軽自動車に車両保険はいる?いらない?~加入率データも紹介!

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疑問を感じるドライバー

軽自動車に車両保険を付けたほうが良いのか?それともいらないのか?

現在の日本では、新車として購入される車の4割以上が軽自動車ですから、悩んでいる人も多いでしょう。

先にポイントだけ紹介しておくと、以下の4つが軽自動車の車両保険の必要性を判断するポイントになります。

  • 保険料
  • 契約車両の年式
  • 個々人の経済力
  • 車両の強度(安全性)

また、他の人が軽自動車に車両保険を付帯しているかどうか、という点も参考になると思うので、軽自動車の車両保険の加入率についても紹介しますね。

車査定

軽自動車に車両保険は必要か?4つのポイントで考えよう

さきほど紹介した「軽自動車の車両保険の必要性を判断する4つのポイント」について1つずつ見ていきましょう。

【保険料の相場】高いと感じるなら無理しなくても

軽自動車の保険料

「車両保険を付帯すると保険料が高い!」

軽自動車に車両保険はいるか、いらないか、で迷う最大の理由が「保険料」でしょう。

普通車と比べると、車両本体自体の価格が安い軽自動車に、高い保険料を払うのはアホらしいと思うのも仕方ありません。

もし保険料が高いと感じるなら、無理して軽自動車に車両保険を付帯しなくても良いかもしれませんね。

では、軽自動車に車両保険を付帯する場合、保険料の平均相場はどれくらいになるのでしょうか。

以下の見積条件で「N-BOX」の保険料を三井ダイレクト損保で見積もってみました。

●事故有係数適用期間:0年 ●走行距離:9,000~10,000km ●運転者範囲:本人 ●免許の色:ブルー ●使用用途:主に通勤・通学 ●所在地:東京 ●補償内容:対人(無制限)・対物(無制限)・人身傷害(車内のみ補償3,000万円)・車両保険(付帯する場合、保険金額200万円・免責金額5-10万円)・弁護士費用特約・対物超過修理費用補償特約

■6等級の場合(単位:円)

年齢区分車両保険
(一般型)
車両保険
(限定型)
車両保険
(無し)
限定無し286,700210,100127,030
21歳以上158,280116,67073,270
26歳以上95,16072,49057,130
35歳以上79,14060,40046,280

■20等級の場合(単位:円)

年齢区分車両保険
(一般型)
車両保険
(限定型)
車両保険
(無し)
限定無し90,86069,41047,960
21歳以上57,03044,31031,040
26歳以上46,24035,82025,730
35歳以上38,69030,02020,940

軽自動車に車両保険を付帯する場合、保険料の相場としては以下のような傾向となります。

  • 年齢・等級が低いほど、保険料が高くなる
  • 年齢・等級が高いほど、保険料が安くなる

 

合わせて読みたい

軽自動車の任意保険と保険料の平均相場

 

そう考えると、ある程度等級を高めてから、車両保険を付帯する方が良いかもしれませんね。

なお、初めて自動車保険を契約する場合、家族に自動車保険の契約者がいれば、セカンドカー割引によって7等級からスタートできます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

合わせて読みたい

セカンドカー割引~2台目の自動車保険が安くなる!

 

ちなみに、軽自動車には車両料率クラスが無いので、保険会社が同じであれば車種が変わっても保険料は同じです。

車両保険だけの保険料を見ても同様です。

ただし、将来的には軽自動車にも車両料率クラスが導入されるので、車種によって保険料が変わっていく点は覚えておきましょう。

 

合わせて読みたい

軽自動車にも型式別料率クラスが導入される!保険料への影響は?

 

【契約車両の年式】古い場合は不要か

自動車の価値は、年式が古くなるほど低下していきます。

これは軽自動車も同様です。

そして、価値の低下に伴って、設定する車両保険金額も低下します。

価値の低下

そのため、契約車両の年式が古い場合、車両保険を付帯したとしても十分な補償額とならない可能性が高いです。

つまり、修理費用が車両保険金額を上回り、自己負担が発生するケースも出てきます。

しかも、車両保険を付帯した場合の保険料は、そこまで安くなりません。

そう考えると、新車購入から数年経った軽自動車や中古車で購入した軽自動車に車両保険を付ける意味はかなり薄くなるんです。

 

合わせて読みたい

車両保険は新車購入から何年目まで付けるべきか

 

中古車でも車両保険は必要か

 

従って、年式の古い軽自動車に車両保険を付帯するかどうか悩んでいるのなら、個人的にはあまりオススメしません。

古い車の場合、多少の傷は修理しない、という決断をする事も多いのではないでしょうか。

【個々人の経済力】余裕が有るならいらない?

お金に押しつぶされる自動車

事故や故障によって軽自動車に損害が生じても、貯金などで修理・買い替えが出来るのなら、車両保険を付帯しなくても金銭的に困る事はないでしょう。

ただし、現時点で金銭的にある程度の余裕があるからといって、「車両保険を付帯しない」という判断は危ないです。

  • ローンが残っている場合、車を買い替えると2台分の費用を負担しなければならない
  • 結婚や旅行など、まとまった出費をする予定が控えている
  • 貯金は何も車のためだけではない

つまり、マイカーローンの状況や近い将来の支出なども考慮して、車両保険の付帯について判断するようにしましょう。

経済的に余裕がなく、車が無くなったら困る、という人は車両保険を付帯しておいた方が良いかもしれませんね。

【車両の強度】安全性が低いなら付帯するのもアリ

軽自動車は乗用車に比べて安全性が低いと言われます。

確かに、車が大破した!というニュースも、何となく軽自動車絡みの方が多く報道されているような気がしますよね。

乗用車に比べて、軽自動車の安全性(事故が起こった時のボディの耐久性)の方が低いのであれば、同じ事故でも、軽自動車の方が酷い損傷を受ける可能性が有るので、修理費用も乗用車に比べれば平均的に高くなるはずです。

いくら車両本体価格が低くても、修理費用が高くつく可能性がある以上、その部分も加味して車両保険に加入するか否かを検討した方が良いでしょう。

事故で横転し自力走行不能になった車

この点、自動車の安全性評価に関する客観的な指標としてNASVA(自動車事故対策機構)が発表している「新・安全性能総合評価」というデータが有ります。

これによると、軽自動車の安全性(耐久性)は高くなりつつあるものの、乗用車に比べれば全体的に低いというのが現状(*1)でしょうか。

*1 安全性評価は5段階(5が一番良い)でランク付けされます。

2013年~2016年の間に最高ランクの5を獲得した車は、軽自動車で1台(評価対象車種は16台)、普通車で36台(52車種中)となっており、平均的に普通車の安全性の方が高い事が分かります。

なお、軽自動車の安全性が高くないと言っても、法律に定められている安全性はしっかりと担保されています。

結果、軽自動車の壊れやすさも多少は加味して、車両保険に加入するか否かを決定したほうが良いでしょう。

もちろん、車種が違えば安全性(耐久性)も変わるので、軽自動車として一括りで判断はせずに、自分の軽自動車がどういう評価を受けているのかも確認しておきましょう。

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みんなはどうしてる?軽自動車の車両保険の加入率及び保険金額データ

他の人が軽自動車に車両保険をどの程度かけているのかも参考になります。

損害保険料率算出機構によると、軽自動車(乗用)の車両保険の加入率は以下の通りです(参考までに普通車の車両保険の加入率も掲載)。

2016年度2015年度
軽自動車46.0%45.7%
普通車59.9%59.8%
(出典:損害保険料算出機構:自動車保険の概況 2016年度版(2017年3月発行)-第18表 任意自動車保険 用途・車種別普及率<2016年3月末>)

軽自動車の車両保険加入率は、普通車と比べると10%以上低くなっている事が分かりますね。

それだけ、軽自動車だから車両保険を付帯しない、と判断する人が一般的に多いのでしょう。

車と円グラフ

また、軽自動車に車両保険を掛けている人の車両保険金額は、平均すると約103万円だそうです(参考:保険スクエアbang「2015年版の車両保険加入率データ」)。

ちなみに、普通乗用車(国産)の車両保険金額は平均152万円です。

なお、軽自動車にしろ、普通車にしろ、車両保険金額は契約時点における市場価格に基づいて決定します(上限・下限の範囲はあります)。

そのため、購入・所有している車種次第となるので、車両保険金額のデータは参考程度に考えておいてください。

 

合わせて読みたい

車両保険の保険金額の決め方・設定方法

 

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まとめ

軽自動車に”車両保険が必要なのか不要なのか”を判断する際は、今回紹介した4つのポイントを考慮するようにしましょう。

ただ、今回紹介した「軽自動車の車両保険の保険料相場」はあくまで1つの事例です。

保険会社や等級・年齢などが変われば、保険料も違う金額になります。

また、タイプ選択(一般・エコノミー)や免責金額の設定の仕方によっても変わってきます。

そのため、所有している・購入を考えている軽自動車で色々と試して、保険料を見積もってみましょう。

その結果を考慮して、車両保険の必要性について最終判断を下してくださいね。

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