示談の効果

(この記事は約 3 分で読めます。)

示談について最低限必要なことは理解していますか?示談の意味等については「示談とは」で紹介をしましたが、知っておかないといけないのは示談の意味というよりは、むしろ示談によってどういう効果が生じるのかという点です。

実際に交通事故に遭遇した場合など、裁判まで進展することは少ないです。

交通事故の70%は裁判までいかずに示談で解決しています。

人身事故に限定すると実に95%程度が示談で解決されています。

交通事故に遭遇するとかなり高い確率で示談を経験することになるのですから、これはもう人ごとでは有りません。

しっかりと示談の効果について勉強しておきましょう。

[myphp file=’kiji-top’]

広告
車査定

示談は民事の問題を解決する!

自動車事故をおこすと以下の3つの問題が生じます。

  • 民事問題・・・被害者に損害賠償金を支払う必要性が生じる
  • 刑事問題・・・加害者に罰金刑や懲役刑が課されることがある
  • 行政問題・・・運転手に対して違反金や運転免許停止などの処分がされる

この3つの問題の内、示談で解決できるのは損害賠償金を支払うという民事問題のみです。

他の二つについては交通事故の当事者が話し合ったからといって、警察や公安の方々が許してくれるということはありません。(示談が成立していると刑事罰については、情状酌量がされる可能性は高いです)

インズウェブ自動車保険一括見積もり

被害者からの請求額が確定する!

交通事故の当事者間で示談が成立すると示談書に記載された金額以上ものを、示談成立以降、被害者側から加害者へ請求することが出来なくなります。

つまり例えば、人身事故を起こし当事者間で300万円を支払うという示談が成立したとします。

示談をする場合は示談書というものを作成することになり、その示談書には「本示談書に記載した事項以外に、甲乙の間に一切の債権債務がないことを確認する」といった文言を書くのが通例です。

そうすると、加害者は被害者に対して300万円を支払う義務が生じると同時に、被害者は加害者に対して300万円を超える金額を請求する事が不可能になるわけです。

ですので、後になって被害者がもう少し多く払って欲しいといってもそれは「基本的には」通じません。

上記で「基本的には」と書いたのには例外があるからです。

例外については別途記事にしておりますのでそちらを参照して下さい。

参考:「示談後に後遺症が出てしまった場合はどうなる?
参考:「加害者が示談をお願いしてきた場合、嘆願書と示談書どちらを書くべき?

広告

示談書があるからといってすぐに財産の差し押さえは×

示談が成立したら被害者は加害者から両者で決めた金額をもらう権利を手に入れます。

しかし、だからといってその時に作った示談書をもって、すぐに加害者の財産を差押えができる訳ではありません。

お金をすぐに回収したいという被害者もいるでしょうが、差押さえをするにはちゃんとしたステップを踏む必要があります。

というのも示談書はあくまでも当事者間で作成する私文書ですので、それだけをもって財産を競売にかけるといったような力はもっていません。

差し押さえをする場合は、まず示談書を元に裁判を起こし判決をもらう必要があります。

判決が出た上で、加害者の財産を差し押さえて競売にかけることになります。

これは結構手間になるので、示談が成立する前から回収が難しそうだと思われる場合は、公正証書で示談書を作成しておくとこれらの手間が省けます。

広告

まとめ

  • ①示談はあくまでも民事の問題を解決する手段であること
  • ②示談が成立すると原則としてそれ以上の金額は請求できないこと
  • ③示談が成立したからといって即財産を差押えできるという訳でない事
などの示談の効果について見てきましたが、何も知らずに相手の言いなりで示談書を作ってしまうと後で取り返しがつかなくなるような場合もあります。

しっかり抑えておきたいですね。

広告
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

自分の自動車保険を把握!『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ

合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

自分のニーズにあった『最安の保険会社』を簡単に見つけたい方はこちらをチェック!

『車の一括査定』提携300社以上から車を一番高く売る!無料で手間なく愛車を一括査定!

様々なところに車の査定をしても、毎回同じような点を入力したり、問い合わせるだけで結構な手間がかかるのは事実です。

懇意にしている会社があれば、そこを使用するのも良いでしょう!ただ合理的に算出して欲しい方は300社以上の企業から、見積もりを貰い、一番高いところに売る!もしくは、ある程度売却する会社を絞るのが良いでしょう。

有名店から地域密着専門店まで網羅しているので、一度ぜひ試して見て下さい。

利用実績450万人以上!複数社(提携社数300社以上)に一括査定!比較・分析して、賢く売却!

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. 【専門家・FP監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【FP・専門家監修(コメント)】『2021年版』どの燃料が安い?エコカーの制度・普及状況は?水素自動車・電気自動車・ガソリン車の最新状況について
  5. 【FP・専門家監修(コメント)】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える⁉賠償や怪我の補償
  6. 【FP・専門家監修(コメント)】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家の見解】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【FP監修(専門家監修)】自動運転の事故の責任は誰?『自動運転』と『自動車保険』
  10. 【専門家監修】データ分析!高齢者事故の原因と時間帯は?必要なおすすめ自動車保険を解説
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介

乗りたい車はこれ!様々な車の情報をチェックするなら「車情報ラウンジ Car Lounge 」

出典:車情報ラウンジ「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。気になる車や様々な情報をチェックしたいなら、車情報ラウンジ「Car Lounge」をチェックしてみましょう!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする