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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
千葉でマイカーローンを組むならここ!
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
千葉銀行 | 2.550% | 3.550% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) |
JAバンク千葉 農業信用基金協会保証型 | 変動金利型 詳細は公式ページにてご確認ください | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内 | |
JAバンク千葉 三菱UFJニコス保証型 | 変動金利型 詳細は公式ページにてご確認ください | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内 | |
三菱UFJ銀行 | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
千葉興業銀行 | 2.4%~2.9% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) | |
JA千葉みらい | ※1 | 2.50% | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内 |
静岡銀行 | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
千葉信用金庫 | 2.040%~3.730% ※2 | 1,000万円以内(1万円単位) 就職内定者特例 200万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) | |
京葉銀行 | ※3 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内(1ヶ月単位) | |
損保ジャパン日本興亜(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
中央労働金庫 | (団体会員の構成員) 2.400% (生協会員の組合員) 2.600% (一般の勤労者) 3.675% | (団体会員の構成員) 2.900% (生協会員の組合員) 3.100% (一般の勤労者) 3.900% | 最高1,000万円 | 最長10年 |
JAちば東葛は | 1.80% ※4 | 1,000万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内 |
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※1借入時3月1日、6月1日、9月1日および12月1日の基準金利によって年4回見直しがあります。そのあと、4月1日、7月1日、10月1日および1月1日から適用利率が変更されます。借入後は4月1日および10月1日の基準金利によって年2回見直しがあり、6月・12月の約定返済日の翌日から手清利率が変更されます。
※2千葉信用金庫との取引がある場合は、(カーライフローン)2.280%(カーライフローン・エコ)2.180%(カーライフローン・リピートプラン)2.040%が適用されます。
※3新長期プライムレート基準に決定・4月1日と10月1日に変動金利の見直しが行われ、翌々月の約定返済日の翌日から新利率が適用されます。
※4記載の条件に該当する場合は金利引き下げが適用されます。たとえばJAカード申し込み0.3%、給与振込0.5%、公共料金1つ以上0.2%など。詳細はJAちば東葛はのホームページを確認してくださいね。
紹介した金融機関の金利は、保証料の有無は記載していません。
そのため、なかには保証料込みのマイカーローンもありますが、別途必要になる場合もありますので事前に確認しておきましょう。
もしホームページに記載がない場合は、窓口などで相談してくださいね。
マイカーローンを選ぶときは金利だけを考えるのではなく「保証料」も重要です。
低金利だけに気を取られてしまうと、総支払額が高くなる可能性があるので、そこもきちんと理解して自分に合った商品を選びましょう。
変動金利でお得なマイカーローンは
上記の一覧の地方の金融機関の中では、「千葉興業銀行」がもっとも変動金利が低くなります。
