ノーカウント事故とは?等級が下がらない事故はどれ?車両保険は?

(この記事は約 4 分で読めます。)

交通事故

日本の任意保険ではノンフリート等級制度が採用されているので、事故を起こして保険金を請求すると、必ず等級が下がって翌年度の保険料が跳ね上がってしまう!と思っている人も少なくありません。しかし、実は例外が有るんです。

その例外がタイトルにも有る「ノーカウント事故」です。ノーカウント事故とは、保険金を請求しても事故件数とはカウントされない事故を指します。そのため、翌年に等級は下がらず、また保険料が値上がりする事も有りません。

その他に事故が無ければ、翌年度のノンフリート等級も1等級上がります。

なお、ノーカウント事故以外に等級がダウンする「3等級ダウン事故」や「1等級ダウン事故」が有ります。これらのダウン事故について知りたい方は、以下の参考記事をご覧下さい。

3等級ダウン事故とは?契約者としては絶対に起こしたくない事故!
1等級ダウン事故とは~等級据え置き事故が廃止され1等級ダウン事故へ!

車査定

ノーカウント事故を列挙

バイクの交通事故

等級が下がらない・カウントされない保険及び特約の代表的なものを列挙します。下記で書いている保険・特約だけの保険金を請求した場合には「ノーカウント事故」として取り扱われるので、等級は下がりません。

以上の保険・特約などの保険金を請求するだけの事故を起こした場合、一般的にノーカウント事故と判断されます。但し、保険会社各社によって微妙に内容が異なってきますので、契約時・保険金請求時には約款をしっかりと見ておく必要があります。

ミニコラム-実損額と保険金値上額の比較のために保険会社に電話しても大丈夫。

ノーカウント事故を知らない人の中には事故をしたこと自体がバレると等級が下がってしまう!と勘違いしている人もいるようです。事故と加入者が支払う保険料は関係ありません。

関係有るのは事故によって保険会社から保険金が支払われたかどうかです。一旦保険金を受け取ると、悪く言えば貴方は損保会社から要注意人物としてみなされるわけです。(語弊が有るかもしれませんが・・・)。

反対に言えば、保険金を受け取らなければ、等級には影響ありません。なので、保険会社に電話して

「車の修理費が30万円と言われたのですが、車両保険を利用すると翌年度の保険料はいくらになりますか?」

ってな感じで相談しても良いわけです。お金を貰っているお客様を無下に扱うことは出来ませんから、ちゃんと対応してくれます。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

なぜノーカウント事故なるものが存在しているのか?

選択に悩む女性

保険金を貰ったら、翌年度の保険料は上がるのが普通です。しかもメリ・デメ制が採用されている日本では、事故を起こして保険金を受け取った加入者には、懲罰的な意味合いを込めて、翌年度以降に割増保険料支払って貰うことになっています。

つまり、メリ・デメ制は「無事故でドライバーを続けている人」と「事故を起こして保険金を受け取った人」との保険料負担の公平化を図っているわけですね。(事故有り係数適用期間の導入で更に厳しくなりました。)

にも関わらず、ノーカウント事故なるものが存在していると、矛盾してしまうのではないでしょうか?だって公平じゃないですからね。でも、ノーカウント事故が存在している「ちゃんとした理由」が有るんです。

一番の理由は【搭乗者保険とか人身傷害補償保険は加入者の責任を問わない保険である】というところに有ります。

入院している男性と見舞う女性

例として「人身傷害保険」の場合で考えてみましょう。人身傷害補償保険は、加入者に責任(過失)が有っても保険金が満額支払われる、というメリットが有ったからこそ、爆発的に普及した傷害保険です。

にも関わらず

「貴方は去年事故を起こして人身傷害補償保険使いましたよね?」

「保険金を支払ったので貴方には多めに保険料を払って貰います」

という論理を通せば、責任が有ったとしても、無いとみなして保険金を支払う人身傷害補償保険の趣旨に反することになります。つまり、保険料を上げることによって、間接的に加入者の責任を問いただしているのと同じ事になる、という訳ですね。

なので、ノーカウント事故ってものが存在しているんです。

Advertisement(広告)

【参考】ノーカウント事故に車両保険を使用する事故は含まれる?

車の傷

自動車保険を使用するかしないかで多くの人が迷うのが「車両保険」です。駐車場で軽く擦ってしまった傷や飛び石などによって付いてしまった傷など、ちょっとした傷の修理が悩みの種となります。

悩む人の中には「このような些細な傷の修理はノーカウント事故なのでは?」と淡い期待を抱いている人もいるかもしれませんが、残念ながらノーカウント事故では有りません。1等級ダウン事故又は3等級ダウン事故となります。

車両保険を使用する場合は基本的に等級がダウンします。しかし、追突事故などで被害者の過失が0%の場合は「車両無過失事故特約」によって車両保険を使用してもノーカウント事故として取り扱われます(自動付帯されている場合が多いです)。

車を修理するのであれば、「修理費用の見積」と「車両保険を使用した場合の保険料の値上がり分」を比較して、自腹又は自動車保険のどちらでいくか検討するようにして下さい。

なお、車両保険に免責金額を設定している場合はその分も検討材料に加えて下さいね。

ちなみに、各メーカーはこのような小さな傷を少額の自己負担で修理出来るサポートプランを用意しています。利用出来る条件は有りますが、このサポートプランを利用出来るかどうかも調べてみて下さいね。

メーカーのオリジナル自動車保険(車両保険)プランのまとめ

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  4. 自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!【FP監修】
  5. 増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償【FP監修】
  6. 楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について【ファイナンシャル・プランナー監修】
  7. 雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?【ファイナンシャル・プランナー監修】
  8. 車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み【FP監修】
  9. 自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」【ファイナンシャル・プランナー監修】
  10. 高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険【FP監修】
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!【ファイナンシャル・プランナー監修】

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする