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雨天時などに視界を確保するために欠かせないのがワイパーです。
ワイパーがしっかりと役目を果たしていても、激しい雨の日や雪の日には視界が悪くなって怖い思いをしたドライバーは多いはずです。
もしワイパーが本来の役目を果たせなかったら・・・と思うとゾッとしますよね。
まあ、全く機能しないという事は稀ですが、経年劣化によってワイパーの機能は少しずつ低下してしまうものです。
また、好天が続いているとワイパーの状況を確認する機会が無いので、雨の日になって始めてワイパーの効きが悪いなーと気づく事もあり、放ったらかしにしておくと意外と危険な部品です。
そこで今回はワイパーの構造と交換時期について見ていきたいと思います。
ワイパーの構造
ワイパーは以下の3つの部品で構成されています。
- ワイパーアーム
- ワイパーブレード
- ワイパーゴム
ワイパーアーム
ワイパーアームはモーターと繋がっていてワイパーブレードを左右に往復運動させるワイパーのメイン部分です。
また、ワイパーブレードをガラス面に圧着させる役割も有ります。
メーカーによって違いは有りますが、ステンレスやアルミなどの金属で出来ています。
ワイパーブレード
ワイパーブレードはワイパーラバーを固定している部分です。
こちらもワイパーゴムをガラス面に圧着させる役割が有ります。
ワイパーゴム
ワイパーゴムはガラス面に圧着している部分です。
ガラス面に付着した雨や雪、埃などを取り除く部分です。
ワイパーの交換時期
ワイパーの交換時期ですが、上記の3つの部品をまとめて同時に交換する事は有りません。
基本的に交換するのはワイパーゴムです。
交換時期の目安はおよそ1年です。
また、時間的な目安以外にも以下のような症状が出る場合は、ゴムが劣化している可能性が高いので交換を検討して下さい。
- ワイパーを作動しても拭き残しが生じる
- ワイパーを作動した時にガガガ・ギギギなどのビビり音がする(*)
- ワイパーゴムが破れていたり固くなっている 等
* ガラスコーティング剤のムラがビビり音の原因となる場合も有ります。
ワイパーゴムを交換しても拭き残しが発生する
ワイパーゴムを交換後、一定の期間が経過するとすぐに拭き残しが発生してしまう事が有ります。
その原因はワイパーゴムではなく、ワイパーゴムをガラス面に圧着しているワイパーブレードに有ります。
ワイパーブレードも時間の経過とともに劣化し、ワイパーゴムをガラス面に圧着させる役割を十分に果たせなくなってしまいます。
そのため、ワイパーゴムを交換しても拭き残しが発生するような場合は、ワイパーブレードを交換するようにしましょう。
そして、ワイパーゴム・ブレードを両方交換しても改善されない場合は、ワイパーアームに不具合が発生している可能性が高いです。
この場合はワイパーアームを交換するようにして下さい。
まとめ
ワイパーの交換は基本的にワイパーゴムだけです。
ただし、ワイパーゴムを交換しても症状が改善されない場合は、ワイパーブレードを交換します。
それでもなお改善されない場合はワイパーアームを交換します。
ワイパーゴムの交換時期の目安はおよそ1年ですが、それ以前でも拭き残しやビビり音がする場合などは交換時期が到来したと判断して良いでしょう。
安全運転には視界の確保は不可欠ですので、「拭き残しが有っても見えるから大丈夫」と見栄を張らずに早めに交換するようにして下さいね。
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