ファーストレートとセカンドレートでは変わってきますが、いずれも審査のうえで決定します。
また「ガン保障付きプラン」を選択すると0.5%の金利上乗せがあります。 金利割引キャンペーンを実施している場合、さらに安くなるでしょう。
「マイドリーム」の契約を行うと、0.2%の金利割引も受けられます。
2018年8月現在、セカンドレート年2.90%→年2.70%、ファーストレート年2.40%→年2.20%まで引き下げられています。
また、保証料込み。繰り上げ返済などをした場合は別途手数料が必要になりますが、保証料が金利に含まれているので安心ですね。
とはいえ、変動金利なので金利の見直しなどで総支払額が高くなることがあります。きちんと理解しておきましょう。
仮審査の申し込みはインターネットから可能です。 変動金利2.70%から最割引金利で2.10%まで引き下げられます。さらにがん診断を受けた場合はローン残高が0円になります。 借入額は最大1,000万円まで。最長10年の長期ローンが可能です。10万円から1万円単位で借入できるのも助かりますね。
ちば興銀の住宅ローンを借入中の方なら、サポートローンがおすすめ。
保証料も不要なので安心。それぞれ、申し込みフォームから手続きをしてください。
固定金利でお得なマイカーローンは
固定金利が最安値のマイカーローンは、年1.80%の「JAちば東葛」。
JAカード申し込みや給与振込などをJAちば東葛で行うと、適用金利によって金利が引き下げられるのも嬉しいですね。
上限は0.8%で引き下げがあります。条件などはホームページを確認してみてくださいね。
ただしJAのマイカーローンなので、利用できる方は組合員であることが条件になります。 千葉県内に住んでいて、当JAの管内に居住。勤続年数は1年以上であれば申し込み可能です。 給与所得者・自営業者は前年度税込年収が150万円以上であること。また、当JAが定めている条件を満たしている必要があるでしょう。
保証料は別途必要になりますね。
保証料率年0.65%。たとえば借入額が100万円だった場合、1年(12回)3,150円、3年(36回)9,963円、5年(60回)16,415円となります。
金利がとても低いので一見借入しやすいですが、保証料がプラスされるので総支払額は高くなる可能性があるでしょう。
仮審査の申し込みは、インターネットから可能です。 郵便番号を入力し、ローンを選択します。 申し込みは、JAと取引がない方でも可能です。
申し込み先のJAを選択(この場合はJAちば東葛)したら、確認同意をし申し込み内容を入力しましょう。
入力内容を確認したら、送信してくださいね。
ただし、借入を行う場合は組合員資格が必要になるのでJAに出資する必要があります。
手続きについては窓口で確認してくださいね。
またインターネットからの申し込みはあくまで「仮審査」です。
本審査とは違いますのでお間違えのないように。
「保証料無料」「保証料込み」を狙おう
先にも述べたように、マイカーローンを選ぶうえで重視したいのは金利+保証料です。
つい低金利に目がいきがちですが、それだけでは総支払額が高くなってしまう可能性があるからです。
要するに、支払総額を大きく左右させるのが金利と保証料というわけなのです。
「金利が安いからと選んだら、支払総額がとんでもない金額になってしまった」というようなことがないように、保証料もしっかりチェックしたいですね。
最安値の変動金利・固定金利で紹介した金融機関では、千葉興業銀行は保証料が込みになっていますが、JAちば東葛は別途必要になります。
後者のほうが固定金利で金利も安いのですが、保証料が加算されるので高くなる可能性が高いでしょう。
また、金利がとても低い金融機関はほぼ保証料が別途必要になりますね。
JAちば東葛を見ると一目瞭然です。
これで変動金利なら、総支払額が想像できなくて不安になってしまうかもしれません。
多少金利が高くても、保証料込みや保証料無料のほうが最終的には安い総支払額になるでしょう。
また、金利の振り幅にも注意したいですね。
気をつけたいのは金利の振り幅
金利の振り幅とは、いわゆる「〇%~〇%」というもの。
「〇%」と書かれているものは振り幅がないので安心ですが、前者の場合はどの金利が適用されるかは申し込むまで分かりません。
金利が安いからと選んでも、必ずしも表示されている最安の数値が適用されるわけではないということです。
もしかしたら一番高い金利が適用されてしまうことも。
1つ目は、申込者の信用によって変化する場合ですね。 2つ目は、借入額によって変化する場合ですね。
債務整理や返済の遅延などを繰り返していると信用が失われるので金利は高く設定されるでしょう。
この場合、高額借入ほど金利は低くなります。
たとえば、100万円のローンを組んだとしましょう。
信用で金利が決まるところが2%~4%の金利だった場合、「安心してお金を貸すことができる」と審査で判断されれば2%が適用されます。
借入額で金利が決まるところが1%~3%だった場合、100万円は比較的少額借入なので3%が適用されます。
マイカーローンが借りられる期間とは
どこの銀行を利用するかによって変わってきますね。
当然、ある程度期間が長いほうが毎月の返済額を抑えることができるので安心です。
千葉ではちばぎんがもっとも大きく6ヶ月以上10年以内。保証料無料とお得に借入ができますが、ただし借換の場合は、借換対象ローンの残存期間にプラス6ヶ月以内となります。
毎月に支払える金額が少ないという方でも安心して利用できますね。
とはいえ、一般的に申し込みが多い期間は5~7年程度です。
というのも、新車登録から6年が耐用年数になるため車検に合わせて借入をする方が多いため。
それでも、最近は車両価格が高額になるケースが多く、最長10年を設定している金融機関が増えています。
仮に10年ローンを組むとすると、支払い回数は120回払い。
毎月の支払い額は抑えることができるのですが、その代わり10年間ローンを支払うことになるので大変です。
また審査によって適用されない場合があります。
長期ローンを組むメリットは、先にも述べたように毎月の支払い額が安くなること。
支払い負担が小さいので返済できなくなるといった危険性を防ぐことができます。
要するに、「無理のない返済ができる」のが長期ローンですね。 しかしその反面、デメリットとして金利が高くなります。 毎月の支払い額は少ないものの、総支払額が高くなってしまうので最終的には大きな負担になるでしょう。 固定で低金利が適用されていれば良いのですが、変動金利の場合は金利の見直しで変更されることがありますし、信用問題や借入額によっては高い金利が設定されることもあるので気をつけてくださいね。
マイカーローンの審査基準とは
どんなに魅力的な商品を見つけても、審査に通らなければ意味がありません。
審査に通るためにはいくつかのコツがあります。
まず審査基準ですが、「信用情報」がもっとも重要になりますね。 そのため、審査では信用情報を確認されます。
いわゆる、「お金を貸しても大丈夫か」ということです。
他のローン状況や借入状況、支払いの遅延などすべてチェックされることになりますね。
ここでマイナスポイントがあれば審査に影響します。
最悪、ローンが組めない場合もあるのでそれくらい信用情報はとても重要になるのです。
また審査に通っても、希望の金額が借りられない場合があります。
そして、「安定継続した収入の有無」ですね。
たとえ信用情報がクリーンでも、返済能力がない人にお金を貸すことはできません。
条件に「勤続年数1年以上」と書いている場合は、最低でも1年は同じ勤務先で働いていること。
そのため勤務先の情報も審査で考慮されますね。
上場企業や公務員など安定した基盤にある方は審査に通りやすいといわれています。
ちなみに、審査に落ちる原因でもっとも多いのは「支払いの遅延」「年収に対して希望額が大きい」「勤続年数が少ない」などが挙げられますね。
では、どうすれば審査に通るのでしょうか。 まず、信用情報はクリーンにしておきましょう。 次に、「融資額を少なくする」ことですね。
遅延になっているものはありませんか?どれくらいの期間金融事故があったのかなど確認しておくと安心です。
高額借入をしたい気持ちも分かりますが、年収に見合っていないと借りることはできません。
可能な限り頭金を少なくすることで審査に通りやすくなりますね。
カーローンにもいろんなタイプがあります。
条件も違いますし、なかには審査に通りやすいとされるローンも存在するでしょう。
自分にとってどこが一番利用しやすいのか、事前に情報収集することも大切ですね。
ちなみに、銀行系は金利が低いぶん審査に通りにくいといわれています。
不安な方はディーラーのローンを利用するのが良いかもしれません。
ただ審査に通りやすいところは「金利が高い」といった落とし穴もあります。
その辺もしっかりと考慮した上でマイカーローンの申し込み先を決めて下さいね。
申し込みの流れ(申し込み方)
金融機関のマイカーローンの一般的な申し込み方法についてご説明しますね。
(ステップ1)インターネット、郵送、窓口のいずれかで事前審査に申し込む
(ステップ2)事前審査に通ったら、本審査に必要な本人確認書類と使途を証明できる書類等を提出する
(ステップ3)本審査に通ったら契約手続きをする
ステップ1申し込み
仮審査にインターネットで申し込む場合は、申し込みフォームに必要事項を入力してから送信します。
申し込みは24時間いつでもでき、審査結果は最短即日でメールで連絡がありますが、場合によっては2~3営業日かかることもあります。
また、申し込み後には勤務先への在籍確認があります。自分が連絡先として指定した電話番号に電話がくることもあります。
また、その金融機関に普通預金口座を持っていなくても申し込みはできますが、本審査を受ける前には借り入れを希望する金融機関に口座を開設する必要があります。
申し込み方法はネット以外にも窓口や郵送、電話などがありますが、千葉県に本店がある京葉銀行のように、ネット申し込みの場合は金利が優遇されることもあります。
そのような銀行を選んでネットで申し込みをすれば、返済負担を軽減できますね。
ステップ2書類提出
必要書類を提出する際にはFAX、郵送、画像アップロードのいずれかの方法を選択することができます。
金融機関では提出書類に基づいて本審査を行います。その際には電話で申込内容の確認があります。
本審査の結果はメールで連絡があり、その際電話で契約から借り入れまで手続きに関する説明があります。
本審査に通らなかった場合もメールで連絡がきます。
ステップ3契約
WEB、郵送、窓口のいずれかの方法で契約手続きをします。窓口で契約手続きをする場合には必要書類と普通預金の届け印等を持参します。
契約手続きが済むと、最終ステップになり、借入金が口座に振り込まれます。
その後すぐに金融機関が借入人名義で購入先に振り込みます。
つまり、振り込まれたお金は、使途以外の方法で勝手に使うことはできないようになっているということです。
自分で振り込む必要がないので手間がかからないというのはいいですね。
以上が一般的な申し込みの流れですが、金融機関によって多少の差があります。
申し込みから契約、借り入れまですべてネット上で済む場合もあれば、千葉県を拠点とする千葉銀行のように、WEBで申し込みをしますが、事前審査(仮審査)に通った後は必ず窓口で正式な申し込みをする必要があるところもあります。
本審査の結果連絡が来て審査に通っていれば、指定した日に指定の口座にお金が振り込まれます。
申し込みから借り入れまでの流れを各金融機関のホームページで確認して、自分に都合のいい金融機関で申し込みをしてくださいね。
マイカーローンの審査にかかる時間について
マイカーローンの仮審査は保証会社によって行われ、審査結果は当日か翌営業日にわかることが多いですね。
仮審査はスピーディーですが、本審査には時間がかかります。
かかる時間はどこに申し込むかで差があり、銀行のマイカーローンの審査は1週間~2週間ほど、JAや労金は3日~1週間です。
信金は1週間~10日、ディーラーは当日のことが多いです。
銀行やその他の金融機関で審査に時間がかかるのは、受付担当から審査部署へ行き、責任者、決済者と結論が出るまでの過程が長いからですね。
また、ディーラーに比べると低金利なので金融機関にとってはリスクが高くなるため、審査も慎重に行われます。
審査を通すか通さないかの微妙な位置にある申し込みに関しては、さらに時間がかかります。
この他にも、申込者が多く混雑していると審査結果の連絡が遅くなるということがあります。
また、高額の融資額の場合には慎重に審査されるので時間がかかることがあります。
申し込んだ人がメールの受信設定を忘れていて審査結果のメールが届かないということもあります。
審査結果の連絡が郵送になっている場合は、当然メール連絡よりも時間がかかりますね。
それから、仮審査に通ると本人確認書類や使途を証明できる書類を提出しますが、書類に不備があると審査に余計時間がかかってしまいます。
スムーズに審査を受けるためには不備のないように書類を揃えることが大事ですね。
マイカーローンを組む際に必要な書類
マイカーローンを組むのに必要な書類は、本人確認書類と使途を証明できる書類、そして収入を証明できる書類(不要な場合もあります)です。
本人確認書類としては運転免許証(両面)、パスポート(顔写真があるページと所持人記入欄のあるページ)、顔写真付きの住民基本台帳カード(両面)、個人番号カード(表面)などを使用できます。
また、使途を確認できる書類として、申込者の氏名、金額、振込先等の記載がある見積書を提出できます。
売買契約書や注文書があればそれも利用できます。借り換えの場合は直近3ヵ月の返済実績資料、契約書、ローン返済予定表、車検証のコピーなどが必要になります。
収入を証明する書類は必ず提出が必要な場合もあれば、借入金額が一定の金額を超えると提出が必要になる場合があります。
収入を証明する書類としては源泉徴収票や住民税決定通知書、確定申告書 、納税証明書 などを使用できます。
一定の金額というのは金融機関によって異なりますが、50万円とかなり低いところもあれば、201万円以上、300万円以上というところもあります。
千葉県に拠点がある千葉銀行のマイカーローンの場合は、郵送契約の場合以外は収入を証明する書類の提出が必ず必要になります。
各金融機関によって必要書類が異なり、書類に不備があると審査に通らなかったり時間がかかってしまうので、必要書類をすべて確認し有効な書類を提出してくださいね。
審査に通らなかった時の対策
マイカローンの審査に落ちた場合には、別の金融機関でお金を工面することになりますが、次回確実に借りるためには、まずは落ちてしまった理由を考えるようにしましょう。
信用情報
審査に落ちる1つの原因は信用情報機関の個人信用情報に事故情報が載っているということです。
信用情報機関はCIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(日本信用情報機構)、JBA(全国銀行個人信用情報センター)の3つです。
事故情報とは債務整理や延滞などのことです。
債務整理や延滞の情報は5年間登録されたままになっているので、その情報が残っているとマイカーローンの審査には通らないんですね。
債務整理の中でも自己破産はJBAに10年間登録されます。
自分の信用情報に何が登録されているか確認したい場合は、信用情報機関に申請すると自分の個人信用情報を開示してもらえます。
事故情報が残っていることが分かったならそれが抹消されてからローンを組むのが賢明ですね。
また、現在の借入金の返済も遅延なく約定日前に必ず支払うようにしましょう。
2ヵ月延滞すると「延滞」になり事故情報が載ってしまうので注意してくださいね。
それから、意外と忘れがちなのが、携帯電話の料金です。
割賦払いをしている場合には、毎月いつ支払ったかが信用情報機関に登録されます。支払いを度々遅延したり、2ヵ月以上滞納することが無いように気を付けましょう。
返済負担率
審査に落ちる別の理由は返済負担率が高いということです。
返済負担率は年収に対する借入残高の割合のことです。
返済負担率は借入金の年間返済額を年収で割って100をかけると算出できます。
借入金は住宅ローンをはじめとする各種のローン、クレジットカードのキャッシング、分割払い、リボ払いの金額などです。また、割賦払いをしている携帯機種代金、奨学金なども含まれます。
一般的に返済負担率が35~40%以上になると、マイカーローンを組むのは難しくなるといわれていますね。
ですから、車のローンを組む前にまず他のローンの返済を済ませる必要があります。
特にカードローンは金利も高いので、カードローンを利用しているとマイカーローンの審査にも通りにくくなります。
マイカーローンの申し込みの直前に他のローン、特にカードローンで多額の借り入れをしている場合も審査に落ちる可能性が高くなります。
また、ローンの申し込みを半年以内に頻繁にすると、やはりマイカーローンの審査に悪影響があります。信用情報機関には申し込みの事実も登録されて、半年間は抹消されません。
ですから半年以内に頻繁にローンの申し込みをすると、よほどお金に困っている人ということで、いわゆる「申し込みブラック」になってしまうんですね。
それで、他のローンの審査に通らなくなってしまいます。
次回マイカーローンに申し込みをするときにはこの点も気を付ける必要がありますね。
記入ミス・虚偽の申請
審査に落ちる別の原因は申込書に虚偽の記載があった場合です。
他社借り入れ件数、借り入れ残高の総額などは金融機関が信用情報機関に照会すればすぐにわかることなので、嘘を書くとすぐにわかってしまいます。
年収については、収入を証明する書類を提出する必要がなければ、嘘を書いても問題ないように思うかもしれませんが、金融機関は膨大な量の情報を蓄積しているので、申込者の職種や勤務先、雇用形態、勤続年数、役職などで、大体の年収を割り出すことができます。
ですから、そこから大きく外れている数字を書くと、虚偽だと疑われて審査に落ちる可能性が高くなります。
審査で見られるのは申し込みをした人の返済能力と信用性です。
ですから虚偽の記載があれば審査には通らないんですね。マイカーローンでお金を借りたければ、正直に申告する必要がありますね。
マイカーローンと住宅ローンの関係
