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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
神奈川でマイカーローンを組むには
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
JAバンク神奈川 | 1.75%~4.00% ※1 | 10万円以上1,000万円以内 ※2 | 6ヶ月以上10年以内 ※3 |
|
かながわ信用金庫 | 1.80%~1.90% ※4 | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上8年以内(6ヶ月単位) | |
神奈川銀行 | ※5 | ※5 | 10万円以上300万円以内(1万円単位) | 7年以内 ※6 |
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
川崎信用金庫 | 店頭受付 4.040%~4.280% ネット受付 2.000% | 1,000万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内 | |
横浜銀行 | 3.2%~3.9% ※7 | 10万円以上1,000万円以内 | 1年以上10年以内 | |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
さがみ信用金庫 | 3.000% ※8 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 1年以上10年以内 | |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
湘南しんきん | 2.90%~3.55% ※9 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内(6ヶ月単位) |
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※1 3年以内:年1.75%~年3.30%、3年以超5年以内:年1.95%~年3.50%、5年超8年以内:年2.25%~年3.80%、8年超10年以内:年2.45%~年4.00%
※2 ただし就職内定の場合は300万円が上限になります。また借入時の年齢が71歳の場合は200万円が上限になります。
※3 マイカー生活サポーターでは、取引内容に応じて最大年▲1.55%の金利引き下げが適用されます。項目はI・IIに分けられ、Iは最大▲0.90%の引き下げに。給与振込(10万円以上)の取引は▲0.40%、JAカード体系の取引は▲0.20%、JAカードローン(住宅ローン利用者専用カードローン含む)の契約は▲0.20%、JAネットバンクの利用は▲0.10%。IIは、その他JA所定の取引で▲0.65%引き下げになります。・10万円以上1,000万円以内・6ヶ月以上10年以内
※4 電気自動車の場合、▲0.6%の金利引き下げがあります。エコカー購入の場合も▲0.4%としています。
※5 変動金利・固定金利のどちらかを選択できます。変動金利の場合、長期プライムレートを基準に年2回の金利見直しが行われ、変動があると返済額が変更されます。利率に関しては窓口にて問い合わせてください。
※6 ただし100万円以下の場合は5年以内が適用されます。
※7 年2回の金利見直しがあります。約定返済日の次の日から新しい利率が適用となり、新利率による返済は7月と1月の約定返済分からになります。また取引に応じて年3.9%から最大年0.7%の割引が適用されます。適用条件は、1.住宅ローン、2..給与振込、3.横浜バンクカード、4.マイダイレクトを利用している方。1と2は年▲0.3%の引き下げを、3と4は年▲0.1%の引き下げが行われます。また特別金利キャンペーンが平成30年8月1日~平成30年10月31日まで実施しています。期間中は借入額500万円超の場合年1.3%、500万円以下の場合年2.1%になります。ただしインターネット申込に限りますので、窓口の場合は適用されません。
※8 取引条件に応じて基準金利から引き下げがあります。引き下げ幅は、年0.2%~年0.3%。上限は年1.0%です。詳細はさがみ信用金庫の公式ホームページで確認してください。
※9 ファーストレート年2.90%、セカンドレート年3.25%、サードレート年3.55%。エコ・福祉は金利引き下げが適用され、それぞれ年2.65%・年3.00%・年3.30%になります。
これらの金融機関は、保証料込みの場合と別途必要になる場合があります。
ですので、詳細は各金融機関の公式ホームページを確認してくださいね。
マイカーローンは、金利だけでなく保証料もとても重要になります。
低金利でも保証料込みと別途必要になる場合とでは総支払額が異なりますので注意してくださいね。
それについては後述します。
最安値の変動金利マイカーローン「さがみ信用金庫」
上記の金融機関のなかでもっとも変動金利が安いところは「さがみ信用金庫」です。
年3.000%。取引条件に応じて年0.2%~年0.3%の金利引き下げもあるので、さがみ信用金庫を利用している方はよりお得にマイカーローンを組むことができますね。
取引条件はA・B・C・Dに分けられ、Aは住宅ローンを利用・給与振込または年金振込を利用で0.3%、公共料金などの口座振替を2種目以上行っている・カードローンを利用・クレジットカードを契約・インターネットバンキングを契約で0.2%の金利引き下げになります。 また当金庫の会員(本人のみ)の場合も金利引き下げを行ってくれます。
Bはエコカーを購入している方で、0.2%の引き下げになります。Cは22歳以下の子供を持つ世帯の方で0.2%、Dはリピートプランに該当する方で0.2%の引き下げが適用されるでしょう。
また、さがみ信用金庫は保証料込みになっています。
そのため別途保証料が必要にならず、総支払額への影響が抑えられます。ただし変動金利なので年2回の見直しで金利が変更されることがあるので気をつけてくださいね。
最安値の固定金利マイカーローン「JAバンク神奈川」
JAバンク神奈川では変動金利を採用していません。固定金利のみで、返済期間に応じて適用されます。
4段階に分類され、3年以内なら年1.75%~年3.30%と最安値になりますね。
ただし適用期間が平成30年7月1日~平成30年9月30日までと決まっているので、期間が過ぎると基準金利が適用されることになります。
店頭金利は、それぞれ最高金利になるので間違えないようにしてくださいね。
とはいえ、融資利率には年0.85%の保証料が含まれているので安心です。
固定金利なので完済まで金利が変動することもありませんし、総支払額に大きく影響することはないでしょう。
また、「マイカー生活サポーター」が適用されるとさらにお得に利用できます。金利引き下げの項目は、給与振込・JAカード体型の取引・JAカードローンの契約など。 最大年▲1.55%も引き下げられます。JAバンク神奈川を利用しているほどお得というわけですね。
保証料無料or保証料込みの金融機関を狙うべし
マイカーローンには、保証料込みもしくは別途保証料が必要な場合の2つに分けられます。
金利だけ見て選んでしまうと、見積もりを取ったときに思っていた金額より高くなってしまうことがあります。
これは、マイカーローンの総支払額に保証料が大きく関係してくるということです。
つい金利だけに気を取られがちですが、どんなに金利が低いところでも保証料が別途必要になると総支払額は高くなってしまいます。
各金融機関の公式ホームページを確認すると保証料の有無について記載されているのでぜひアクセスしてみてくださいね。
万が一記載がない場合は、申し込み前に問い合わせることをおすすめします。
ちなみに、保証料は低金利ほど高くなりやすいといわれています。
ですので、金利が低いからお得ではなく、多少金利表記が高くても保証料無料や保証料込みの商品を選んだほうが結果的に総支払額が安くなることがあります。
総支払額は、ローンシミュレーションなどで確認できますので利用してみてくださいね。金利比較よりも総支払額比較のほうがおすすめです。
金利の振り幅には気をつけよう
そしてもうひとつ、金利の振り幅にも気をつけたいですね。
金利には、〇%~〇%と記載しているものがあります。
〇%と記載しているところは振り幅がないのでその金利が適用されるのですが、振り幅がある場合はどの金利が適用されるかは審査結果が出るまで分かりません。
たとえば1%~4%と記載されていた場合、1%の金利はとても安く魅力的ですよね。
つい選んでしまいがちですが、審査条件でマイナスだった場合、最高の4%が適用されてしまう恐れがあります。
ですから、金利のふり幅には十分注意しなければいけないんですね。
金利が決まる基準は、1.申込者の信用情報、2.どれくらいの借入額なのかという2通りです。 1は、いわゆる信用事故です。 各金融機関の利用条件にも書かれていますが、借金がある人や返済の遅延を繰り返している人は信用事故にあたりマイナスになりますね。 要するに、最高金利が適用されやすいということです。 2は、借入額が大きいほど最低金利になりやすいというものですね。 たとえば100万円を希望した場合、少額なので最高金利が適用されやすくなるでしょう。
どの金利や保証料が適用されるかは、審査を通過してみないことには分かりません。
ですので、記載している金利だけに気を取られないように気をつけてくださいね。
学生はローンで車を買えるのか
学生でもアルバイトなどで収入を得ることは可能です。
しかし、奨学金や一人暮らしをしている場合は事実上ローンや車の維持は難しくなりますよね。
そのためローンを組んで車を購入する場合、やはり安定継続した収入がある20歳以上であることが重要になるでしょう。
中古車ならローンを組まずに購入することもできるので、どうしても早く車が欲しい方は自己資金を貯めることからはじめてみてはいかがでしょうか。
また、たとえ車を購入できたとしても駐車場代・車検代・月々のガソリン代など諸費用がかかってきます。毎月の生活費に合わせてどれくらいの負担になるかもきちんと考えておきたいですね。
親と同居している場合は、安定継続した収入ができるまでは両親の車を利用するのもひとつの手です。
近年は、用途が自由な学生ローンも増えています。
自分の力で車を買いたい、ローンを組みたいという方は学生ローンを利用してみるのも良いかもしれませんね。
車購入におすすめの時期とは
車の購入には最適な時期があるのは知っていますか?
カーローンの選び方を知ることも大切ですが、車を購入するにあたりベストな時期を知ることもとても大切です。
高い買い物だからこそ、少しでも安く買うためにベストな時期を知りましょう。
ベストな時期は2つあります。
9月の中間決算と3月の年度末決算がありますが、この時期は売り上げを上げるために自動車ディーラーもさまざまなキャンペーンを実施します。 値引きや特典など、お得に買いやすい時期ですね。もちろん、新車も中古車も同様です。 店頭に並ぶ車の種類も多く、選びやすくなるでしょう。ただ同時にお客さんも集中しますから、きちんと接客してもらえない可能性も…。ですから、決算時期よりも1ヶ月くらい早く伺ったほうが安心ですね。
決算時期に次いで自動車ディーラーが力を入れている時期になります。 夏のボーナス時期は6~7月頃。冬のボーナス時期は12月。 夏はお盆規制に向けて新車に買い替える人が多いですし、冬は正月の帰省や年末商戦のセールなどで購入意識が高まりやすいですね。 ディーラー側も力を入れてお客さんに車を売ります。その代わり、決算時期と同じで対応が疎かになりやすいという欠点もあります。ですから、早めに決断するようにしましょう。
ローンの流れを知っておこう
ローンが利用できるようになるためには、申し込み→審査に通過する必要があります。
申し込みには、本人確認ができる書類が必要になりますね。 免許証がベストです。 他にも、金融機関の普通預金口座・直近の年収が分かるもの・車の見積書なども用意しましょう。見積書は、ディーラーですぐに発行してもらえます。
支払いは、銀行などの金融機関のカーローンのほうが金利が低いのでおすすめですが、審査が厳しいので不安な方はディーラーローンを利用しましょう。
銀行などの金融機関とディーラーでは審査基準が違うので、万が一銀行や信用金庫などの金融機関で通らない場合はディーラーでローンを組むことも検討してみて下さい。
支払い方法は、「現金持参」または「ディーラーの口座に振り込む」など事前に決めておいたほうが安心です。
金融機関に申し込みをしたら、借入額と返済方法を決めましょう。金利や保証料については前述しているので参考にしてくださいね。
審査にかかる時間は2、3日、長くても1週間程度になります。
審査に通ると、振込または現金支払いで代金を支払います。
振込は手数料がかかる場合がありますが、金融機関によっては対応してくれます。
車の購入金額は大きいので、できれば振込のほうが安心ですね。
申し込みの流れ(4ステップ)
マイカーローンを申し込む際には、大まかに分けて4つのステップが必要です。
この手順はどの金融機関でも共通となっています。
ステップ1:仮審査の申し込み
まずは仮審査申し込みを行います。
仮審査は店舗での申し込みの他にも、インターネットから申し込むこともできます。
仮審査時に必要な情報としては、大まかな借入希望額や現在の借入総額、収入、勤務先の情報や勤続年数などの基本的な情報をもって仮審査の申し込みを行います。
この時点では購入する車の見積もりなどは必要なく、だいたいの金額でOKです。
仮審査については、それぞれの金融機関ごとに設けられた所定の審査基準に則って審査されますが、仮審査にかかる日数は金融機関ごとに異なります。
早いところでは即日回答する金融機関もあります。
ステップ2:本審査の申し込み
仮審査の結果、審査OKとなれば、本審査に進みます。
本審査には、実際に購入する車の見積書など借入金の使用用途が分かる書類が必要となります。
また金融機関や金額によっては源泉徴収などの収入が分かる書類の提出を求められることがあります。
書類は店舗に直接持ち込む以外にもインターネットからのアップロードや郵送、FAXなどでも対応可能です。
本審査にかかる時間は金融機関によって異なりますが、1~2週間ほどで審査結果が出ることが多いです。
ステップ3:契約手続き
仮審査、本審査がOKになれば、次は実際のローン契約へと進みます。
契約は大きく分けて店舗での申し込み、インターネットでの申し込み、郵送での申し込みが可能です。
この中で、一般的に最も早く契約することができるのはインターネットで、書類等が電子化されるため金融機関側の確認作業なども早くできるため、最短で申し込み後1週間程度で借入金の振り込みが行われます。
反対に最も契約が遅くなってしまうのが郵送による手続きで、書類が金融機関に届くまでに数日を要してしまう事や、書類に何か不備があった場合に再度提出するとなれば余計な日数がかかってしまいます。
ステップ4:ローン借り入れ
契約まで滞りなく終われば、借入金の振り込み処理が行われます。
マイカーローンなど支払い先が決まっているものは、金融機関が直接ディーラーなどに振り込みを行う場合もありますが、金融機関に開設済みの自分の口座に振り込まれる場合もあります。
金融機関側としては、余計な人手がかからないことや手続きの簡便さからインターネットでの申し込みを推奨しています。
そのため、インターネットで申し込みを行えば金利が優遇される場合もありますので是非活用してみてくださいね。
マイカーローンの審査にかかる時間について
マイカーローンの審査には仮審査と本審査の二つがあります。
まず仮審査については、稼働日で即日~数日で終わります。
これは銀行や信用金庫、JA、ろうきんなどと、ディーラー系など金融機関の違いに関わらずほとんど変わりません。
但し、申込み金額が高い場合や、借りる方の金融履歴によっては仮審査でも時間がかかってしまう場合があります。
次に本審査についてですが、本審査は金融機関によって審査日数が異なってきます。
マイカーローンの借り入れのしやすさは金利によって大きく左右され、一般的に金利の低い銀行やJA、信用金庫、ろうきんなどの銀行系については審査基準が厳しいため、審査日数も2週間から1ヶ月程度かかってしまう場合もあります。
金融履歴や現状の借入金額、返済能力を厳しく審査され、少しでも問題がありそうであれば審査NGとなる場合があります。但し、その金融機関の口座を保有していて給与振込口座になっている場合や、長い付き合いがあって信用を持っていただいているような状況であれば、審査は通りやすくなる場合もあります。
逆に金利が高く設定されているような消費者金融系のマイカーローンなどは、一般的には審査基準も甘く、審査日数も銀行系に比べて短くなっています。
ディーラー系の本審査については、車を販売するディーラーのバックについているという特性もあり、車を多く販売したいという思惑があるため審査基準は銀行系に比べて比較的緩い傾向にあり、審査日数も銀行系よりも短い事が多くなっています。
マイカーローンを組む際に必要な書類
マイカーローンを組む際には、一般的には以下の書類が必要となっています。
①本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
②購入予定のディーラーなどお金を支払う先が発行した見積書
③年収を確認できる書類(源泉徴収票など)
①の本人確認書類については、マイカーローンを組む方であればほとんどの方がお持ちだと思われますので、運転免許証で問題ありません。 その他にはパスポートや個人番号カード(マイナンバーカード)などでも問題ありません。 ただし、健康保険証については顔写真もなく住所も手で書き込む形ですので、本人確認書類としてはNGのところが多いです。
②については、ディーラーなど実際の購入予定のお店から出してもらった見積書が必要です。その際には諸費用なども含めた購入見込金額や使用用途、購入金額の振込先の他、申込者の名前なども必要になりますので、見積書を発行してもらう際に購入先へきちんと伝えておきましょう。
③の書類については、源泉徴収票や住民税決定通知書の他に納税証明書や確定申告書など年収が記載してある書類が必要です。もし転職したばかりなどで年収記載の書類がない場合は、直近2~3ヵ月の給与明細書を提出することで代用可能となるところもあります。
審査に通らなかった時の対策
マイカーローンを申し込んだときに審査落ちになってしまう場合がありますが、これにはいくつかの原因があります。
ここでは一部の審査に通らない原因と対策についてご紹介いたします。
年収が低い、または借入金が多い
個人が借り入れできる金額は年収によって決まってきます。
これは法律で定められていますので、年収と借入金のバランスが重要になります。
一般的には、借入額は年収の30~40%程度までとしている金融機関も多く、これを超えるようであれば返済能力が低いとみなされて審査に通りません。
このケースの場合、継続的な収入を増やすことが出来ればもっとも楽に解決できます。
そうでは無く仮に一時的に収入を増やして審査を通したとしても、数年は継続して返済が必要になりますので、返済が苦しくなってしまいますので解決とは言えません。
この場合は素直に借入金を下げるような努力が必要となります。
具体的には、購入車両の車種を変更したりグレードを下げるなどして購入金額を下げたり、新車購入を検討している場合は中古車も検討してみる、また貯蓄があるのであれば頭金を入れて借入総額を少なくするなどが手として考えられます。
