交通事故と自殺の因果関係はある?高次脳機能障害を負った主婦が自殺した裁判事例

Advertisement(広告)

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

交通事故で後遺障害を負った被害者が、事故から一定期間経過した後に自殺することが有ります。

この場合、被害者家族は加害者に対して死亡損害賠償の訴えを提起する事になりますが、ここで問題になってくるのが「交通事故と自殺との因果関係」です。

今回紹介する事例はコレが争点となっています。

損保側因果関係無し⇒裁判で因果関係の8割が認められた

①主婦のAさんが自転車走行中に、車と衝突。
その後、第5級の高次脳機能障害との認定を受けた。

②そして、残念ながら1年2ヶ月後に自殺。

③被害者家族は事故との因果関係を主張したが、損保会社の主張は「因果関係なし⇒保険金支払額0円」

④遺族側は高次脳機能障害と自殺との関係性に関するあらゆる立証活動を行い裁判時に提出。

⑤その努力が実を結び裁判所は交通事故と自殺との因果関係を8割認定。
結果として約5,900万円の損害賠償金を勝ち取りました。

後遺障害を負った被害者が事故後に自殺すれば、「交通事故と自殺」には多少なりとも因果関係は有ると判断するのが普通ですよね。

例えば、「後遺障害を負ったせいで、私は今後健常な人と同じような生活が出来ない。

同じような仕事に就くことも出来ない」と言った感じで将来を悲観して自殺に走ってしまうケースも有れば、「うつ病」が発生して突発的に自殺してしまうケースも有ります。

いずれも、交通事故が無ければこういう事にはならなかったでしょうから、事故と自殺には相当程度の因果関係が有るような気がします。

しかし、損保側はほとんどのケースで「事故と自殺に因果関係なし」と主張するそうです。

認めてもせいぜい3割が良いトコロ。

そういう意味では「事故と自殺の因果関係の割合は8割!」との判決を下した今回の裁判例は、非常に画期的な判決だったと言われています。

この判決が出たことで、今後も発生するであろう悲しい自殺の際の遺族への金銭的補償はある程度守られるようになるのではないでしょうか。
(とは言え、本当は「事故も起こさない・自殺もしない」ってのが一番良いので、金銭を貰っても慰めにしかなりませんけどね)

なお、高次脳機能障害者は自殺率が高いという客観的なデータも有るようなので、被害者側家族としても被害者を守るために「被害者の動向」に気を配って上げることも大切になってくるかと思います。

そうすれば悲しい自殺も少しは減るでしょうから。

加害者にどこまで責任を負わすのかという問題も有る

交通事故で後遺障害を負って、その影響で自殺したとなると、既に後遺障害に関する示談が終わっている可能性も有ります。

そのため、死亡による損害賠償金の計算は別途行われることになるでしょう。

そうなると、加害者としても再び「事故の嫌な思い出」を蘇らせなければならなくなります。

好き好んで事故を起こす人はそうはいませんから、多くの人は思い出したくないでしょう。

しかも賠償金の話もしなければなりませんから、加害者としても二重苦です。

でも、やはり一番悲しいのは被害者の遺族です。

加害者としてはしんどくても真摯に対応していかなければならないのでしょうね。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

最新Newsを『X』で確認!『X』開始しました

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!