自動車保険見直しガイド
自賠責保険

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自動車の購入時に「車両の料率クラス」までチェックする人は意外と少ないのではないでしょうか?

料率クラスとは、自動車保険の保険料を算定する1つの要素です。車の型式毎に過去の事故での保険金の支払額などに基いて設定されます。

型式とは自動車名やエンジンの種類等を表しており、自動車の構造、性能、装置などが同一の車毎に分類され、同じ車種でも性能が違えば型式も違うものになります。

たとえば、プリウスでも「ZVW50」や「ZVW51」などのようにいくつもの型式が有り、それぞれに料率クラスが設定されています。

設定された料率クラスによって、自動車保険料が高くなるのか、それとも安くなるのかが左右されるので、料率クラスを気にしてなかった人は、今後の車両購入時に保険料節約の為にチェックするようにしましょう。

そこで今回は、自動車保険の料率クラスについてその内容や保険料の違いなどについて紹介します。また、2018年版の主要車種の料率クラスデータ一覧も紹介します。

料率クラスとは

料率クラスとは、型式毎の事故リスクを1~9の数字で数値化したものです。過去の事故実績(保険金支払額・事故率等)などの統計から型式毎に料率クラスが決定されます。

ちなみに、料率クラスを決定しているのは「損害保険料率算出機構」です。

事故リスクが高いと評価された車は料率クラスの数字が大きく設定され、事故を起こす危険度が低いと評価された車は料率クラスの数字が小さく設定されます。

そして、設定された料率クラスに応じて、自動車保険料が計算されます。料率クラス「1」が保険料が最も安く、数字が大きくなるにつれ高くなり、料率クラス「9」が最も保険料が高いクラスになります。

料率クラスと保険料の関係図

なお、料率クラスはあくまでリスク細分型自動車保険のリスクの項目の一つですので、その他の要素も加味されて最終的な保険料が算定されます。

料率クラスは保険の種類毎に設定されている

料率クラスは以下の4つの保険毎に設定されています。

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 車両保険
  • 傷害保険(人身傷害保険・搭乗者傷害保険)

過去の事故で対人賠償保険、対物賠償保険、傷害保険、車両保険でどれだけ保険金を支払ったのか等のデータを基に各保険毎に料率クラスを設定しているんですね。

例えば、プリウスでは型式毎に料率クラスが以下のように設定されています。

車種型式対人対物車両傷害
プリウスZVW504554
プリウスZVW514344
プリウスZVW554344
プリウスZVW304455

プリウスだけを見ても、対人賠償保険の料率クラスが高い型式や傷害保険の料率クラスが高い型式が有る事が分かります。

このように料率クラスは保険毎に決まっています。また、同じ車種でも型式毎に違いがある事も確認できたのではないでしょうか。

保険更新時に保険料金が変化することもある

上下するグラフ

料率クラスは毎年1月1日に見直しが行われるので、保険の更新の際に前と同じ内容でも料率クラスの変化により保険料金が上下することがあります。

同じ型式に乗っている人がいっぱい事故を起こしてしまうと、その型式の車は事故を起こす危険が高いと評価されて料率クラスが上がってしまうのです。その結果自分が事故を起こした事が無くても、保険料は高く計算されてしまいます。

ちなみに、料率クラスの見直しにおいて、基準となるのは過去3年間の「各型式の損害率」と「自家用車全体の平均損害率」です。両者に20%以上の差が有れば、料率クラスが上下し、20%以内の差であれば据え置きとなります。

  • 「ある型式の損害率」が「自家用車全体の平均損害率」よりも20%以上高い場合・・・料率クラスが1つ上がる
  • 「ある型式の損害率」が「自家用車全体の平均損害率」よりも20%以上低い場合・・・料率クラスが1つ下がる

【2020年導入予定】軽自動車にも料率クラスを適用

軽自動車

2018年現在、軽自動車には料率クラスが適用されていません。そのため、契約条件が同じであれば、車種・型式が違ったとしても同額の保険料が算定されます。

しかし、現在販売されている軽自動車は様々な構造・形状・性能を有しており、また販売台数も普通車と大して違いがありません。当然、型式毎に事故リスク・損害率などが違ってくるはずです。

こうした背景を鑑みて、損害保険料率算出機構は2020年1月1日から軽自動車にも料率クラスを導入する事を予定しています(具体的な料率クラスの数値は2018年5月現在未定)。

そのため、軽自動車ユーザーの人も今後は料率クラスに目を向けていく必要が出てきます。まだ先の話ですが、頭の片隅に置いておいてくださいね。

軽自動車にも型式別料率クラスが導入される!保険料への影響は?

料率クラスによってどれだけ自動車保険料に変化があるのか?

料率クラスによって自動車保険料が変化することは上でお話しました。具体的にどれだけ金額に差がでるのか見ていきましょう。

下の表はセゾン自動車火災保険で見積もった人身傷害補償保険料金を料率クラス毎に比較した表です。

見積条件は、車内外補償タイプで保険金額が3,000万円の場合です(その他の見積条件は同一)。見積もる保険会社や条件によって、料率クラスによる保険料差額が異なります。

車種型式料率保険料
カムリACV3012,530
ウィッシュZNE14G23,320
エスティマTCR20W33,980
ヴィッツNCP1545,260
ガイアACM15G56,070
カリーナAT19267,440
カルディナCT216G79,080
クラウンマジェスタUZS155810,900
カローラAE95913,260

このように人身傷害補償保険の保険料金は、料率クラスが高くなればなるほど保険料金も高くなっている事がわかりますね。そして、料率クラスが1と9では約5倍の保険料の差が出ています。

料率クラスだけでこれだけの違いが保険料に現れるのは驚きですね。

なお、車両保険では一般的に料率クラスが1違えば1.2倍~1.3倍くらい保険料が変わり、料率クラスが1と9の差は4倍近くになります。

【2018年版】主要車種毎の料率クラスデータ一覧表

販売台数の多い車種の料率クラスを調べてみたので、以下にメーカー別に一覧で表示しておきます。気になる車種をチェックしてくださいね。

■トヨタ

車種型式対人対物車両傷害
プリウスZVW504554
ZVW514344
ZVW554344
ZVW524444
C-HRZYX104454
NGX504454
アクアNHP10H4444
NHP105544
シエンタNHP170G4444
NCP175G4344
NSP170G4344
ヴィッツNSP1305534
NSP1354544
NHP1304434
KSP1304534
ヴォクシーZRR80G4344
ZRR85G4344
ZRR80W3334
ZRR85W3334
ルーミーM900A4444
M910A4444
カローラNKE1654643
NKE165G5534
タンクM900A4444
M910A4444
ハリアーZSU65W5554
ASU65W4454
パッソM710A4434
M700A4434
ヴェルファイアGGH35W6454
AGH35W4554
AYH30W4464
ノアZRR80G4344
ZRR85G4344
ZWR80G4454
アルファードGGH35W6454
AGH35W4554
AYH30W4464
ステップワゴンRP34344
RP44354
エスクァイアZRR80G4344
ZWR80G4454
クラウンGRS2147254
GRS2113454
ARS2104344
シャトルGP84354
GK84444

■日産

車種型式対人対物車両傷害
ノートHE124444
NE124544
セレナGNC274444
GFNC274444
エクストレイルT324554
HT324444
DNT314554

■ホンダ

車種型式対人対物車両傷害
フリードGB54434
GB74434
フィットGK34434
GK44434
GP64444
ヴェゼルRU34454
RU45554

■マツダ

車種型式対人対物車両傷害
デミオDJ5FS4444
DJ3AS4444
CX-5KF2P4444
KFEP4434
アクセラBM2AP4454
BM5AS4344
BYEFP4554

■スズキ

車種型式対人対物車両傷害
ソリオMA46S4444
MA36S4354
スイフトZC43S4444
ZC32S4444

■スバル

車種型式対人対物車両傷害
インプレッサGK24444
GT24444

料率クラスの調べ方

今回紹介できた料率クラスは、販売されている車種のごく一部です。「あれ?知りたい車種・型式がない!?」という人は、自動車保険の見積を利用して調べてみてください。

実際、上記のデータは「そんぽ24」の見積を取って調べた情報です。そんぽ24はほとんどの型式の料率クラスが表示されるのでオススメです。

料率クラスの調べ方は、そんぽ24の保険料見積ページで、型式を入力し、車種を選択するだけでOK(その他の条件は適当で大丈夫です)。保険料の見積結果の下の方に「料率クラス」の欄が有るので、そこをチェックしてください。

型式は車検証の型式欄に記載されている「△△△-○○○」の”○○○”部分だけを入力しましょう(ハイフン以降)。なお、購入を検討している車種の場合は、各メーカーのHPのスペック表に記載されているので、それを利用してください。

車両保険の料率クラスが「9」だと車両保険を付帯できない場合がある

数字の9

料率クラスが「9」の場合、「保険料が高くなる」というデメリットがあります。これは既に紹介したとおりです。実は、それ以外にも料率クラス「9」にはデメリットがあるんです。

それは、車両保険の料率クラス「9」の場合には、車両保険の付帯を拒否される点です(自動車保険には加入できます)。どちらかというと、ダイレクト型の自動車保険で多く見受けられます。

車両保険の料率クラスが「8」の場合も車両保険の付帯が拒否される事もあります。

車両保険の料率クラスが「9」でも車両保険に加入したい場合は、代理店型の自動車保険を当たってみると良いでしょう。ただし、代理店型の自動車保険はそもそもの保険料が高いので、しっかりと保険料の見積・比較を行ってくださいね。

まとめ

料率クラスを見ることによって保険料が「高くなるか」それとも「低くなるか」の目安をつける事ができます。

料率クラスは後から変更することができないので、購入前にチェックしておきましょう。車選びの段階から自動車保険の節約が可能という事ですね。

また、料率クラスが過去の事故の統計等から設定されている事を考えると、料率クラスが高い型式の車はそれだけ保険金支払い額が高かった事が予測できます。料率クラスの低い車を購入することによって将来の事故予防にも繋がりますね。

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