この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。
ほとんどの自動車保険には、ゴールド免許の人だけが保険料の割引を受けられる「ゴールド免許割引」という割引制度が有ります。
ゴールド免許割引の割引率は各社様々ですが、最大20%の割引を受けられる保険会社も有ります。
ゴールド免許割引適用前の保険料が10万円だとしたら、最大2万円(割引率20%の場合)も保険料が安くなります。
ゴールド免許の人にとって非常に有り難い割引制度ですね。
ただし、もう一度書きますが、ゴールド免許割引の割引率は保険会社によって異なります。
そこで、国内系・外資系・代理店型・ダイレクト型を問わず、日本で主要な自動車保険会社のゴールド免許割引率を調べてみました!更新は随時やっていきます。
⇒ゴールド免許割引込で自分の場合の最安の自動車保険を知りたい人はこちら>>(私はこれで保険料が4万円安くなりました)
自動車保険会社毎のゴールド免許による割引率一覧
■各保険会社のゴールド免許割引率一覧表(2017年3月16日更新)
保険会社 | 割引率 | 条件もしくは補足 |
---|---|---|
SBI損保 | 最大20% | - |
AIU保険 | 最大16% | - |
セコム損保 | 最大15% | - |
朝日火災海上 | 12%~15% | 年齢を問わず補償:12% それ以外の年齢条件:15% |
東京海上日動 | 7%~12% | 年齢を問わず・21歳以上補償:7% 26歳以上・35歳以上補償:12% |
損保ジャパン | 約12% | - |
ソニー損保 | 約10% | - |
三井住友海上 | 約10% | - |
日新火災海上保険 | 約10% | - |
チューリッヒ保険 | ○ *1 | - |
イーデザイン損保 | ○ *1 | |
セゾン自動車 (おとなの自動車保険) | ○ *1 | 記名被保険者の年齢が21歳以上 であること |
アクサダイレクト | ○ *1 | - |
そんぽ24 | ○ *1 | - |
あいおいニッセイ同和損保 | ○ *1 | - |
共栄火災 | ○ *1 | - |
富士火災海上保険 | ○ *1 | - |
ゼネラリ自動車保険 | ○ *1 | - |
Chubb(チヤブ)損害保険 | △ *2 | - |
三井ダイレクト損保 | △ *2 | - |
マイカー共済(全労済) | × | - |
*1 ゴールド免許割引は有るが、割引率は不明。
また運転者の年齢による条件がある可能性も有ります。
*2 「ゴールド免許割引」という制度は有りませんが、免許の色(ゴールド・ブルー・グリーン)によって保険料が異なります(ゴールド免許なら安くなるので割引みたいな物ですね)。
このように国内で契約できる主要な保険会社の割引内容を見ると、全労済のマイカー共済以外の自動車保険ではゴールド免許割引を受けられるようですね。
ただし、割引率は各保険会社で異なり、また公表されていない会社も有ります。
さらに付け加えると、自動車保険にはゴールド免許割引以外にも割引制度がいくつも有ります。
そのため、最安の自動車保険を見つけるには、各保険会社の保険料を実際に見積もる事が大切です。
その際には、参考情報として今回紹介したゴールド免許割引の割引率一覧表を利用して下さいね。
【注意点】ゴールド免許割引の適用条件
基本的に保険始期日(契約開始)時点で記名被保険者の免許証の色が「ゴールド」であることが、この割引の適用条件です。
なお、保険会社によっては、免許更新可能期間中に保険始期日が到来する場合、その更新によって免許の色が変わる場合でも割引が適用されます。
具体的には以下のような場合ですね。
- 更新していれば保険始期日の時点でゴールド免許になっていたけど、更新していないのでまだブルー免許の場合
- 更新しなければ保険始期日の時点でゴールド免許だったけど、ブルー免許になってしまった場合
免許の色によっていくら保険料に違いが出るのかを実際に見積もりしてみた
実際、ゴールド免許とブルー免許・グリーン免許でどれだけ保険料が変わるのかを見積もりしてみました。
保険料の見積に利用したのはセゾンの大人の自動車保険です。
主な前提条件は以下の通り。
■前提条件
生年月日:1986年3月3日
使用目的:日常・レジャー目的
ノンフリート等級:11等級
年間走行距離:1万5000キロ以上
運転者条件:本人限定
事故有係数適用期間:0年
主な使用地:東京都
契約車両:トヨタプリウス 型番:ZVW41W
では、ゴールド免許・ブルー免許・グリーン免許の順番で見積もった保険料を見ていきましょう。
■ゴールド免許の場合
ゴールド免許の場合、保険料は53,210円でした。
■ブルー免許の場合
ブルー免許の場合、保険料は59,060円でした。
■グリーン免許の場合
グリーン免許の場合、保険料は59,060円でした。
ブルー免許とグリーン免許では保険料に差は有りませんが、ゴールド免許との間では5,850円もの差が発生しています。
これは約10%に相当します。
セゾン自動車火災はゴールド免許割引率を公表していませんが、この数値が実際の割引率になるのかもしれませんね。
保険会社によっては”ブルー免許”と”グリーン免許”でも、保険料に差が発生することがあります。
保険料の見積もりは、ほとんどの保険会社で公式サイトから行う事ができます。
1社ずつ見積もりを取ってみるのも面白いかもしれませんね!
ただ、保険会社毎に見積もりを取るとなると時間がかかり過ぎてしまいます。
時間がない人は”自動車保険の一括見積り”がオススメです。
たった5分ほどの入力で一番安い自動車保険が分かりますよ♪
⇒【無料】インズウェブの自動車保険一括見積もりサービスを利用する方はこちら
なぜゴールド免許の人だけ割引を受けられるのか?
自動車保険会社からすると、ゴールド免許のドライバーは事故を起こす確率がとても低く、保険金を支払う可能性が低いお客様になります。
事故が発生しなければ、保険会社が受け取った保険料はそのまま会社の利益となるわけですから、そういうお客様を優遇するのは当然です。
また、ゴールド免許保持者の保険料を安くすれば、ドライバーの安全運転に対する意識の高まりも期待できます。
保険会社も「事故が起こって欲しい!」なんて思っているわけではありませんから、安全意識向上の為にも割引制度を導入しているのでしょう。
まだゴールド免許を取得していない方は、日頃から安全運転を心掛けて是非ゴールド免許を手に入れて下さい。
安全運転が身に付く上に保険料も安くなるので、一石二鳥ですよ。
契約期間中にゴールドからブルー(又はブルーからゴールド)に免許が更新された場合
自動車保険の契約期間中に免許の色が変わった場合、その時点からゴールド免許割引は適用されなくなるのか?又は適用されるのか?と疑問に思う人も多いでしょう。
保険料にダイレクトに反映される事なので気にするのも当然です。
増減に影響するので当然の疑問です。
結論から言うと、契約期間中に免許の色が変わったとしても、ゴールド免許割引の適用は変更されません。
つまり、ゴールド免許だった人は次回の自動車保険の更新までゴールド免許割引は適用されたままですし、ゴールド免許になった人は次回の自動車保険の更新時点から適用される事になります。
免許の色が変わる場合というのは具体的には以下のような状況ですね。
- ① ゴールド免許からブルー免許・・・免許更新以前の約5年間のうちに交通事故又は交通違反をしてしまった場合
- ② ブルー免許からゴールド免許・・・約5年間無事故・無違反で過ごした場合
なお、免許証の色が変わった事を保険会社に連絡する必要は基本的に有りません。
次回の契約更新時にその時点の免許の色を伝えるようにして下さい。
ゴールドからブルーになる場合に保険料の値上げを防ぐ方法は有る?