マイカーローンを利用して車を購入したいけれど将来的には住宅ローンも組みたいので、その際にマイカーローンの借り入れ金が残っていると住宅ローンの審査に不利になるのではないかという不安がありますね。
逆に住宅ローンがあるとマイカーローンが組めないのではないかという心配もあるかもしれません。
まず、住宅ローンの審査にかかわることを見ていきますね。
住宅ローンの審査では返済負担率が重視されます。
返済負担率は年収に対する住宅ローンの返済総額の割合です。
一般的には35%が上限と言われています。
ただ、住宅ローン以外のローンがあると返済負担率を所定の割合以内に収めるために住宅ローンの融資金額が減らされてしまいます。
ですから、マイカーローンで多額の返済が残っていると住宅ローンの融資金額が影響を受けます。
場合によっては融資金額に数百万円の差が出ることもあります。
返済方法について
マイカーローンの返済方法には元利均等返済と元金均等返済があります。
元利均等返済は毎月の返済額が同じになるので、返済計画が立てやすいという良さがありますね。
ただ、返済当初は返済額のうち元金よりも利息の割合のほうが高いので、元金がなかなか減らないというマイナス面があります。
一方、元金均等返済は、毎月の返済額の内、元金部分が一定になる返済方法です。
元金の返済は毎月同じなので、返済当初は元金部分の返済が早くできるという利点があります。
返済当初は返済額が大きくなるのがデメリットですが、月々の返済額は次第に減っていきます。
また、元金均等返済は元利均等返済よりも支払う利息が少なくて済みます。
どちらにするかはそれぞれの家庭の事情に依りますね。
当初の返済額が多くなるのは困る、多少支払総額が増えても毎月一定の金額を払っていった方がいいという場合は元利均等返済、最初は支払額が多くてもいいので少しずつ返済額を少なくして、総返済額も少なくしたいという場合は、元金均等返済になりますね。
ただし、一部の金融機関ではマイカーローンで元利均等返済と元金均等返済のいずれかを選択できる場合もありますが、ほとんどの金融機関では元利均等返済になっています。
千葉銀行や京葉銀行のマイカーローンも元利均等返済ですね。
繰り上げ返済について
繰り上げ返済には通常の返済とは別に借入金の一部を返済する一部繰り上げ返済と、ローン残高の全額を返済する一括繰り上げ返済があります。
一部繰り上げ返済は残債を全額返済できないけれど少しでも返済期間を短くしたいという時に利用できますね。
ボーナスや臨時収入が入った時などに繰り上げ返済をすることができます。
返済したお金はすべて元金に充当されるので、利息も減って総支払額を少なくすることができます。
一括繰り上げ返済は完済できるほどお金に余裕ができた時に利用できます。
ローンがなくなりますから経済的な負担が減り、精神的にも楽になります。
また、一括繰り上げ返済は車を売るために残債をすべて返済する必要があるという場合にも利用できます。
利用用途について
マイカーローンの利用用途は金融機関によって違いがあります。ここでは、まず例として千葉銀行のマイカーローンの利用用途についてご紹介しますね。
千葉銀行では 新車あるいは中古の乗用車、オートバイ購入資金、下取車のローン残債資金、自動車教習所費用に使うことができます。
その他には車庫を作るための費用、車検・定期点検・修理のための費用、保険料の支払いにも利用できます。
部品やカーアクセサリーの購入費用も利用用途として認められています。
以上の用途の中には子供や配偶者のための費用も含まれます。
ただし、車やオートバイの購入資金に関しては借入申込者の所有者名義に限ります。
その他には他社自動車ローンの借換資金、借換えに伴う支払利息や印紙税等の諸費用にも利用できます。
千葉銀行の利用用途の範囲はかなり広いですが、JA千葉みらいのように自動車・バイクの購入費、修理や車検、免許取得などのマイカー関連費用、他社マイカーローンの借換え費用と、使途の範囲がそれほど広くない場合もありますね。
まとめ
マイカーローンを利用するときには金利も大事ですが、金利以外にも審査の厳しさや契約までに来店が必要かどうか、繰り上げ返済は可能か手数料がかかるかどうかなどの点もチェックする必要がありますね。
また、審査に通るかどうかは返済負担率や個人信用情報がどうなっているかも関係してきます。
将来的にマイカーローンを利用する可能性があるなら、審査に不利になるような状況は極力避けて審査に通るように今から準備してくださいね。
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