損保ジャパンのTHE クルマの保険-概要と評判・口コミ

(この記事は約 7 分で読めます。)

(出典:損保ジャパン

2014年9月1日に「損保ジャパン」と「日本興亜損保」が合併して誕生した損保ジャパン日本興亜は、正味保険料収入がもっとも大きい保険会社となりました。

損害保険ジャパン日本興亜株式会社は、2020 年 4 月 1 日付で商号を「損害保険ジャパン株式会社」(英文名:Sompo Japan Insurance Inc.) に変更することを決定いたしました。

合わせて読みたい

損保ジャパンと日本興亜損保が合併!最大規模の会社が誕生

業界大手の損保ジャパンの「THE クルマの保険」についての補償内容から口コミ・評判までを紹介していきたいと思います。

以下の補償内容などの情報は、2017年1月1日以降の契約を対象にした保険約款等に基づいて作成しています。

車査定

「THE クルマの保険」の補償内容

損保ジャパンが提供している保険内容を紹介します。

最終更新日:2017年3月23日

損保ジャパンの補償内容一覧表

2015年10月1日以降、「ロードアシスタンス宿泊移動費用特約」及び「ロードアシスタンス代車費用特約」は廃止されました。

参考:自動車保険改定のご案内一覧[/box]

出典:損保ジャパンHP

損保ジャパンの自動車保険「THEクルマの保険」は、「対人賠償保険・対物賠償保険・人身傷害保険(搭乗中のみ)」の3つの基本補償と3つの自動付帯特約が基本構成となっています。

これらにオプションの特約を付帯して契約者自身に合った自動車保険を組み立てる事になります。

「ロードアシスタンス運搬後諸費用特約」と「事故・故障時代車費用特約」の違い

ロードアシスタンス運搬後諸費用特約と事故・故障時代車費用特約の違い(出典:損保ジャパン

この2つの特約は、契約車両を修理している間の代車費用を補償してくれる特約です。

補償内容は同じなのですが、以下のように違いがあるので参考にしてください。

1つ目の違いは付帯条件です。

ロードアシスタンス運搬後諸費用特約に付帯条件は有りません。

誰でも付帯する事ができます。

一方、事故・故障時代車費用特約は車両保険を付帯した場合にのみ選択が可能となっています。

2つ目の違いは補償範囲です。

ロードアシスタンス運搬後諸費用特約はレッカー牽引をする事が絶対条件となっていて、レッカー牽引をしない場合の代車費用は補償されません。

一方、事故・故障時代車費用特約はレッカー牽引をしない事故でも代車費用が補償されます(上記表参照)。

また、ロードアシスタンス運搬後諸費用特約は代車費用だけでなく、レッカー後の宿泊費用や移動費用なども補償してくれます。

一方、事故・故障時代車費用特約は代車費用以外の補償が有りません。

普段から自動車を手放せないという人は、両者の違いを理解して特約を付帯するようにしてくださいね。

「地震・噴火・津波「車両損害」補償特約」と「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」の違い

地震で損傷した車や家

この2つの特約の共通点は、地震等を起因とする車両損害を補償してくれるという点です。

ちなみに、車両保険では地震等を起因とする損害は補償されません。

両者の違いは、保険金が支払われる条件に有ります。

「地震・噴火・津波車両全損時一時金特約」では、車両が全損又は損保ジャパンが規定した損害を負った場合に補償されます。

一方、「地震・噴火・津波「車両損害」補償特約」では、車両に損害が発生すれば補償されます。

このように、地震・噴火・津波「車両損害」補償特約の方が条件が緩くなっていますよね。

しかしながら、現在、地震・噴火・津波「車両損害」補償特約は新規での契約で付帯する事はできません。

そのため、損保ジャパンの自動車保険で地震等に対して備えたいという人は、車両保険(一般条件)を付帯し、かつ地震・噴火・津波車両全損時一時金特約を付帯する事になります。

なお、地震・噴火・津波車両全損時一時金特約の補償額は50万円です(車両保険金額が50万円未満の場合はその金額)。

 

合わせて読みたい

「地震・噴火・津波」車両全損時一時金特約のある自動車保険会社まとめ

 

インズウェブ自動車保険一括見積もり

損保ジャパンの事故対応

以下、損保ジャパンの事故対応内容です。

  • 24時間365日対応の事故受付
  • 休日・夜間の初動
  • 現在地確認サービス有り
  • 示談交渉代行
  • 過失割合に関係なく相談サービス有り *1
  • 保険金請求書省略サービス有り

上記の中でも気になったものをピックアップして紹介しますね。

*1:過失割合に関係なく相談サービス有り

保険会社のコールセンターの女性

過失割合が0の場合、原則として保険会社は示談交渉代行サービスを提供する事ができません。

この場合には、契約者自身が相手の保険会社(又は加害者)と示談交渉をする事になります。

でも、示談交渉なんてどうやれば良いか分かりませんよね。

こういった示談交渉ができない場合でも、損保ジャパン日本興亜損保は契約者にアドバイスを提供するサービスを行っています。

なお、過失0の事故に備えてオプションの弁護士費用特約を付帯しておくとさらに安心できるかと思います。

「THE クルマの保険」のロードサービス

「THE クルマの保険」のロードサービスについて見ていきましょう。

なお、ロードサービスは基本補償(自動付帯)となっています。

  • レッカー距離:15万円分(損保ジャパン指定工場なら距離無制限) *1
  • 燃料切れ時のガソリンお届け10Lまで無料(年1回まで) *2
  • バッテリーあがりなどのトラブルの応急処置(30分まで無料)

:2015年9月末までは、ロードサービスにレッカー牽引時の宿泊費用や移動費用が含まれていましたが、現在はロードサービスの対象外となっています。これらの補償を受けたい場合は「ロードアシスタンス運搬後諸費用特約」を付帯しなければなりません。

*1:レッカー距離-15万円分

壊れた車をけん引するレッカー車

レッカー距離は15万円分となっていますが、これは契約者が工場を指定した場合です。

損保ジャパンが指定する工場にレッカーする場合には、距離に関係なく無料となります。

ちなみに、JAFでは1㎞720円換算なので、15万円分のレッカー距離は約200㎞となります。

この距離までなら契約者の負担は発生しません。

ただ、限度額15万円にはその他の作業代金も含みますので、無料のレッカー距離が少なくなってしまう事には注意して下さい。

故障現場で応急処置に時間を要した場合などには、指定工場に運んだもらった方がいいでしょう。

*2:燃料切れ時のガソリンお届け10Lまで無料

ガス欠を示す車のメーター

ガス欠に遭った事はありますか?無いと言う人でも「ガソリンスタンドまでギリギリだった」なんて経験をした事はあると思います。

仮にガス欠になってしまったとしても、損保ジャパン日本興亜のロードサービスは10Lのガソリン補給サービスで対応してくれます。

なお、JAF会員で有れば、ガソリンお届けサービスを通常年1回のところを年2回まで受ける事が出来ます。

ちなみに、応急処置に要した部品代も4,000円まで補償してくれます(通常契約者負担)。

 

合わせて読みたい

JAF会員だとロードサービスが手厚くなる?保険会社各社の特典紹介

 

最近はトヨタのミライを始めガソリンを燃料としない自動車も販売されています。

これらの自動車が燃料切れを起こしたような場合には、充電・補給が可能なステーションなどの場所までレッカー牽引(最大30㎞まで)により対応してくれます。

なお、損保ジャパンのロードサービスは少し寂しい内容となっています。

Advertisement(広告)

「THE クルマの保険」の保険料割引制度

損保ジャパンの「THE クルマの保険」には、主として4つの保険料割引制度+セカンドカー割引・ノンフリート多数割引+リスク細分型割引が存在しています。

種類割引内容備考
福祉車両割引3%*1
エコカー割引3%*1
ゴールド免許割引7%~12%
新車割引保険毎に割引率が異なる
セカンドカー割引初年度7等級スタート*2
ノンフリート多数割引台数によって割引率が異なる*2
リスク細分型割引使用目的割引
運転者限定割引
年齢条件割引
等級別料率制度
料率クラス制度

