車のエンジンルームの仕組みと日常点検のポイント

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車のエンジンルーム

車のエンジンルームにはエンジンだけでなく、様々な装置が有ります。

ごちゃごちゃしててどこにどの装置が有るのかが正直分かりにくく有りませんか?

これでは日常点検をしたくてもなかなか出来ません。

教習所で講義を受けたと思いますが、忘れてしまっている人もいるでしょう。

そこで今回はエンジンルーム内の仕組みとエンジンルーム内の日常点検のポイントについて紹介します。

日常点検とはドライバーに課せられた義務です(罰則は有りません)。点検項目はエンジンルーム以外にも車内・車外にいくつか有ります。その他の項目については以下の記事で紹介しているので参考にして下さい。

合わせて読みたい

車の日常点検の項目(15項目)

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ボンネットの開け方と閉め方

エンジンルームは車体の前方に有ります。

ボンネットを開けないと中を見る事は出来ません。

そこでまずはボンネットの開け方と閉め方について紹介します。

以下紹介する内容は一般的な車両を対象にした方法です。車種によって操作方法やレバーの位置などが異なります。

車のボンネットの開け方・締め方

■ボンネットの開け方

  • ① 運転席の足元に有る「ボンネットオープンレバー」を引っ張ります(ボンネットが少し浮き上がります)
  • ② 車の正面に行き、車体とボンネットの隙間に手を入れてレバーの位置を確認します(①のレバーとは別)
  • ③ レバーを上に押しながらボンネットを開けます(レバーが左右に動くタイプも有ります)
  • ④ ボンネットステー(固定する棒)を穴に挿し込んで固定

走行後はエンジンルームが熱くなっているので軍手をして作業を行って下さい。

■ボンネットの閉め方

  • ① ボンネットステーを穴から外しフックに戻します
  • ② ボンネットを10cmぐらいの高さから少し力を入れて閉めます
  • ③ ボンネットがロックされている事を確認します
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車のエンジンルームの仕組み

さて実際にボンネットを開けて、エンジンルームの中を覗いてみましょう。

どうですか?どれがどの装置なのかが分かりますか?

ごちゃごちゃしていて分かりにくいですよね。

装置の場所が分からなければ点検どころでは有りません。

そこで主な装置がどこに有って、どのような外観をしているのかについて紹介します。

メーカー・車種などによって、装置の位置や形が異なります。

まず各装置の配置場所から見ていきましょう。

以下の画像は一例ですが、エンジンルームの全体像を把握出来るかと思います。

エンジンルーム(出典:自動車点検整備推進協議会

各装置の配置パターンとして多いのは、エンジンがエンジンルームの真ん中に、その近くにエンジンオイルレベルゲージ、運転席の前辺りにブレーキリザーバータンク、そして両サイドのどちらかに冷却水タンク(ラジエーター補助タンク)とウォッシャータンクという感じです。

所有している車のエンジンルームが上の画像又は配置パターンとなっているとは限りません。

メーカー・車種などによって装置の配置場所は異なるからです。

そのため、次は各装置の外観の特徴について紹介します。

① エンジンオイルレベルゲージ

エンジンオイルレベルゲージ

エンジンオイルレベルゲージはエンジンオイルの残量を確認するための装置です。

その外観はオレンジ色をしていて、指で掴めるように輪っかになっている場合が多いです。

輪っかを引っ張ると金属の長い棒が出てきます。

その先端には「H(上限)」と「L(下限)」のラインが有り、エンジンオイルの付着の仕方で残量を確認する事が出来ます。

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② 冷却水タンク(ラジエーター補助タンク)

