知ってる?発炎筒と発煙筒の違い!非常信号用具として車・車検に必要なのはどっち?

(この記事は約 5 分で読めます。)

発炎筒

突然ですが、「発炎筒」と「発煙筒」の違いを知っていますか?こう聞かれると「あれ?」ってなりますよね。

もう一歩踏み込んだ質問を。

車に装備するのは「発炎筒」と「発煙筒」のどっちでしょうか?ますます迷宮に入ってしまった人もいるかもしれません。

こう考えると、”はつえんとう”に関しては色々な疑問がわいてきます。

「車検に必要だったっけ?」という疑問を感じた人もいるでしょう。

そこで今回は、「発炎筒」と「発煙筒」に関する疑問を1つ1つ解き明かしていきたいと思います。

まずは両者の違いから見ていきましょう。

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発炎筒と発煙筒の違いについて

「発炎筒」と「発煙筒」は、ともに緊急時に使用され、基本的な形状が筒型という共通点を持っています

。字の通り、炎又は煙によって被視認性(見つかりやすさ)を高める道具です。

両者の決定的な違いは、第三者に対する伝達手段が「」なのか「」なのか、という点です。

これも字の通りですが、”炎”で伝えるのが「発炎筒」”煙”で伝えるのが「発煙筒」です。

ちなみに、最近はLED発炎筒という”光”を発する発炎筒もあります。

文章よりも動画を見た方が、違いを理解しやすいと思うので、それぞれ紹介しておきますね。

まずは発炎筒の動画から。

どちらかというと、”はつえんとう”と聞けば、この発炎筒をイメージする人が多いのではないでしょうか。

煙も多少出ていますが、炎が見えなくなる量ではありませんよね。

続いて、発煙筒の動画がこちらです。

まさに発”煙”筒ですよね。

煙がモクモクと噴出するのが、発煙筒ということですね。

このように発炎筒と発煙筒には明らかな違いが有ります。

間違って使っている人がいたら、その違いを今後は教えてあげてくださいね。

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車に備え付けるのはどっち?義務なのか?

さて、続いての疑問については、先に結論を紹介しておきますね。

車に装備するのは発炎筒です

法律で義務化されています。

道路運送車両法の保安基準第43条の二には、以下のような規定があります。

(非常信号用具)
自動車には、非常時に灯光を発することにより他の交通に警告することができ、かつ、安全な運行を妨げないものとして、灯光の色、明るさ、備付け場所等に関し告示で定める基準に適合する非常信号用具を備えなければならない。

ただし、二輪自動車、側車付二輪自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車及び被牽引自動車にあつ けんては、この限りでない。

この非常信号用具に該当するのが発炎筒です。

もちろん、LED発炎筒も含まれます。

一方、発煙筒は自動車の非常信号用具には含まれません。

その理由は、発煙筒が発する煙がその他の車両の運転に支障をきたす恐れがあるからです。

光を発しない、という理由もあります。

発煙筒の動画でも分かるように、警告としての効果はあるものの、噴出した煙が運転手の視界を遮ってしまい、二次災害的な事故の引き金となってしまいます。

発煙筒を車に装備している人はいないと思いますが、間違って使わないようにして下さいね。

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発炎筒を装備していなかったら罰則・罰金はある?

ケースから取り出した発炎筒

法律上、発炎筒の装備を義務化しているものの、これに違反した場合、つまり発炎筒を装備していなかった場合の罰則規定はありません。

ただし、発炎筒を装備するよう整備命令を受け、これに従わない場合の罰則はあります(道路運送車両法第54条1項)。罰金50万円です(道路運送車両法第109条七号)。

発炎筒は緊急時に使用するものですし、また装備しておく事がドライバーの義務です。

罰則の有無に関係なく、車に備え付けておきましょう。

ちなみに、三角表示板は発炎筒の代わりになる物ではありません。

三角表示板は道路交通法に規定されている「停止表示機材」であり、一方発炎筒は道路運送車両法に規定されている「非常信号用具」です。

両方とも車に装備しておかなければならない物なので、どちらか片方だけで大丈夫という事にはなりません。

この点も併せて注意してくださいね。

 

合わせて読みたい

三角表示板とは?備え置く義務や違反した場合の取扱

 

発炎筒は車検に必要?期限切れでも大丈夫?

結論から書くと、発炎筒を装備していなければ車検には通りません

車検は自動車が保安基準に適合しているか否かを検査する制度です。

発炎筒の装備が保安基準に規定されているわけですから、装備していなければ当然車検には通りません。

車検を受ける車

一方、使用期限が過ぎた発炎筒を装備している場合は、使用期限を直接的な理由として車検に落ちる、という事はありません。

というのも、発炎筒に関する保安基準には「自発光式のものであること」や「損傷又は湿気を吸収した事により性能が低下していない事」などといった規定がありますが、使用期限については一切触れられていないからです。

つまり、発炎筒の使用期限が切れていても車検には通ります。

ただし、「使用期限切れ=性能の低下」と判断される事もあります。

車検の事もありますが、緊急時に使用する物ですから、使用期限をチェックして切れていたら交換しておきましょう(使用期限は発炎筒の側面に記載されています)。

ちなみに、発炎筒の使用期限はJIS規格で4年となっています。

車を購入してから2回目の車検時には、期限切れとなっている可能性が高いですね。

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発炎筒の価格・値段~LED発炎筒の方がお得?~

発炎筒は、カー用品店やホームセンター、インターネットなどで購入できます。

おおよその価格は以下の通りです。

  • 発炎筒・・・300円~800円
  • LED発炎筒・・・500円~1,000円

通常の発炎筒よりLED発炎筒の方が少し高い価格設定になっていますが、何度でも使用できる点を考慮するとLED発炎筒の方が経済的です。

ただし、LED発炎筒は太陽が出ている昼間には被視認性が低下するので、安全の事を考えると通常の発炎筒の方が優れています。

昼間のトラブルに備えて、両方装備しておくと安心ですね。

ちなみに、発煙筒の価格はおよそ1,000円から3,000円です。

大きさや煙の色などによって異なります。

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【参考】発炎筒の使い方・火が付いている時間など

緊急時に使用する発炎筒ですから、使い方を知らない人もいますよね。

そこで発炎筒の使い方のポイントを動画と共に紹介しておきます。

ちなみに、発炎筒の設置場所は助手席の足元付近となっている場合が多いです。

そこに無ければ、ダッシュボードの中を探してみていください。

■発炎筒の使い方のポイント

  • ① 本体をケースから取り出す
  • ② ケース又はキャップの摩擦剤(マッチ箱の茶色の部分)を本体の先端(着火点)に擦りつける
  • ③ 着火した発炎筒を車の後方に設置する(寝かした状態でOK)

着火すると炎が勢いよく出るので、ヤケドしないように注意してくださいね。

なお、火が付いている時間はおよそ5分間です。

短時間で火が消えてしまうので、トラブル時には三角表示板の設置もお忘れなく(後続車等に注意してくださいね)。

■LED発炎筒の使い方のポイント

  • 点滅部とは逆の先端を半時計に回す
  • 点滅しているLED発炎筒を車両後方又は車両にセット

商品によって異なりますが、LED発炎筒の点滅可能時間はおよそ20時間です。

緊急時にのみ使用する事を考えれば、半永久的に使用できます。

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まとめ

発炎筒と発煙筒の違いはお分かりいただけたでしょうか?単純に、炎が出るものが「発炎筒」、煙が出るものが「発煙筒」と覚えておくとよいでしょう。

また、車に装備するのが「発炎筒」という点も併せて覚えておいてくださいね。

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