【車の所有権留保】車の名義がディーラー・クレジット会社になる理由

(この記事は約 4 分で読めます。)

車検証と車

車を購入しても車の所有権が購入者に無い場合が有る、って知っていましたか?

ディーラー系や信販系の自動車ローンを利用した場合にこのような状態になる事が多いです。

この場合、所有権はディーラー又はクレジット会社となっています。

このような措置の事を「所有権留保」と言います。

今所有している車の所有権を確認したい場合は”車検証の所有者の欄”を確認してみて下さい。

名義がディーラーなどになっていたら所有権が留保されている事になります。

では、なぜ所有権留保が行われるのでしょうか?今回は車の所有権留保について紹介したいと思います。

最後に所有権解除の方法も紹介するので参考にして下さい。

Advertisement(広告)
車査定

所有権留保とは?車の名義がディーラーなどになる理由

所有権留保とは、消費者が車をローンで購入した場合に、ディーラー又はクレジット会社が建て替えておいた車の売買代金を担保するために、ローンが完済されるまで車の所有権を留保しておく事を言います。

一般的に銀行系の自動車ローンで車を購入した場合には所有権留保の措置は取られません。現金一括で購入した場合も同様です。

自動車ローン

ディーラー系列や信販系のクレジット会社で自動車ローンを組む場合、お金の流れはクレジット会社からディーラーに購入代金が振り込まれます。

そして、購入者からクレジット会社に立て替えた購入代金が返済されていく事になります。

購入者が滞りなく自動車ローンを返済すれば誰も困る事は有りません。

しかし、収入の減少などで返済が困難になってしまう事も有ります。

そのような時に困るのがクレジット会社です。

立て替えた購入代金が回収出来なくなるからです。

このような万が一の状況に備えて、所有権留保が行われるんですね。

購入者が自動車ローンを滞納した場合には、クレジット会社などは車の引き上げを行います。

引き上げた車を中古車として売却し、未回収部分に補填します。

所有権留保が行われる理由は、上記の通り、立て替えた代金の回収不能に備えるためです。

担保という事ですね。

インズウェブ自動車保険一括見積もり

所有権がクレジット会社などに有る場合に何か困る事は有る?

所有権が留保されていても、普段車を使用する際に困る事は特に有りません。

改造も可能です。

しかし、売却や廃車など車の処分に関しては自由に行えません。

なぜなら、所有権がディーラーなどに有るからです。

ローン返済中は自由に売却出来ない

車の売却交渉をする二人

ローン返済中に車を売却したい場合には、ローンを完済し、所有権解除の手続きを行う必要が有ります。

そのため、これらの手続きを踏まずに勝手に売却する事は原則出来ません。

なお、収入が大幅に減少してローン返済が困難になった場合など、ディーラーなどが納得出来る理由が有れば、相談の上売却出来る事も有ります。

ただし実際には、ローンを完済していなくても車を売却する事が出来ます。

ほとんどの中古車買取店では、ローン残債が有る車も買い取ってくれるサービスを行っているからです。

これは単純な話で、中古車買取店が買取金額でローンを一括返済してくれて、また所有権解除手続きも行ってくれるんですね。

「ローン完済→所有権解除→売却」という原則の順序を「売却→ローン完済→所有権解除」という順序に変えた方法です。

結果は同じだからOKという事ですね。

ちなみに、買取金額がローン残債に満たない場合でも「中古車買取店に不足額を支払う」又は「不足額だけのローンを組んだり、買い替えた車のローンに上乗せする」といった方法で売却する事が出来ます。

事故などで廃車にする場合も「所有者の了承」又は「完済」が必要

廃車置き場

事故などによって車を廃車にしたい場合もローンを完済し所有権解除手続きを行う必要が有ります。

ローンを一括返済出来る場合は特に問題有りませんが、返済出来ない場合は話がややこしくなります。

事故でボロボロになった車はほとんど価値が無いので、売却する時のように買取金額をローン返済に補填する事は出来ません。

そのため、所有者であるディーラーなどにローン残債が有る状態で廃車出来るように所有権解除を依頼するしか有りません。

事情を説明すれば、所有権解除手続きを行ってくれる場合も有ります。

ただし、所有権を解除するには「ローン完済が絶対条件」と言われる事も有ります。

この場合には手の打ちようが有りません。

お金をかき集めてローンを完済するしかないでしょう。

いずれにしても自動車ローンで車を購入する場合(所有権留保が無い場合も)には、事故などによって車の価値が低下し、ローン残債だけが残ってしまう事も有ります。

このような場合に備えて自動車保険に車両保険は付帯しておくべきでしょう。

Advertisement(広告)

【参考】所有権解除の手続きに必要な書類

車のカギを手渡す男性

ローン返済中の車を処分する場合やローンを完済した場合には「所有権解除の手続き」が必要になります。

「所有権解除の手続き」といっても「名義変更の手続き」と同じです。

車の名義をディーラーから購入者に変更するだけですね。

ただ自分で手続きを行うのは面倒くさいです。

管轄の運輸支局に行ったり、ディーラーなどから必要な書類を入手したりしなければならないからです。

なので、手続き自体はディーラーなどに任せた方が良いでしょう(無料で手続きを行ってくれる場合も有ります)。

また、売却・廃車などの場合は買取業者や廃車業者が行ってくれます。

なお、所有権解除の手続きを依頼するにあたって購入者が用意する書類は以下の通りです。

基本的にディーラー等の指示に従えば間違いありませんが、念のため記載しておきます。

  • 印鑑証明書
  • 車検証
  • 自動車税納税証明書
  • 委任状(実印が押印されたもの)
  • 実印
Advertisement(広告)

まとめ

ディーラー系列や信販系の自動車ローンで車を購入すると所有権留保が行われます。

残クレで車を購入した場合も同様です。

車の所有権を得るには「ローンの完済」「所有権解除手続き」が条件となります。

ただ普段車を運転する際に困る事は特に無いので、急いでローンを完済する必要は有りません。

とは言え、車を処分する際には所有権が有った方が手続きはスムーズに進みます。

そのため、ローンを完済したらなるべく早く所有権解除の手続きを行うようにしましょう。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  4. 自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!【FP監修】
  5. 増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償【FP監修】
  6. 楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について【ファイナンシャル・プランナー監修】
  7. 雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  8. 車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み【FP監修】
  9. 自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」【ファイナンシャル・プランナー監修】
  10. 高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険【FP監修】
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!【ファイナンシャル・プランナー監修】

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!