自動車保険は確定申告・年末調整で保険料控除の対象になる?

(この記事は約 3 分で読めます。)

10月下旬頃に、確定申告・年末調整で保険料控除を受けるための証明書が保険会社から郵送されてきますよね。

たとえば、生命保険料控除証明書や地震保険料控除証明書などです。

この時、多くの人が以下のような疑問を感じたと思います。

「自動車保険会社は控除証明書を郵送しないの?」
自動車保険は保険料控除の対象なの?

答えを先に書くと、自動車保険は保険料控除の対象外なんです。

そのため、確定申告・年末調整に必要な控除証明書は、郵送されてきません。

確定申告・年末調整

以前は、一部の特約等に関する保険料の所得控除が認められていたのですが、税制改正によって廃止されてしまいました。

ただし、法人・個人事業の場合は、自動車保険の保険料が経費として認められるので、忘れずに計上するようにしましょう。

以下、自動車保険の保険料控除に関する「旧制度」と「現在の制度」について紹介していきますが、「自動車保険は保険料控除の対象外」という結論は変わらないので、参考程度にお読みください。

なお、自動車保険から保険金(損害賠償金)を受け取った場合の課税関係については、下記記事を参考にしてください。

 

合わせて読みたい

損害賠償金に税金はかかる?それとも非課税?

 

車査定

【従来の制度】一部の自動車保険料が控除の対象だった

車とお金

平成18年までは所得控除の一つとして「損害保険料控除」が認められていました。

「居住者が、各年において、自己もしくは自己と生計を一にする親族の有する居住用家屋又は家財などの生活に通常必要な動産を保険目的とする損害保険料又はこれらの者の身体の傷害に基因して又は身体の傷害等により入院して医療費を支払ったことに基因して保険金等が支払われる契約の損害保険料を支払った場合」に支払った保険料の一定金額が所得控除として認められるものでした。

自動車保険自体は所得控除の対象外(一般的に自動車が贅沢品と考えられていた時代の名残から、所得控除の対象外になったと言われています)になっていたため、この損害保険料控除の対象からも外れていました。

が、自動車保険の特約として傷害特約等が付いていた場合には、特約部分については損害保険料控除として所得控除が認められていました。

ちなみに損害保険料控除の所得控除の上限金額は、15,000円と他の所得控除と比べても上限が低い制度でした。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

【現行制度】自動車保険は控除の対象外

現行制度

平成18年の税制改正により損害保険料控除制度が廃止され、所得控除の項目から消えてしまいました。

といっても、完全に無くなってしまった訳ではなく、経過措置として地震保険料控除に組み込まれる形となりました。

地震保険料控除は、確定申告書のⅡ表を見れば分かる様に以下の二つに分かれています。

  • 地震保険料
  • 旧長期損害保険料

参考までにⅡ表はこのようになっています。

Ⅱ表
この「旧長期損害保険料」とは、以下の要件を満たす保険料のことを指しています。

  • 平成18年12月31日迄に契約が成立したもの
  • 保険期間又は共済期間が10年以上で、満期返戻金等があるもの
  • 平成19年1月1日以後にその損害保険契約等の契約内容を変更をしていないもの

現実的には、上記の条件を全て満たす自動車保険の特約というものは皆無と考えられます。

複数年契約を結んでいたとしても、一般的な保険期間は2年~7年なので、平成18年以前に契約した自動車保険は存在していないためです。

つまり、現行制度では、自動車保険の保険料は確定申告・年末調整で所得控除としては認められず、地震保険料控除の内の旧長期損害保険料として所得控除がされる事も難しいという事になります。

なお、所得控除としては認められませんが、事業主さんが事業に必要な自動車に対して支払っている自動車保険の保険料については、必要経費として経費計上が認められるので漏れの無い様にしましょう。

最近は社会保障費の増大で16歳未満の扶養控除が廃止されるなど”税制上の優遇措置”も縮小しているような気がしますが、それはそれとして自分でしっかりとした資金管理をしていくことが必要ですね。

ちなみに16歳未満の扶養控除が廃止される代わりに出来たのが”子ども手当”です。

Advertisement(広告)

まとめ

自動車保険の保険料控除に関する「旧制度」と「現行制度」での取り扱いについて見ていきました。

大事な事は、現在「自動車保険は保険料控除の対象外」という点です。

確定申告・年末調整によって所得税・住民税の負担が軽減される事はありません。

そのため、節約を考える上では、自動車保険料自体を安くする事が重要です。

補償内容の見直しや保険料の安い保険会社への乗り換えなど、少しでもお金を節約できるようにしていきましょう。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする