兼業主婦(正社員・パートタイマー問わず)の場合の休業損害

(この記事は約 3 分で読めます。)

最近は女性の社会進出が進み、既婚の方でも主婦業の傍ら外で仕事する人が増えてきています。

では、そのようないわゆる「兼業主婦(正社員・パートタイマー問わず)」の方が交通事故に合って仕事を休まなくてはならなかった場合、休業損害を算定する際に基礎となる「収入日額」はどのように算定するのでしょうか?

少し話がややこしいですが、兼業主婦の場合の収入日額の算定上、以下の2類型に分けてそれぞれについて休業損害の出し方を見て行きましょう。

  • ①賃金センサスより高い給与を貰っている(主に正社員)
  • ②賃金センサスより低い給与を貰っている(主にパートタイマー)
Advertisement(広告)

①賃金センサスより高い給与を貰っている場合(主に正社員)

この場合は非常に簡単ですね。

賃金センサス以上の収入が有る場合には普通に給与所得者として休業損害を算出すれば良いだけです。

算出の仕方は下記を参照して下さい。

 

合わせて読みたい

サラリーマン・OL(給与所得者)の休業損害(収入日額)

 

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

賃金センサスより低い給与を貰っている場合(主にパートタイマー)

主婦業の他にアルバイトやパートタイマーとして働いている人(もしくは正社員の場合でも)の収入が賃金センサスで定められている平均賃金よりも低い場合には「家事従事者」の場合の計算方法に則った休業損害が算出されます。

 

合わせて読みたい

家事従事者(専業主婦etc)の場合の休業損害

 

例えば高校生や大学生などが事故に遭った場合通常アルバイト代の部分だけが収入日額となり賃金センサスは利用されません。

これは何故かと言うと賃金センサスの平均賃金は正社員の給与をベースに考えられておりアルバイトやパートではその賃金を超える事が出来ないだろうと考えられているからです。

(また実際にアルバイトで賃金センサスを超えるのはかなり難しいです)

ましてや学生は学業も有りますから、実際に事故によって減少した収入額はアルバイト代程度と判断されるのが妥当でしょう。

しかし、兼業主婦の場合は違います。

学生のように外で働いて得ている収入が賃金センサスより低かったとしても、賃金センサスを基準に損害を算定する主婦業も兼務していることから、そちらを優先的に採用して不都合がないように調整されているわけです。

主婦業にパート代をプラスするべきでは?

兼業主婦は仕事もした上で家事従事者としての職務を全うしていることから本来的には「実際の給与所得+賃金センサスの平均賃金」を支給しなければならないのではないか?という議論も有ります。

確かに主婦業だけで賃金センサス分の補償が受けられるなら、その時間を上手くやりくりして得ているパート代も加えるべきなのでは?と管理人も思います。

しかし、この点について「主婦業は元々24時間体制で行うものであり、その労力を評価して賃金センサスと同等の補償を認めているのであって、24時間の中のやりくりでパート代を得たとしてもそれは主婦労働の一部が現金収入を得られる労働に転化しただけの話である」と解してこの主張を基本的に認めていません。

ただ、この論理は主婦業の内容や本質を無視した意見であり今なお平均賃金にパート代をプラスすべきという説も根強いものとなっているようです。

実際、この説やそれぞれの家庭的事情を踏まえて「全年齢平均賃金」よりも高い賃金を採用した判例も有ります。

判例紹介

①パート収入がある36歳兼業主婦について、専業主婦と同列で論じるのはナンセンスだとして全年齢平均賃金+パート収入を認めた例-但しこの例ではその合計が「年齢別35歳~39歳」の平均賃金とほぼ同額だったという事も影響しているようです。

②夫の個人事業の補助を行い青色専従者給与控除を受けていた女性に対して、主婦業も合わせれば「年齢別平均賃金」は下らない収入があるとして認めた例

Advertisement(広告)

コラム-共働き世代は増え続けるばかり!?

総務省統計局 労働力調査(基本集計)「27 夫の就業状態,妻の就業状態別夫婦のいる世帯数(時間階級3区分)」を見てみると共働き世代が徐々に増加しつつ有る事が分かる。

手元の計算では、2000年には50.4%だった共働き世代の数値が2013年には58.5%まで上昇しています。

(なおここでの共働きの定義における従たる生計者の働き方は正社員・パートタイマーを問わない値で計算しています。)

共働き世代の詳細な数字やグラフが見たい人は下記を参照して下さい。

1000万世帯を超えなお増加中…共働き世帯の増え方をグラフ化してみる(2014年)(最新) – ガベージニュース

世帯数に直すと2013年度において1071万世帯が共働きとなっており、特に給与が低かったり就職率が低い若年層においては共働きではないと生活出来ないという現状になっていることが垣間見れますね。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!