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ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を完全に使いこなしている人は果たしてどれだけ居るのでしょうか?車の技術が進歩する中で人間がその機能を正しく使いこなせなければ意味がありませんよね。
そこで、今回はACCをいつ使えば良いのか?またこんな時は使わない方が良いという事例を紹介していきたいと思います。
ACCって何?という人は下記記事を参考にしてください。
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ACCはこういう時に利用する
ACCは基本的に高速道路で利用する事が想定されています。
しかし、高速道路と言っても交通量が多い場合は大丈夫なのか?とか渋滞している場合は大丈夫なのか?と不安に感じる人もいると思うので、その辺りを細かく見ていくことにします。
■ACCはこんな時に使う
- スムーズに流れている場合
- 交通量が多い場合
- 混雑しているが進んでいる場合
- 大渋滞している場合 等
■スムーズに流れている場合■
車がスムーズに流れている時こそ、ACC初心者にとってACCに慣れるのに最高のシチュエーションです。
ただし、周りに車がいないからと言ってボーっとしていては駄目ですよ。
他の車が急に割り込みをして来たらACCでも止まれない可能性が高いですからね。
前方の状況確認は勿論の事、それ以外の周りの状況にもしっかりと注意を払って走行して下さい。
慣れていない人はブレーキをいつでも踏めるように常にブレーキペダルに足を乗せておきましょう。
■交通量が多い場合■
交通量が多い場合でもACCはちゃんと機能します。
安心してご利用ください。
ただし、この場合でもしっかりとブレーキは踏める体勢をとっておきましょう。
■混雑しているが進んでいる場合■
ACCは20~30km/hでのろのろと進んでいる状態の高速道路でも利用出来ます。
むしろ、このような軽く渋滞している時の方がACCの威力を発揮すると思います。
「アクセル踏んでブレーキを踏んで」という作業から解法されるので、ACCを開発してくれた人に感謝をしたくなるぐらい運転が楽になりますよ。
■大渋滞している場合■
「ちょっと進んではまた止まる」といったどん詰まりの渋滞でもACCを利用する事が出来ます。
これも先ほどの軽い渋滞と同様でかなり運転が楽になるはずです。
* ACCは車種によって機能や性能が異なりますので、利用前には必ず取扱説明書を読んで搭載されているACCに合った利用の仕方をしてください。
渋滞時にACCを利用する場合の注意点
ACCのおかげで渋滞中のアクセルワークから解法されるのは嬉しい限りなのですが、渋滞から抜ける時は、ACCをOFFにして自分でアクセルを踏んで渋滞から抜けるようにしましょう。
ACCは緩やかに加速するように設定されているので、前方の車両が渋滞から抜けて加速をしているのに、自分の車がACCのままでは付いて行く事が出来ません。
そんな事をしていると渋滞を長引かせる原因ともなってしまいます。
ACCを利用しない方が良い場面
下記のような場合、ACCに頼ると危険が伴うので自分の足を使って運転をするようにしましょう。
- 一般道路
- 高速道路の料金所
- 急なカーブがある高速道路
- 雨や雪の場合 等
■一般道路■
一般道路の方が高速道路よりも急な割り込みをされる可能性が高くACCでは止まれない場合が有ります。
また、車種によってはバイクを検知出来ない事もあり追突の危険性が高まります。
そのため、現時点では一般道路でのACCの利用はやめておいた方が無難です。
■高速道路の料金所■
ETC利用者が増加したおかげで以前に比べると料金所の通過は大分スムーズになりました。
しかし、料金所付近でのACCの利用は危険が伴うので止めておきましょう。
というのも、ETCバーの反応が遅れたりETCカードの挿し忘れが原因で前の車両が急ブレーキを踏む可能性が有るからです。
ACCは前を走る車両の急ブレーキには対応出来ません。
■急なカーブがある高速道路■
急カーブでは前方の車両が見えなくなり、ACCのセンサーが前方の車を検知出来なくなる恐れが有ります。
そうなると、かなりの確率でスピードが出た状態で急カーブに進入してしまう事になります。
ACCには設定速度という物があり、前の車両を検知できない場合は自動でその速度まで加速するようになっています。
仮に設定速度が50kmだとしたら50kmのままカーブに突入してしまう可能性が有るという事です。
怖いですよね・・・。
そのため急なカーブ・大きなカーブの手前では一旦ブレーキを踏み、自力走行に切り替えてカーブを曲がるようにしましょう。
■雨や雪の場合■
雨や雪が降るような悪天候の状況では、ACCのセンサーがしっかりと機能しない恐れがありますので利用しない方が無難です。
ACCは晴れている日など視界が良い日のみ利用するようにしましょう。
まとめ
ACCは非常に便利ですが、時と場合によっては危険をもたらす機能です。
利用しても良い場合と利用してはいけない場合をしっかりと把握して最新技術を活用していきましょう。
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