冷却水タンク(出典:みんカラ

冷却水タンク(ラジエーター補助タンク)は、半透明のプラスチック製の容器です。

そして、蓋に「冷却水」や「クーラント(COOLANT)」などと記載されています。

容器だけではウォッシャータンクなどと見分けが付きにくいので、蓋の文字を見て判断するようにして下さい。

③ ウォッシャータンク

ウォッシャー液

前述したようにウォッシャータンクも半透明のプラスチック容器です。

そのため、冷却水タンクなどと間違えやすいので注意が必要です。

ただ、こちらも見分けやすいように蓋に「ウォッシャーマーク」が表示されています。

『ウォッシャーマーク』フロントガラスに噴水のようにウォッシャー液を噴射しているようなマークです。画像をご参照下さい。

④ バッテリー

battery

バッテリーは直方体の形をしていて、側面は濁りの強い半透明で、上辺に端子が二つ出ており「+」と「-」の表示が有ります。

⑤ ブレーキリザーバータンク

ブレーキ液タンク(出典:みんカラ

ブレーキリザーバータンクも半透明のプラスチック容器です。

こちらも蓋に「BRAKE FLUID」と表示されています。

ただ蓋には注意事項が記載されているので少し分かりにくいかもしれません。

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日常点検のポイント

エンジンルーム内の配置をある程度掴めたところで、それぞれの日常点検のポイントについて紹介していきます。

なお、エンジンルーム内の日常点検の項目として挙げられているのは以下の5つです。

  • エンジンオイルの量
  • 冷却水の量
  • ウィンドウォッシャーの液量
  • バッテリーの液量
  • ブレーキ液の量

エンジンオイルが減っているかをチェック

さきほど紹介したように、エンジンオイルの減り具合はエンジンオイルレベルゲージを用いてチェックします。

手順は以下の通りです。

  1. エンジンオイルレベルゲージを引き抜きます
  2. 正確にチェックする為にゲージに付着しているオイルをキッチンペーパーなどで拭き取ります
  3. ゲージを奥まで差し込み、再度引き抜きます
  4. 付着しているエンジンオイルが「H(上限)」と「L(下限)」の間である事を確かめます
  5. ゲージを元通りに差し込んで点検終了です

エンジンオイルチェック

チェックする時は「量」だけではなく「色」も確認して下さい。

チェックポイント良好要交換又は補充
「H」と「L」の間「L」に満たない
透明感の有る茶色黒色

なお、「質」での判断も重要なのですが、整備士でもない一般の人にとってエンジンオイルを「質」で判断するのは難しいです。

そのため、量と色、さらに前回交換からの経過期間又は走行距離で判断して下さい。

合わせて読みたい

エンジンオイルを交換しないとどうなる?交換時期の目安も紹介

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冷却水の確認方法

冷却水

冷却水タンクの側面には「FULL」と「LOW」のラインが引かれています。

なるべく横から見て、タンク内の液面が「FULL」と「LOW」の間に有る事を確認します。

もし、液面が「LOW」に満たない場合は冷却水を補充して下さい。

また、色に濁りが有る場合などは交換が必要です。

冷却水不足はエンジンのオーバーヒートの原因になるのでしっかりと確認して下さいね。

合わせて読みたい

冷却水不足はオーバーヒートの原因

ウィンドウォッシャー液の確認

ウォッシャータンクには、冷却水タンクのように基準となるラインは引かれていません。

そのため、タンクにウォッシャー液が十分入っていればOKです。

少なくなっている場合は補充して下さいね。

合わせて読みたい

ウォッシャー液は水でも良い?

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バッテリー液が不足しているかを確認

バッテリーの側面には「UPPER(上限)」と「LOWER(下限)」のラインが引かれています。

横から見て、バッテリー液が2つのラインの間に有るかどうかを確認します。

その他のタンクより透明度が薄く分かりにくいので、車体を揺らして確認してみましょう。

もし下限を下回っている場合はバッテリー液を補充して下さい。

ブレーキ液が減っているかを確認

ブレーキリザーバータンクの側面には「MAX」と「MIN」のラインが引かれています。

ブレーキ液がこの2つのラインの間に有る事を確認します。

なお、ブレーキ液は基本的に急激に減る事は有りません。

もし、ブレーキ液の減りが激しい場合はどこかから漏れている可能性が高いです。

その場合はディーラー等に点検してもらいましょう。

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【参考】エンジンルームの掃除を水でやっても大丈夫?

エンジンルーム内の日常点検を済ませてみて「エンジンルーム内って意外と汚れているなぁ」と思いませんでしたか?掃除したい衝動に駆られると思います。ただ「水で洗っても大丈夫なのか?」という疑問も浮かびますよね。

結論から言うと、エンジンルームを水洗いしても問題有りません。

ただし、高圧洗浄機などで勢いよく水洗いするのは止めた方が良いでしょう。

洗車

エンジンルームは完全に密閉された空間では有りません。

雨が浸入する事も有れば、路面の水が巻き上げられて侵入する事も有ります。

それでもエンジン等が故障しないわけですから、ある程度の水に耐えられる強度を有している事になります。

しかし、想定以上の水の侵入となれば話は別です。

極端な話をすれば浸水したら車のエンジンは止まってしまいますよね。

エンジンルーム内には、バッテリーをはじめ様々な電装品が有り、これらはやはり水に弱いんです。

大量の水で洗車をすれば、最悪の場合故障してしまう可能性が有ります。

そのため、エンジンルーム内を洗車する時は水で濡らした雑巾などで拭き掃除するぐらいにしておきましょう。

なお、電装品を保護してから水洗いをするのは大丈夫だと思います。

 

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