証料支払額を現在価値に割り戻しているからです(現在価値に関する説明は割愛します)。

2つのタイプを選べる場合は、難しい事を考えずに契約時点の資金状況を考慮して「まとまったお金を支払えるかどうか」という判断基準で選択すれば良いのではないでしょうか。

保証人を用意すれば保証料は発生しない?

保証会社ではなく、自分で保証人を用意すれば保証料は発生しなさそうですよね。

しかし、ほとんどの自動車ローンの貸出条件には「保証会社の保証を受ける事」と記載されているので、たとえ保証人を用意したとしても保証料の支払いを避ける事は難しいでしょう。

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自動車ローンの保証

保証会社が自動車ローンを返済してくれたらローンはなくなる?

万が一自動車ローンを返済出来なくなっても、保証会社がローンを組んだ金融機関に残債を支払ってくれます。

これで自動車ローンに関する借金は無くなりますが、借金自体が無くなるわけでは有りません。

というのも、ローンの返済を肩代わりした保証会社に求償権が発生するからです。

つまり、借金の返済相手が金融機関から保証会社に移る事になります。

求償権とは、ローン債務者に代わって返済した金額をローン債務者又はその他の保証人に請求出来る権利の事です。

家族や知人などの個人が連帯保証人となった場合にも発生する権利です。

車と札束

なお、保証会社への返済は基本的に一括払いです(交渉で分割払いに出来る場合も有る)。

しかも高額の遅延損害金が加算されます。

月数万円のローン返済が出来ないわけですから、保証会社への一括返済はほぼ不可能でしょう。

そのため、借金返済の為に車を手放さなければならなくなります。

一括返済した場合に返金されるのか?

契約内容次第となりますが、一般的に保証料が前払いタイプの場合は未経過部分に相当する金額が返金され、上乗せタイプの場合は返金されません。

もし一括返済の予定が有る場合は契約前に一応保証料の返金についても確認するようにしましょう。

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【表示に注意】金利に保証料が含まれていない場合が有る

注意点

自動車ローンの保証料の表示方法として多いのが以下のパターンです。

金利が表示されている周辺に記載されている場合が多いです。

  • ① 別途保証料が必要(保証料の表記が無い場合も有る)
  • ② 保証料込
  • ③ 保証料不要

金利は大きな字で表示されていますが、上記のような保証料に関する表示は小さな字で記載されている場合が多いです。

注意しなければならないのが「①」です。

保証料が含まれていないので金利は低く見えます。

しかし、保証料込で計算するとその他の自動車ローンの金利より高くなってしまう事が有ります。

そのため、自動車ローンの金利をチェックする際は保証料の表示方法に注意して下さいね。

なお、「②」や「③」の表示方法を採用している自動車ローンを選ぶべきというわけでは有りません。

「①」の表示方法でも金利(保証料込)が低い事は有ります。

保証料も含めた金利を基準に自動車ローンを選ぶようにしましょう。

 

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まとめ

自動車ローンの保証料について紹介してきました。

最も重要なポイントは金利だけでなく保証料が別途必要になる、という点です。

自動車ローンを選ぶ際は金利だけでなく保証料もチェックするようにしましょう。

その際には、保証料の表示方法に注意して下さいね。

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