その他のサイトでよく紹介されているのは、ブルー免許になる前に自動車保険を「長期契約」に変更する、という方法です。
ゴールド免許の免許証の更新期間は5年なので、違反をしたとしても免許証を更新するまではゴールド免許のままです。
ブルー免許になる前に長期契約に変更してしまえば、ブルー免許になったとしてもゴールド免許割引がその契約期間中は適用されます。
確かにこの方法だとゴールド免許割引が適用されなくなる事での保険料の値上げを防げます。
しかし、長期契約を提供しているのはそもそもの保険料が高い代理店型の保険会社です。
ブルー免許の条件でダイレクト型の自動車保険と契約した方が保険料が安くなる可能性が有ります。
そのため、長期契約ではなくブルー免許でも保険料の安い自動車保険を見つけた方が良いでしょう。
契約期間の途中で交通違反をした場合のゴールド免許の保険料割引の取扱いをより詳しく
こちらに関しては上述したように、現在契約期間中の自動車保険に関しては、何ら影響はありません。
たとえば以下のような場合を考えてみましょう。
- 免許有効期限:2016年5月7日~2021年5月7日
- 自動車保険の契約期間:2016年8月1日~2017年7月31日
- 交通違反を起こした日:2017年6月30日(25kmのスピード超過で違反点数3点)
この時、2017年8月1日以降の自動車保険の契約において”ゴールド免許割引を受けられるか否か”が問題となりますが、この場合はゴールド免許割引を利用できます。
なぜなら、2017年に違反を犯したといっても、2017年8月以降の契約をする際の免許証の色が「ゴールド」だからです。
従って、2018年、2019年、2020年もゴールド免許割引を受けられます。
しかし、2021年5月7日に免許を更新すると、ゴールドからブルーに変更となりますので、2021年8月以降の契約においてはゴールド免許割引は受けられません。
自動車保険を契約する際にゴールド免許と嘘をついたらどうなる?
インターネットから申し込むダイレクト型の自動車保険では、基本的に契約時には運転免許証の色を確認しません(保険会社によって異なります)。
そのため、ブルー免許の人でもゴールド免許だと嘘をついてゴールド免許割引を受けられる事も有るでしょう。
しかし、このような虚偽申告による契約は絶対してはいけません。
”人としてダメ”という理由に加え、万が一事故を起こした時に困るのが虚偽申告をした契約者自身だからです。
というのも、免許証の色は「告知事項」として定められており、契約者には告知事項を正確に申告する告知義務が課せられています。
もし、告知義務に違反すると保険金が支払われない可能性が有ります。
事故後に嘘がバレたとしても、事故前に遡って契約が解除され、補償を一切受けられない恐れも有ります。
保険会社によっては、ブルー免許との保険料の差額を支払えば補償してくれる可能性も有りますが、あくまで可能性です。
そのため、自動車保険の契約時には免許証の色も含め、全ての事項を正確に申告するようにして下さい。
【参考】ゴールド・ブルー・グリーンの免許証の画像
免許証の色というのは「平成○○年・・・まで有効」の部分の背景色の事を言います。
上記画像を見てもらうと、その部分が金色になっていますよね。
そう、これが優良運転者の証であるゴールド免許です。
余談ですが、私はゴールド免許と言えば免許証全体がゴールドになっているものとばかり思っていました。
なので初めてゴールド免許を見せられた時は、全然どこがゴールドなのか分からなかった・・・。
という思い出があります。
ゴールド免許を取得するには、免許の有効期限の誕生日から41日前の日から過去5年間無事故無違反であることが条件となります。
ゴールド免許の他に免許の色は2種類ありますよね。
ブルーとグリーンです。
下の画像はブルー免許の画像です。
有効期限の部分が青く塗られています。
そして、次の画像がグリーン免許の画像です。
初めて運転免許証を取得する場合に交付される免許証です。
初心者という事もあって、保険会社によっては保険料が割高に計算される場合が有ります。
まとめ
優良運転者であるゴールド免許保持者は、事故を起こす可能性が低い事からゴールド免許割引によって大幅な割引を受けられます。
ただし、その割引率からだけでは保険料が一番安くなる自動車保険を見つける事は出来ません(割引率が不明な保険会社も多数有りますからね)。
そのため、自動車保険選びをする際には一括見積を利用して各保険会社の保険料を比較するようにしましょう。
コメント
この記事へのコメントはありません。