*1 両方を適用する事はできません。
*2 適用条件や割引率などは公式サイトを参考にしてください。

2017年1月1日以降の契約では、新車割引の割引率及び割引期間が以下のように拡大されます。

損保ジャパンの新車割引(出典:損保ジャパン日本興亜‐保険改正案内

注目ポイントは、割引率よりも割引期間です。

その他の保険会社の新車割引は、初年度登録日より25ヶ月以内の契約が対象となっています。

しかし、損保ジャパンでは、それよりも長い49ヶ月までが割引の対象です(車両保険だけですが)。

大手ディーラーを販売チャネルとしている損保ジャパン日本興亜ならではの自動車保険の改定と言えますね。

ただし、新車割引が長期間適用されるとしても保険料が一番安くなるとは限りません。

ディーラーの営業マンもこの点を強くアピールしてくると思いますが、その場で決めるのではなく、各保険会社と比較してから自動車保険を選んでくださいね。

損保ジャパンの顧客満足度

ここでは「2020年度のオススメ保険会社ランキング」から損保ジャパン日本興亜の満足度を紹介します。

なお、当サイトのランキングは「価格com」と「オリコン」のデータ(実際の契約者の評価・口コミなど)を参考に作成されています。

【総合部門ランキング】

ランキング価格comオリコン
1位ソニー損保ソニー損保
2位イーデザイン損保セゾン自動車
3位セゾン自動車東京海上
4位SBI損害保険アクサダイレクト
5位チューリッヒチューリッヒ
6位アクサダイレクトイーデザイン損保
7位三井ダイレクト損保ジャパン
8位楽天損保AIG損害保険
9位損保ジャパン三井住友海上
10位東京海上日動日新火災

総合部門でもランクイン!事故対応や代理店型保険でもランクインし、総合力が評価されている状況です。

Advertisement(広告)

損保ジャンパンの口コミ・評判

■良い口コミ■

・事故を起こしテンパッていた時の担当者の一言で安心できた。「こんな時の為に私達がいるんです」

・長距離の山道を走行中のガス欠。ガソリンを無料で届けてくれたロードサービスには本当に感謝しています。

・事故時の対応がとても丁寧で安心する事ができた。

・代理店とコールセンターの人の対応がとても親切で丁寧だった。

悪い口コミ

・両方に過失のある事故を起こした時に「示談交渉が捗っていない」との報告に少し不安を覚えた。

・ダイレクト系の自動車保険と比較すると保険料が高いので、乗り換えを考えている。

・「後日連絡します」と言われ、あれから3ヶ月。私待~つ~わ~♪も限界。

・高い保険料を払っているんだから、いざって時はきちんと仕事をして欲しい。

その他の口コミ

・自賠責保険と任意保険の両方を損ジャで契約しているけど、任意保険も自賠責保険ぐらい安かったらな~。

自賠責保険はどこの保険会社で契約しても保険料に違いは発生しません。

また自賠責保険料が安い理由は、非営利主義である事と各保険会社が共同プールという制度を利用して運営しているためです。

 

合わせて読みたい

共同プール制こそ自賠責保険料を安く抑えている秘訣です!

 

Advertisement(広告)

まとめ

損保ジャパンと言えば、規模だけで見れば日本でも有数の損保会社です。

サービス内容や対応も年々評価が上がってきている保険ではないでしょうか。

ただ契約する際は、様々な会社の保険内容を見て加入するか否かを判断するようにしましょう!

出典:損保ジャパンHP

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  4. 自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!【FP監修】
  5. 増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償【FP監修】
  6. 楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について【ファイナンシャル・プランナー監修】
  7. 雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  8. 車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み【FP監修】
  9. 自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」【ファイナンシャル・プランナー監修】
  10. 高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険【FP監修】
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!【ファイナンシャル・プランナー監修】

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!