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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、福岡住みの人だけが利用できる地方銀行なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
福岡ではどこの金融機関でマイカーローンが組める?
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
福岡銀行 | 2.8%~3.3% | 10万円以上1,500万円以内 | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) | |
西日本シティ銀行 | 2.4% ※1 | 2.9% ※1 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) |
福岡中央銀行 | 2.2%~3.8% ※2 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) | |
九州ろうきん | 2.100%~2.900% | 2.400%~3.200% | 最高1,000万円 | 10年以内 |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
JAむなかた | (新規貸出金利) 5年以内 1.90% 5年超 2.40% (軽減金利) 5年以内 1.50% 5年超 2.00% (最軽減金利) 5年以内 1.00% 5年超 1.60% | 1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内 | |
JA糸島 (農業信用基金協会型) | 1.50% ※3 | 1,000万円以内 | 10年以内(1年単位) | |
JA糸島 (オリエントコーポレーション型) | 1.50% ※3 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内(6ヶ月単位) | |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
福岡県中央信用組合 (新オートローン) | 2.6%・3.0%・3.6% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(元金返済据置期間含む) | |
福岡県中央信用組合 (カーライフローン) | 4.4%~5.9% | 10万円以上1,000万円以下 | 10年以内(元金返済据置期間含む) | |
JAみなみ筑後 | 1.8% | 1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上、10年以内 | |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
JAふくおか八女 | 1.6% ※4 | 10万円以上500万円以下(1万円単位) | 8年以内(6ヶ月単位) 元金返済据置(利払い) 期間最長6ヶ月 |
|
田川信用金庫 | 3.95%・4.30%・4.6% | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 8年以内 |
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※1(最大0.7%の金利割引で変動金利 年1.7%・固定金利 年2.2%になります。また各取引の手続きをした場合も最大年0.7%の金利割引が適用されます)
※2(保証料一括払いの場合と金利に含める場合で異なります。また金利引下げ適用条件に該当される・該当されないでも変わってきます)
※3(キャンペーン中は基準金利より最大年0.70%引下げられます)
※4(条件に該当しない場合は固定金利 年1.8%)
変動金利で最安のところは?
「西日本シティ銀行」「九州ろうきん」などが挙げられます。
JAのマイカーローンも変動金利が安いですね。
西日本シティ銀行は博多区に本店を置いている地方銀行。
Web契約可能で書類の郵送や来店が不要で、いわゆるWeb完結の商品です。
年2.4%の金利ですが、最大0.7%の金利割引が適用されると年1.7%まで引き下げられます。
金利割引の対象になるのは、給与振込・住宅ローン、カードローン、ALLINONE、NCBダイレクトなどの取引手続きを行った場合です。
ただし保証料が必要になるので、金利は安いものの総支払額は高くなってしまう可能性がありますね。
また変動金利なので金利見直しがあるでしょう。
「九州ろうきん」は変動金利 年2.100%~年2.900%。
ただし振り幅があるので、必ずしも年2.100%が適用されるわけではありません。
ただし保証料込みなので安心ですね。また最大0.3%の金利引下げサービスも実施しています。
会員・生協組員・一般勤労者それぞれ利用条件が異なりますので、まずは公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
JAのマイカーローンは、全体的に金利が低く設定されています。
たとえば、JAふくおか八女は年1.6%。ほとんどのJAが年1.6%~年1.8%なので嬉しいですね。
ただ別途保証料が必要になるため、総支払額は高くなるでしょう。
固定金利で最安のところは?
固定金利は、完済まで金利の変更がありません。
そのため、変動金利のように金利の見直しもないでしょう。
最初から決まった金利が適用されるので安心ですね。
紹介した金融機関の中では、「福岡銀行」「西日本シティ銀行」「福岡中央銀行」が低金利になります。
なかでも福岡中央銀行は年2.2%~年3.8%と3つの金融機関の中でも安いですね。
ただ振り幅があるので、年3.8%が適用されてしまう場合もあります。
すべての人が年2.2%になるわけではないので間違えないようにしてくださいね。
とはいえ、銀行系のマイカーローンは保証料がかかりません。固定金利なうえに保証料不要となると総支払額が高くなってしまう心配はないでしょう。
マイカーローンを利用するうえで、チェックしたいのは金利+保証料+金利の振り幅です。
どうしても金利の低さだけに気を取られがちですが、変動金利や保証料が含まれる場合は総支払額が高くなってしまいます。
一方で保証料込みは最初から金利に加算されるので総支払額に影響することはないでしょう。ですから、必ず3つをチェックしてからマイカーローンを選んでくださいね。
保証料無料・保証料込みが狙い目
先にも述べたように、マイカーローンを選ぶときは「保証料無料」「保証料込み」が狙い目になりますね。
総支払額を大きく左右するといわれているほどですから、ローンを組むうえでとても重要なポイントといえます。
多くの人は、「低金利」に気を取られがちです。
年1.6%と年2.4%では断然、前者のほうがお得に感じますもんね。
でも、見積りを出してもらうと「思っていた金額より高かった」なんてことはありませんか?低金利の落とし穴はここなんです。
要するに、金利に保証料がプラスされるので思っていた金額より高くなってしまうのでしょう。
これで変動金利なら総支払額の予想がつかず「一体どれだけ支払うことになるんだ」と不安になってしまいます。
そのため、金利だけでなく保証料なども含めて選ぶほうが賢いのです。
ちなみに、極端に金利が低いところは保証料が別途必要になりやすいといわれています。
JAのマイカーローンなんかがそうですね。
どれも年1.6%や年1.8%が設定されていますが、保証料は別途必要になります。
ですから、多少金利が高くでも保証料込みまたは保証料無料の金融機関を選んだほうが結果安心といえますね。
注意したいのは金利の振り幅
もうひとつ、「金利の振り幅」にも注意したいところ。
これも先ほど述べましたが、〇%~〇%というものですね。
金利年〇%と決まっているところは変動金利でない限りほとんど変更されることはありませんが、〇%~〇%と記載されているところはどんなに最低金利が安くても必ずしもその金利が適用されるとは限りません。
振り幅が大きいところなら、なおさらじっくり調べて選んだほうが良いですね。
たとえば、福岡中央銀行は固定金利 年2.2%~年3.8%。年2.2%と年3.8%ではずいぶん違いますよね。
まず、申込者の信用情報です。
借金の状況や返済の遅延など、すべて確認したうえでクリーンなら最低金利が適用されるでしょう。
次に、借入額に応じて変化する場合です。この場合、高い借入を行うほど最低金利が適用されやすいですね。
たとえば、信用情報が重視される金融機関の金利が年2%~年4%だったとしましょう。
「年2%は安い!」と思うかもしれませんが、借金の記録がある人や遅延を繰り返している人などは残念ながら年4%が適用されます。
借入額によって変化する金融機関の金利が年1%~年3%だった場合、最低金額の借入では年3%が適用されてしまうでしょう。
金利+保証料の有無だけでなく、金利の振り幅などもチェックしながら商品を選ぶと安心ですね。
過去に借金の経験がある人や何度も返済が遅延している人などは〇%~〇%と記載されている商品よりも〇%と固定している商品のほうが安心かもしれません。
カーローンを組む前にチェックしたいこと
金利・保証料などをチェックするのは当たり前ですが、それ以外にもチェックしたいことはいくつかあります。
まず、「申込資格」ですね。
申込資格は金融機関によって違いますが、共通しているのは、「保証会社の保証が受けられる」「安定継続した収入がある」「日本国内在住」などですね。
借入や完済時の年齢などもチェックしておきましょう。
次に、「車体価格以外のローン」です。
ローンに含まれるのは、何も車体価格だけではありません。
オプション代や税金・自賠責保険料・リサイクル費用などの車両購入時の諸費用なども含まれます。
諸費用は本体価格の10%~15%がほとんどですが、自分で用意できない場合はローンに含まれているものを選ぶのが安心ですね。
「限度額」もチェックしておきましょう。
今回紹介している金融機関は10万円~1,000万円以内(1万円単位)のところが多いですが、なかには500万円が限度になっているところもあります。
ただ、どんなに限度額が大きくてもどれくらい借りられるかは審査次第です。
希望では1,000万円でも、審査条件をクリアできなければ500万円までしか借りられない可能性もありますね。
そして、「来店の有無」です。
最近は、Web完結の金融機関が増えわざわざ来店しなくても申し込みや契約ができるようになりました。
平日の来店は難しいという方は、来店の有無なども確認しておくと安心ですね。
「融資までの時間」も金融機関によって違うので確認しておきましょう。
なかには1ヶ月以上かかるところもあるので、気をつけたいですね。
申し込みに必要なものもチェックしよう
ローンを申し込みときは必ず書類が必要になります。
基本的にどこの金融機関も必要書類は同じですが、念のための事前に確認しておきましょう。
たとえば福岡銀行なら、1.本人確認書類、2.所得証明の書類、3.資金使途の確認資料が必要になります。
家族の車両購入などの場合は、1.家族を証明できる資料、2.家族の運転免許証が必要です。
本人確認書類は、運転免許証を用意しましょう。
車のローンなので原則ですね。
所得を証明する書類は、源泉徴収票や納税証明書など。
所得証明書類は、借入額が300万円を超える場合なので、少額借入ではほとんど不要になります。
資金使途の確認資料は、売買契約書・見積書・請求書・振込依頼書のコピーなどが挙げられます。
基本的に、「本人確認書類」「収入証明書」「資金使途証明書類」の3つを準備できれば問題ありません。
先にも述べたように、なかには収入証明書(所得を証明する書類)が不要なケースもありますので確認してくださいね。
マイカーローン選びで損しないためには
金利+保証料をチェックすることはもう知っていますね。
金利によって総支払額は異なりますし、保証料の有無でも変わってきます。
金利は金融機関によって違うので、即決する前にしっかり情報収集をしましょう。
地方銀行だけにこだわらず、幅広く検討してみるのがベストですね。
つい「いつも使っている金融機関」を選びがちですが、最近はネット銀行も充実していますし、JAバンクや信用金庫、労働金庫などもマイカーローンを用意しています。
普段使っていないからと敬遠するのではなく、いろんな金融機関を調べてベストなところを見つけましょう。
また、金融機関以外にディーラーも検討しておくと良いですね。
この場合も、複数店舗のディーラーで見積もりを取ってください。
ただ低金利だけで選べば良いわけではありません。
これは口が酸っぱくなるほど繰り返しているのでご理解いただけていると思いますが、金利が安いということはそのぶん保証料がかかりますし、固定金利と変動金利でもメリット・デメリットが違います。
変動金利は金利の見直しは行われ変動しますが、固定金利は完済まで変わりません。
どちらが良いというわけではありませんが、借入期間が長いのであれば固定金利のほうがリスクを抑えられますね。
たとえば3年など短い場合は変動金利を、10年は固定金利を選択すると良いでしょう。
金利優遇もどんどん利用したいですね。
最大0.7%も金利割引があるところは非常にお得。
特に普段使っている金融機関でローンを組む場合は、どんな条件で金利優遇が受けられるか調べておくと助かりますね。
だいたいカードローン・給与振込・住宅ローンなどの利用で適用されます。
申し込みの流れ(申し込み方)
- ステップ1 購入予定の車の見積書を作成する
- ステップ2 ローン先を決める
- ステップ3 購入代金見積書をもとにローンの審査申し込みをする
- ステップ4 審査通過後、借入金額と返済方法・返済日などを決定する
- ステップ5 融資の受け取り
- ステップ6 ローンの支払い(返済)がスタート
以上がおおまかなマイカーローンの流れとなります。
マイカーローンを組むということは、車の販売店であるディーラーと購入者の間に信用機関を挟むということになりますので、「信用機関→購入者へ貸金」「購入者→貸金を用いディーラーへ代金の支払い(現金持ち込みまたは銀行振り込み)」「購入者→信用機関へローンの返済」という関係性が組まれるということをまず把握しておきましょう。
【銀行などの金融機関が提供するマイカーローン】と【ディーラーの提供するローン】の場合、審査の方法や審査基準が異なります。
銀行や信金などで組むローンの方が金利が低く設定されている場合が多いですが、その分審査が厳しく審査も時間がかかってしまう(2日程度)という特徴があります。
代わってディーラーローンの場合、審査には通りやすいですが金利が高いという特徴も持っています。
それぞれ特徴的なメリット・デメリットがありますので、よく考慮したうえでローンを組む機関をどこにするか決めましょう。
また近年では、来店不要のネット申し込みだけでローン審査を受け付けてくれる機関も多くなりました。
ネット申し込みをすれば金利を優遇してくれるという金融機関も珍しくありませんので、マイカーローンを組むときはディーラーが提示してくれるローンだけでなく、自分で何社かピックアップしてから比較をし、審査を申し込むというのがお得なローンを組むコツとなります。
マイカーローンの審査にかかる時間について
審査にかかる時間は、信用機関ごとに異なってきます。
福岡県にお住いの場合、JA福岡市が提供しているマイカーローンを検討する方も多いかと思います。
JA福岡市の場合、インターネットでの仮申し込みが可能となっています。
仮審査をクリアしたら、必要書類などを用意し窓口で本契約を行う必要がありますので、審査終了まではおよそ2営業日から来店のタイミングによっては一週間ほどかかると見ておいた方がいいかもしれません。
福岡県の信用金庫によるマイカーローンの場合、窓口での予約審査、FAXでの予約審査、インターネットでの事前審査から最初の申し込みを選択する必要があります。
その後、窓口にて本審査となりますので、こちらも2営業日から一週間ほどの日数が必要となります。
労金の場合、福岡県は「九州労働金庫」が対応となります。
福岡県の場合本店も含め20近くの支店あるほか、使い道自由の「Web完結型マイプラン」というローンもあり、来店不要のネット完結で申し込みが可能となっていますので、他のローンよりも審査から融資までが比較的早く済む可能性があります。
銀行でのマイカーローンの場合、審査自体にかかる期間は他のマイカーローンと大差ありませんが、融資までにかかる時間は2週間から1か月ほど見積もっておいた方がいいでしょう。
お急ぎの場合はネット申し込みで即日審査をしてくれる銀行もありますので、そちらがお勧めとなります。
ただ福岡銀行などの一部の銀行では、審査を行い、借り入れが可能になった状態から車を決定する(※最終的にローンを組まなくても審査は可能)という流れも推奨しています。
窓口来店が必要な場合、お住いの地域から逆算してローンを組む機関を決めるというのももちろん一つの手段ですので、まずはお近くの銀行や支店に問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
マイカーローンを組む際に必要な書類
- 本人確認が可能な書類
- 年収の確認が可能な書類
- ローン用途の確認が可能な書類
以上がマイカーローンを組むときに必要となる一般的な書類です。
本人確認証
本人確認については、まず運転免許証があれば間違いないでしょう。
それ以外の場合、パスポートやマイナンバー記載の「個人番号カード」など顔写真つきのものが求められます。
もし顔写真付きの確認書類が無いという場合、「社会保険料の領収書」「公共料金の領収書」などで対応してくれるケースもありますので審査をお願いする機関に相談してみてください。
所得確認書類
年収の確認が可能な書類については、会社員(給与所得者)か個人事業主かによって変わってきます。
給与所得者の場合「源泉徴収票(直近1期分)」または「所得証明書(住民税課税決定通知書など(直近1期分))」が、個人事業主の場合は「確定申告書、同付表(直近1期分)」または「納税証明書(その1およびその2、直近1期分)」が必要とされます。
用途確認書類
ローン用途についてですが、ディーラーから車の購入を検討してのマイカーローンの場合、ディーラーから見積書を発行してもらえます。
ただ、見積書だけだと後から金額の確定した本契約書などを求められる場合もありますし、何度も足を運ぶ羽目になってしまう可能性もありますので、審査の際にしっかりと確認するようにしましょう。
免許の取得でマイカーローンを組みたいという場合、自動車学校の申込書やご案内書など、必要な金額が記載された書類が必要になります。
そのほかの用途でローンを組みたいという場合も、基本的に「金額が記載された書類が必要」という認識をして契約や審査までに用意するようにしましょう。
審査に通らなかった時の対策
年間返済額
マイカーローンに落ちてしまうという原因はいくつかありますが、その中の一つに「ローンの年間返済額が多い」というものがあります。
理想のローン返済金額は年収の約30パーセント以下と言われており、例えば年収500万の人の場合は「年間150万」までがローンに使える資金ということです。
注意しないといけないのは、クレジットカードのキャッシング枠もこのローンにカウントされるという点です。
マイカーローンを含めローンが年収の35パーセントを超えてくると、「返済できないかもしれない」と判断され審査に落ちてしまう可能性もぐっと上がってしまうんですね。
申し込みブラック
次に多くある審査に落ちてしまう理由は、「半年で3社連続ローンを申し込んだ」という事例です。
実はマイカーローンに限らず、半年以内に3社連続でローンを申し込んでしまうと「お金に困っている」と判断されそれだけで審査に通りにくくなってしまうんです。
ローンを組めずに何社も申し込みをしてしまったということがあれば、申し込み情報の消える半年後に今度は「ここだ」という一社に絞り申し込みをするようにしましょう。
納車までに期間を空けられない場合や、ローンに一社目で落ちてしまったという場合、ディーラーローンを組むというのも一つの手段です。
ただ、ディーラーローンの場合は支払い完了まで車の所有権はディーラー側にあるなど購入者に不利となりやすい条件もいくつかありますので、それらを充分に加味してから決定するようにしてください。
信用情報
それ以外にも、「借金をしていた」「ローンなどの返済が長期的に遅れたことがある」という情報は基本的に信用情報に記載されてしまうため、このような過去を持つ方はマイカーローンに通りにくいという特徴があります。
これらの信用情報に記載された出来事は一般的に「金融事故」と呼ばれており、一定期間は情報が保存されていますが、一定期間を過ぎれば情報は削除されるようにもなっています。
「長期延滞」の場合は解消後1~5年、「債務整理」は整理後5~10年、「代位弁済(保証会社が代わりに支払いを行うこと)」は発生後5年、「強制解約」は発生後5年でそれぞれ信用情報から削除されます。
特に低金利の銀行によるローンは、そのぶん審査が厳しいという特徴も持っていますので、期間内に心当たりがあるという方は最初から銀行への申し込みはせずに他の金融機関を検討した方がいいかもしれませんね。
マイカーローンと住宅ローンの関係
マイカーローンを組むとき、既にほかのローンを組んでいたら「審査に落ちてしまいそう」と不安になるという方は多いと思います。
特に、住宅ローンという大きなローンを組んでいたら、それだけで他のローンが通らなくなりそうというイメージはありますよね。
実際、住宅ローンを組んでいるからマイカーローンが組めない・マイカーローンを組んでいるから住宅ローンが組めないということはありません。
ただ「審査に通らなかった時の対策」でも記載した通り、年収の約30パーセントまでが理想のローン返済額とされていますので、「借入金額」に影響は出てしまいます。
返済期間の希望年数が通らなかったり、毎月の借入可能額が希望よりも低かったりという影響があることは事前に把握しておきましょう。
「他のローンを組んでいる」というだけで審査自体に影響を及ぼし審査に落ちてしまうことはあまりありませんので、安心してください。
一部の銀行などでは、住宅ローンとマイカーローンを併用すると金利が優遇されるキャンペーンを行っていることもあります。
既に住宅ローンを組んでしまっている場合は、住宅ローンの借り換えとマイカーローンの契約を同じ銀行で申し込みをすることで、金利を大幅に抑える事が出来るので、ローン先を統一するのも一つの手段ですね。
返済方法について
返済については、どこの金融機関も「口座振替」が基本です。
一部ATMでの返済を受け付けている機関もあります。
返済日については、各金融機関の提示した日付から選択するのが一般的ですので、提示された日付から給与日や他のローンの返済日などを加味して選択するようにしましょう。
また返済に関して、金利が上乗せされた額で返済をすることになりますが、その金利について「固定金利」と「変動金利」から選択できる機関も多く存在しています。
返済完了まで金利が変化しない「固定金利」と、半年に一度を目安に金利を見直す「変動金利」ですが、一般的には「変動金利」の方が低金利と言われています。
もちろんそれぞれにメリット・デメリットを抱えていますので、自身の収入形態や今後の就業年数などを加味し、自分に合った金利形態を選ぶようにしましょう。
繰り上げ返済について
金利負担のことを考えると、長く返済を続けるよりはお金に余裕があるときに一気に返済を行いたいですよね。
例えば150万円の車をディーラーローンの金利8パーセントで購入した場合、返済期間を3年に設定すると毎月の返済額は47,005円になります。
3年間の総支払額は1,692,180円となり、なんと約20万円も金利に支払っているという計算になるんです。
この金利負担を減らすために、「一部繰り上げ返済」「一括繰り上げ返済」という制度を利用する購入者は少なくありません。
まず「一部繰り上げ返済」ですが、これはボーナス月などに毎月の返済より多く返済を行うという方法です。
これらの返済方法について、機関によってはそもそも取り扱い自体を行っていないというケースもありますので、ローンを組むときにこれらの制度利用が可能かどうか事前に確認を行うようにしましょう。
例を挙げると、返済額50万円が残っている状態で毎月の返済5万に加え10万を返済すれば、次の返済額は45万から35万に変化しますよね。
この分の返済額では利子が大きく変動することはありませんが、年2回のボーナス時に毎年繰り上げ返済を行っていけば、返済にかかる利子の総額も減り、返済の負担も大きく変わってきます。
この「一部繰り上げ返済」ですが、さらに返済後、返済額はそのままに返済予定年月を短縮してくれる「期間短縮型」と、返済予定年月をそのままに返済予定額が減額する「返済額軽減型」に分かれています。
このどちらかになるかは利用している機関によって異なってきますので、一部繰り上げ返済を利用したいという場合はまずローンを組んでいる機関に相談を行ってください。
次に「一括繰り上げ返済」ですが、これは名前の通り予定返済額を一括で返済するという方法です。
機関によっては繰り上げ返済時に手数料を求められる場合や、「返済予定回数が〇回を切ったら繰り上げ返済不可」という条件を提示しているところもあります。
金融機関側からしたら金利が儲けとなるので、それらが減額してしまう「繰り上げ返済」で金利分を埋めるための制度を取るのは当たり前ですよね。
繰り上げ返済を検討している場合、「早い段階で行う」というのがトータルで得をするコツになりますので、ローンを組む時点でこれらの制度を意識するようにしてみてください。
利用用途について
マイカーローンと言えば「車の購入のため」と考えられがちですが、実は様々な用途でマイカーローンは使用ができるんです。
例えばJA福岡やしずぎんなどのマイカーローンの場合、中古車・自動二輪車・原付を含めた自動車の購入以外にも、自動車購入時の税金・保険、カー用品購入資金、車検・修理費用、運転免許証取得費用としてもローンが組めますし、なんと「車庫購入・建築費用」もマイカーローンの利用用途対象になっているんです。
九州労働金庫や福岡銀行の場合、これらの用途に加え「マリンスポーツ用の乗り物購入」もマイカーローンの利用対象とされています。
さらに福岡銀行では、自身以外にも「ご家族の車両購入資金・運転免許証取得資金」(※申込人と同居・同一生計の一親等(夫婦、親子)以内)によるマイカーローンを組むことが可能なので、給与所得者以外の名義で車を持ちたいという場合は福岡銀行のローン審査に申し込んでみてはいかがでしょうか。
また、中にはこのマイカーローンの利用用途が狭い代わりに金利を安くしているという金融機関もあります。
損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」などは、利用用途を車の購入に限っていますが金利は1.90パーセントから2.85パーセントと銀行並みの低さとなっていますので、このような機関の特徴を活かしローンを検討するのもお勧めです。
まとめ
福岡県でマイカーローンを組みたいという場合、全国展開している銀行やディーラーローンのほか、「JA福岡市」や「九州労働金庫」「福岡信用金庫」などの提供するマイカーローンを組むこともできます。
特に地方銀行ではローンの使用用途に厳しい制限がなく、様々な用途で使用できる場合がありますので、「これもマイカーローンに適用できるのかな?」と悩むことがあればぜひ窓口へのお問い合わせをしてみてください。
近年では、窓口来店が不要・ネットで完結するというマイカーローンも増えてきました。
ネット完結型の場合、ネット申し込みで金利を優遇してくれる場合もあるので、「近くにいい金融機関が無い」という方でも、全国から候補の会社を探すことができるネット申し込みのマイカーローンも検討してみてください。
過去に金融事故を起こしてしまったことがあるという人も、解決から一定年数が経過していれば信用情報から事故情報は削除されますので、低金利の金融機関でマイカーローンを組めることもあります。
自身の年収・過去の金融情報・現在のローンの割合などを考慮したうえで、なるべく利子率の低い金融機関で組めるようチェックを行ってみてください。
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