年収が低くても借入金が少なければ審査に通る可能性は高まりますので、借入金を減らせないかを検討してみてください。
雇用形態が正社員以外
審査時には、雇用形態を見られます。
正社員であれば問題はないのですが、アルバイトやパート、または自営業の方は、正社員に比べて収入が安定しない、もしくは収入が途切れる可能性があると判断されて審査に通りにくくなっています。
但し正社員の方でも転職したばかりなどで勤続年数が短いと審査は厳しくなります。
しかし、アルバイトやパート、自営業の方でも勤続年数が長い場合は審査に通りやすくなります。
審査基準は”返済能力があるか”ですので、急に仕事を辞めたりする可能性が低いと判断されれば審査は通りやすいという事です。
公務員の方や年金収入がある方は比較的審査が通りやすくなっています。
信用情報に金融事故の履歴がある
審査に通らない原因として最も厄介なのが、過去に金融事故を起こしているケースです。
金融事故の具体的な例としては、債務の返済が滞ったり、自己破産などの債務整理を行ったりした場合です。
過去にこのような履歴がある場合は、全て個人の信用情報に残ってしまっているため、たとえどんなに年収が良くても審査に通ることはほとんどないと言っても過言ではありません。
そして厄介なのが、この信用情報は特定の金融機関が単独で保持しているのではなく、信用情報を保持する信用情報機関が保有します。
そしてその信用情報はその機関に加盟している全金融機関と共有されてしまいます。
どの金融機関でも審査を行う際は信用情報機関にアクセスして信用情報を確認しますので、一度信用情報にキズが付くとほとんどの金融機関にその情報が伝わってしまい、借入れは困難となってしまうのです。
但し、このような状況になってしまった場合の対策もあります。
一般的には、この信用情報の保持期間は5~7年と言われており、その保持期間を過ぎた情報は消えていきます。
従って、金融事故を起こしてしまった方でもおよそ5~7年後にはその情報は消えて新たに借入れを行うことができる可能性が高くなりますので、金融事故を起こしたことがある場合は履歴が消えるまで待ち、改めて申込みをしてみてくださいね。
マイカーローンと住宅ローンの関係
マイカーローンを組むときに気になるのが住宅ローンとの関係です。
具体的には住宅ローンを組んでいるときにマイカーローンが組めるのかという点ですが、結論から言うとマイカーローンと住宅ローンの併用は可能です。
しかし一部デメリットもあり、マイカーローンを組んでいる場合に住宅ローンを申し込んだ場合には、借り入れられる金額がマイカーローン利用中の金額分目減りしてしまう可能性があるという点です。
そもそも、個人が借りられる上限金額は年収によって決まります。
これは法律で定められていますので、マイカーローンを利用している中で住宅ローンを利用とした場合、借入総額によっては借り入れ可能な住宅ローンの金額が変わってきます。
従って、住宅ローンの返済中にマイカーローンを申し込んだ場合にも同様の事が起こりますので、金額次第では借り入れが出来ないという事態も起こる可能性がありますので注意が必要です。
審査の面で言えば、住宅ローンを借り入れ中にマイカーローンを申し込んでも、借入金以外での審査には得に影響はありません。
逆に、住宅ローンとマイカーローンを同じ金融機関で利用するような場合は、銀行から金利の優遇を受けられる可能性がありますので、お得に借入が出来る可能性があります。
注意したいのは、住宅ローン返済中にマイカーローンを申し込む場合には、当然ながら住宅ローンの返済状況もチェックされますので、返済が滞ったりしているようであればマイカーローンの審査に大きく影響します。
マイカーローンと住宅ローンの併用を考えておられる方は注意してください。
返済方法について
マイカーローンの返済方法としては、「元利均等返済」が一般的です。
これは、毎月決まった金額を定額で返済していく方式で、支払う金額は元金+利息です。
返済額が一定のため、生活設計が立てやすく比較的扱いやすい方式と言えます。
返済は毎月返済のみで行う場合と、毎月返済に加えてボーナス月に増額返済を行う場合の二つから選択できます。増額返済の月は、6月・12月と、7月・1月などから選ぶことが出来ますので、自分のボーナス月に合わせて設定しましょう。
ボーナス時の増額を併用すれば毎月の支払金額を大幅に抑えることができますので、ボーナス月に余裕がある人は積極的に利用したいところです。
また実際の返済方法については、銀行であればその銀行に口座を作り、その口座から引き落としと言う形が多くなっています。
ディーラー系であれば、保証会社指定の金融機関等になります。
繰り上げ返済について
繰り上げ返済とは、毎月支払っている一定の金額に加えて追加でローンを返済することです。
繰り上げ返済には「一部繰り上げ返済」と「一括繰り上げ返済」があり、その名前から連想できる通り、一部繰り上げ返済がローンの一部を返済することで、一括繰り上げ返済が一括で支払ってローンを完済することです。
繰り上げ返済を行った場合、本来支払うはずだった金利部分を大幅に抑制できるという点が最大のメリットです。
誰でも余計な金利は払いたくないですよね。
また毎月の支払い金額を減らすなどの効果も見込めますので、繰り上げ返済ができるような資金的余裕があるのであればぜひ実践することをおすすめします。
更に、一部繰り上げ返済には期限繰上方式と再計算方式の二通りがあります。
期限繰上方式とは毎月の返済額はそのままで、返済期間を短くする方法です。 この方法を行うと、返済期間が少なくなるためトータルで支払う金利の抑制が期待できます。
再計算方式とは逆に返済期間はそのままで毎月の支払い額を減らす方法です。 この方法は毎月の支払い金額を下げたい場合に有効な方法で、月々の負担を軽くすることが可能です。ただし、再計算方式は返済期間は変わらないため、期限繰上方式に比べて利息の減額効果は少なくなってしまいます。
繰り上げ返済は、ローンの返済額を抑制するという意味では大変有効な手段ですので、もし手持ち資金に余裕があるような場合は積極的に活用することをおすすめします。
ただし、金融機関によって繰り上げ返済の取り扱いは異なっており、中には繰り上げ返済を取り扱ってないところも存在していますので、借入時に確認しておきたい項目のひとつです。
また、繰り上げ返済の取り扱いはあるものの、手数料が必要になるところもあります。
その場合は少額の繰り上げ返済を何度も行うと手数料ばかりかかってしまうため、ある程度まとまったお金を確保したうえで繰り上げ返済を行うようにしましょう。
利用用途について
マイカーローンはその名の通り車を購入する時に利用するローンですが、実は車を購入する以外の用途でも利用できるのをご存知でしょうか。
まず、マイカーローンはマイカーという名前からは連想できませんが、バイクの購入にも使用することができます。
それを前提として、マイカーローンを利用可能な用途としては以下のようになっています。
・車両購入費用
・車両修理費用
・カー用品、部品購入費用
・車検費用
・運転免許取得費用
・他社のマイカーローンからの借り換え費用
・残価設定ローン(残クレ)の買取費用
・車庫建設費用 など
あまり知られていませんが、車が故障した場合の修理費用や車検費用、運転免許の取得費用などにも使うことができます。
ただし、これらの用途はあくまで一例であり、マイカーローンを利用できる用途の取り扱いは金融機関によって異なってきます。
ちなみに神奈川県にある代表的な金融機関として横浜銀行、神奈川銀行、中央ろうきん、JAバンク、横浜信用金庫について確認しましたが、上記の用途は概ねカバーされていますが、金融機関によっては取扱いの無い項目も見られました。
また、中央ろうきんと横浜信用金庫は上記に加えて船舶の購入費用にも充てられるなどそれぞれの特色があります。
但し、反対に金融機関によっては利用用途の範囲がとても狭く、自動車もしくはバイクの購入費用だけしか利用できないというマイカーローンもありますので、申し込み前に金融機関のホームページを訪問したり直接電話するなど事前に確認を行っておくことをおすすめします。
まとめ
マイカーローンは車などを購入する際には非常に便利な商品ですが、実際の申し込みから借入れまでは多くのステップがあるため、それ相応の時間と労力が必要です。
金融機関によって異なりますが、申し込みから借入れまでは概ね2週間~1ヵ月程度かかりますので、車を購入する際にはある程度計画的に、余裕を持って進めることが重要になります。
理想としては、ある程度車の絞り込みができ購入車両の価格帯が定まって来た段階で、価格交渉と並行して金融機関へ仮申し込みなどの手続きを行っておけば比較的スムーズに事が運べます。
また無事借入れたあとも気を抜かずに、ボーナス払いとの併用や繰り上げ返済などの方法も活用しながら、返済が滞らないように上手にマイカーローンと付き合っていきましょう。
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