【専門家監修】自損事故でも警察への届出は必要。事故後すぐに出さないと面倒なケースも有り。

(この記事は約 3 分で読めます。)

自損事故、特に完全なる自損事故(いわゆる自爆事故)の場合には、警察への届出を怠りがちです。また、ガードレールや塀など、対物事故の場合でも、傷が目立たなければ問題ないか?という感じで、事故の届出を出さない人も多数います。

しかし、このような場合でも、出来るだけ警察への連絡はしておいた方が良いです。なぜなら、物損事故(物を壊した場合)でも警察への報告義務は有るからです。

事故の届出は簡単です。「①事故が発生した場所と日時②損害物の内容や程度③事故後に取った現場での安全確認措置」などを、電話で連絡すればOK。その後は警察が来て、色々対応してくれます。(人身事故の場合は、これらに加えて「被害者の数と状況」も連絡します。)

警察に届出さえしておけば、仮に物損事故の賠償請求をされたとしても、保険会社が事故証明書を取って、その後の保険金支払手続きを進めてくれますので、非常に楽です。(ほとんどの保険会社で、事故証明書の無料代行取得サービスを行っています。)

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すぐに届出した方が良いその他の理由

■警察に難癖を付けられる可能性が有る
まず、一つ目の理由は、その場で届け出せずに、後日届出を出そうとすると「警察で難癖を付けられる可能性が有る」という点です。

別に、後日になったからと言って、警察が事故届を受け付けない理由は無いのですが、「事故を起こしたらすぐに届出しないとダメでしょ!」という感じで、なかなか受付してくれない場合も有るようです。

その場で連絡してこなかった理由は「飲酒運転をしていたからだろ!」みたいな事を言ってくる、警察も有るようです。

例えば、事故当初は車両保険を使うつもりは無かったが、思いの外、修理費用が高くて、後日に保険会社へ連絡したケース。こういう場合に保険会社から事故証明の取得を求められるケースが有ります。

そして、警察へ届け出すると中々受け付けてくれなかった。こんなケースは結構有ります。

完全なる自損事故(公共物等を壊していない)で車両保険を使う時は、警察への届出を必要としない保険会社も多いようですが、保険会社によって取り扱いが違う事を考えると、どんな些細な事故でも、一応届出をしておくのが無難かなと思います。

■道路の舗装がキチンと出来ていない場合

例えば、バイクで公道を走行中に、スリップしてガードレールに突っ込んだ。幸いケガは無かったし、ガードレールの凹みも大したこと無かったので、その場を立ち去った。

このようなケースが有ったとしましょう。公道がキッチリと舗装されているなら関係ない話ですが、スリップした原因が「道路の未舗装」による物であれば、道路を管理している団体に賠償請求をかける事が可能です。

こういう請求も、警察に届け出ていない限りは出来ません。また、道路の未舗装は他の車両が事故を起こす原因にもなりますので、しっかりと警察に報告して対応をしてもらった方が良いです。

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完全なる自爆事故(自損事故)なら届出を出さないという判断も有りか!?

自宅の車庫へ駐車中にこすってしまった!

このように、他に公共物など何も壊していない自損事故の事を「自爆事故」と言いますが、自爆事故の場合、本当に保険金請求をする必要性を感じないなら、手間を省くために届出をしないという判断も有りかもしれません。

ただ、本文中でも書きましたが、その時は良くても、後になってから保険を使いたいな・・・と思い直す人は意外に多いです。完全なる自爆事故でも届出さえしておけば、その後の手続きがスムーズに進みますので、当サイトとしては自爆事故でも届出することをおすすめします。

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専門家からのコメント

中村 傑 (Suguru Nakamura)

大垣共立銀行を退職後、東京海上日動火災保険に代理店研修生として入社。研修期間を経て、2015年に独立開業。2020年に株式会社として法人成り、現在に至る。家業が自動車販売業であり事業承継者でもある。車と保険の両方の業務を兼務しており、専門領域が広い事が強み。

中村 傑(Suguru Nakamura) ブログ

保有資格:AFPMBA中古自動車販売士、等

コメント

自損事故のケースでご相談頂く多くの方で、警察への届出や、所有者の連絡を躊躇する方は多いです。ですがこういった場合、私の経験上ですが、正直に誠意を以って対応した方が結果として良い結果に終わる事が多いです。

実際に、駐車場の支柱に車をこすってしまったケースで、所有者に速やかに連絡した事により、損傷が分からない位の軽微な損傷であった事もあり、修繕を求められない事がありました。

ですが、少しでも損害がある場合、その所有者にとっては損害賠償請求が可能となります。相手の心情を察するのであれば、正直に誠意を以って望むのがベストだと言えます。

 

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