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雪道でのドライブ中にタイヤが雪に取られて全く動けなくなる「スタック」という状態になってしまった場合に、対処方法を知らなければ寒い中JAFやロードサービスを待つしか選択肢が有りません。(スタックは任意保険のロードサービスでは対象外!?)
雪道を走行する可能性が有るならば、スタックから抜け出す方法を同乗者の為にも自分の為にも知っておいた方が良いでしょう。
そこで、今回はスタック状態になってしまった場合の対処方法について紹介したいと思います。
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色んなパターンのスタックの対処方法
雪道でのスタックと一言で言っても以下のように色んなパターンが考えられます。
そして、スタックの状態によっては脱出方法も少し異なってきますのでパターン別に紹介していきたいと思います。
- スリップしてタイヤが空転している場合
- 新雪に突っ込んでしまった場合
- 車の腹が雪に乗り上げてしまった場合
スリップしてタイヤが空転している場合
特に障害物や何かに乗り上げたわけでも無いのに、タイヤが地面を捉える事が出来ずアクセルを踏んでも全く車が前に進まない場合がこれに当たります。
登り坂などでよく発生するかなと思います。
このスタックの場合には以下のような対処方法が考えられます。
- 少しずつ前進と後退を繰り返し、雪を踏み固めながら進む
- 駆動輪と雪の間にスノーヘルパー(脱出用の板)をかませてゆっくりと進む
- 空転しているタイヤや雪に砂をふりかけタイヤのグリップ力を上げ、ゆっくり進む
- FR車の場合には駆動輪が後輪なので、トランクに荷物を移したり後部座席に人に乗ってもらうなどして、後輪に加重を掛けタイヤをグリップするようにする
- 同乗者などに押してもらう
- タイヤの空気圧を下げて接地面を増やす 等
スノーヘルパーを車に置いてない場合にはチェーンやフロアマットなどでも代用が可能ですが効果は薄いようです。
あと、タイヤに何かを噛ませる場合は、アクセルを強く踏むと噛ませた物を巻き込んで故障の原因になったり、弾き飛ばして周りの人や物に危害を加える事も有るので注意してください。
タイヤの空気圧を下げる場合には、スタックから脱出した後にガソリンスタンド等で適正な空気圧に戻す事を忘れないでください。
新雪に突っ込んでしまった場合
雪がよく降る地域ではスタッドレスタイヤを履いている場合が多いと思いますが、スタッドレスは万能なタイヤではありません。
スタッドレスタイヤでもスリップしてハンドルを取られて、新雪に突っ込んでしまうような事故に遭う事も考えられます。
突っ込んだとしても、駆動力で自力で抜け出せたらいいのですが、タイヤが空転してしまう場合もあります。
このような場合のスタックへの対処方法は以下の通りです。
- スリップした場合と同様に、前後にゆっくり動かし脱出を試みます
- スコップなどでタイヤの周りの雪を掻き出したり、踏み固めたりします
- 同乗者等に車を押してもらう 等
スリップした場合も同様の事が言えますが、車を押す人は車の動きに注意してくださいね。
動いたと思っても戻ってくる時が有りますから気を抜くと危険です。
車の腹が雪に乗り上げてしまった場合
家の屋根や木々・他の車等から落ちた雪の塊を、無理に乗り越えようとしたがそのまま乗り上げてしまい身動きが取れない状態のスタックです。
雪道では無理な運転は絶対に控えなければなりません。事故や渋滞また二次災害の原因にもなるからです。
雪の塊に乗り上げてしまった場合のスタックの対処方法はご覧の通りです。
- この場合も前後に動かし脱出を試みる
- スコップ等で乗り上げた雪を掻き出しタイヤが接地するようにする
- 他の車に牽引してもらう 等
まとめ
スタックしてしまった場合に、同乗者がいたら何かと楽ですが、1人で運転している時にスタックした場合は全て1人で解決しなければいけないのでなかなか大変です。(重労働な上に一人だと心細いですからね笑。)
なので、雪道を運転する場合には、予めスコップや砂の入ったペットボトルなどを対策グッズを準備しておく事が大切です。
どうしてもスタックから抜け出せない場合には、JAFや任意保険のロードサービスに連絡をして救助してもらいましょう。
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