友達に車を貸したり、友達に名義貸しを行っていた場合の運行供用者責任

(この記事は約 2 分で読めます。)

自動車損害賠償保障法3条に規定されている運行供用者責任ですが、所有している自動車を貸して、借りた人が事故を起こした場合にも責任を負うことがあります。

友達と車

よくある場面としては友人と遊びに行って買い出しの為に友人の車を借りるような場合などです。

他にも長期運転中に相手を気遣って運転を交代する場合とか。

その他にも数時間又は何日間か車を貸すような事もあると思います。

このような場合の所有者の運行供用者責任について説明していきます。

 

合わせて読みたい

レンタカーやローンで車を買った場合は誰が運行供用者となるか。

広告
車査定

貸した車の事故と貸主の責任

例え友達が事故を起こしたとしても、車両の運行供用者責任は貸主にもあると考えられています。

ケースにもよりますが車を友達に貸すのは無料で短期の場合が多い事さらに返却が前提であるため、このような場合には車の運行支配力は貸主に残っていると考えるからです。

さらに、貸した友人がまた友人に貸して事故を起こした場合にも貸主は運行供用者責任を免れません。

その為、友人に車を貸すという行為はとても危険なのです。

貸してからの管理はできないにも関らず運行供用者責任を負わされるのですから。

■貸主が運行供用者責任を負わないケース
例えば友人と5時間程の約束で車を貸した場合に、約束の時間が過ぎ貸主の返還請求にも応じずに何日も経過してその後事故が起こしたような場合には所有者である貸主は運行供用者責任は問われません。

インズウェブ自動車保険一括見積もり

自動車の名義を貸した者の責任

名義人がその車で事故を起こした場合には運行供用者責任を負います。

それでは名義を貸した場合にはどうなるのでしょうか?

結論からいうと、その車両に対して運行支配がある場合や利益を享受しているとされれば運行供用者責任を負うことになります。

■運行支配又は利益を享受しているとされる場合

  • 名義を貸した相手と業務上の共助関係がある場合
  • 名義を貸し購入費用も負担した場合 等

ただ単に名義を貸したような場合には運行供用者責任は負うことはありませんが、そもそもこの名義貸しは車検証の内容を偽る事になるため公正証書原本不実記載罪であり名義を貸した人も共犯とされる場合もあるため安易に名義を貸す事はしない方が得策です。

広告

名義が変更されていない場合はどうなるのでしょうか?

車を売却したが名義は変更しなかったような場合が考えられますが、本当に売却した事を証明できれば売主は運行供用者責任を負うことはありません。

ですが、損害賠償はこういった理論上の話は関係なく請求してくる事も考えられますので、車を売却した場合には名義変更をしっかりしておく事を忘れないようにしましょう。

広告

友人に車を貸した場合の事故のまとめ

基本的に車の所有者は運行供用者責任を負うことになるので、友達に車を貸す行為は非常に大きなリスクを負うことを覚えておいてください。

また友人の車を運転する事がよくある人は友人に多大な迷惑を掛けてしまうので安易に借りる事は避けたほうがいいでしょう。

また1日単位で借りるような場合には年単位ではなく、日単位で契約できる任意保険がありますので契約する事を強くおすすめします。

 

合わせて読みたい

1日自動車保険を徹底比較!

 

東京海上日動のちょいのり保険の加入方法や注意点など

 

広告
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

自分の自動車保険を把握!『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ

合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

自分のニーズにあった『最安の保険会社』を簡単に見つけたい方はこちらをチェック!

『車の一括査定』提携300社以上から車を一番高く売る!無料で手間なく愛車を一括査定!

様々なところに車の査定をしても、毎回同じような点を入力したり、問い合わせるだけで結構な手間がかかるのは事実です。

懇意にしている会社があれば、そこを使用するのも良いでしょう!ただ合理的に算出して欲しい方は300社以上の企業から、見積もりを貰い、一番高いところに売る!もしくは、ある程度売却する会社を絞るのが良いでしょう。

有名店から地域密着専門店まで網羅しているので、一度ぜひ試して見て下さい。

利用実績450万人以上!複数社(提携社数300社以上)に一括査定!比較・分析して、賢く売却!

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. 【専門家・FP監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【FP・専門家監修(コメント)】『2021年版』どの燃料が安い?エコカーの制度・普及状況は?水素自動車・電気自動車・ガソリン車の最新状況について
  5. 【FP・専門家監修(コメント)】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える⁉賠償や怪我の補償
  6. 【FP・専門家監修(コメント)】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家の見解】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【FP監修(専門家監修)】自動運転の事故の責任は誰?『自動運転』と『自動車保険』
  10. 【専門家監修】データ分析!高齢者事故の原因と時間帯は?必要なおすすめ自動車保険を解説
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介

乗りたい車はこれ!様々な車の情報をチェックするなら「車情報ラウンジ Car Lounge 」

出典:車情報ラウンジ「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。気になる車や様々な情報をチェックしたいなら、車情報ラウンジ「Car Lounge」をチェックしてみましょう!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする