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最近ではマイカーローンを組む場合でも、来店不要のネット完結で低金利なローン会社が増えてきましたよね。
とは言え、地元の金融機関なんかも含めると「まだまだお得に借りられるところがあるんじゃないの?」と思う方も多い事でしょう。
そんな人に役立つ地域別のおすすめマイカーローンを表で比較してご紹介します。
マイカーローンが組める広島の金融機関
金融機関 | 金利(変動) | 金利(固定) | 限度額 | 期間 |
---|---|---|---|---|
三菱UFJ銀行(全国対応・来店不要) | 2.975% | 50万円~1,000万円 | 6ヵ月~10年 | |
広島銀行 | 年2.60%~年4.40% | 年3.15%~年4.95% | 10万円以上1,000万円以下(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) |
もみじ銀行 | 年3.100% ※1 | 年3.600% ※1 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) ※2 | 6ヶ月以上10年以内(6ヶ月単位) |
広島信用金庫 | 年3.10%~年4.10% | 1,000万円以内(1万円単位) | 3ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) | |
JFマリンバンク広島信漁連 | 詳細は公式へ | 詳細は公式へ | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上8年以内 |
中国ろうきん | 年2.50%~年3.70% | ※3 | 最高1,000万円 | 最長10年 |
静岡銀行(全国対応・来店不要) | 2.4%~3.4% | 100万円~1000万円 | 10年以内 | |
広島県信用組合 | 年1.9%~年2.5% ※4 | 10万円以上1,000万円以内(1万円単位) | 10年以内 | |
損保ジャパン(全国対応・来店不要) | 1.9%~2.85% | 999万円以内 | 6ヵ月~10年 | |
広島みどり信用金庫 | 年1.2% | 1,000万円以内(1万円単位) | 2年以上10年以内(1ヶ月単位) | |
JA呉 | ※5 | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内 | |
しまなみ信用金庫 | 年2.4%~年3.6% ※6 | 1,000万円以内 年2.4%~年3.6% ※7 | 3ヶ月以上10年以内 | |
JAバンク広島 | 変動金利・固定金利 選択可能 | 変動金利・固定金利 選択可能 | 10万円以上500万円以内(1万円単位) | 6ヶ月以上10年以内(1ヶ月単位) |
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※1 それぞれ保証会社の審査に応じて年3.700%・年4.200%が適用される場合があります
※2 就職が内定している方は200万円以内
※3 5年以内:年3.00%~年4.20%、5年超10年以内:年3.70%~年4.90%
※4 組合員:年1.9%、組合員以外:年2.5%
※5 年1.7%/フレッ車ー’sプラン年1.0%、お得プランA年1.3%、お得プランB年1.5%
※6 カーライフプラン年2.5%~年3.6%、カーライフプラン・エコ年2.4%~年2.9%
※7 満20~30歳未満の就職内定者は200万円以内
いずれも、保証料が別途必要になる場合があります。
金利・融資限度額・融資期間のみ記載していますので、詳細は各金融機関の公式ホームページを確認してくださいね。
またキャンペーンで特別金利を実施しているところもあります。
その場合、通常金利よりもお得に利用できます。ただし期間が決まっているので気をつけてくださいね。
最安の変動金利マイカーローンは「広島みどり信用金庫」
年1.2%で借入ができます。
ただし取扱期間が平成30年2月1日~平成30年9月28日までの融資実行分になっていますので、期間が過ぎると適用されない場合があります。
また保証料が別途必要になります。
元利金返済に合わせて分割支払いになりますので間違えないようにしてくださいね。
ちなみに、保証料は0.78%必要です。
「返済シミュレーション」を用意しているので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また、変動金利なので年2回の見直しがあります。
所定の新長期貸出最優遇金利を基準に、現在と前回の基準金利との差をもって引き下げまたは引き上げを行います。
第1回目は借入日から1年目の応答日に属する月の1日目を基準に計算されます。
第2回目以降は、前回の基準日から起算し1年目の応答日に属する月の1日を基準とし計算します。
見直し後は、基準日の翌月の約定返済日の翌日から適用されます。
詳細は窓口へ問い合わせてくださいね。
最安の固定金利マイカーローンは「JA呉」
標準金利は年1.7%になります。
プランに応じてさまざまな金利を用意しており、お得プランAは年1.100%、お得プランBは年1.300%、フレッ車ー’sは年1.000%となっています。
またJA呉では「JAマイカーローン」と「JAマイカーローン・リピーター型」の2種類を用意。
それぞれ利用条件が異なるのでチェックしておきましょう。
JAマイカーローンでは・・・
- 組合員あるいは組合員となる資格をもっている方
- 借入時の年齢が満18歳以上で最終返済時の年齢が満76歳未満であること
- 前年度税込年収が150万円以上の方
- 給与所得者は勤続年数1年以上で自営業者は3年以上
以上の条件を満たす必要があります。
リピーター型では、借入時の年齢は満20歳以上、最終返済時の年齢は満76歳未満以外はJAマイカーローンと同じです。
ただし、マイカーローンの返済実績が2年以上あり、返済状況が良いことも条件に含まれます。
要するに返済遅延などがある方はリピーター型は利用できない場合があるので注意してくださいね。
どちらも広島県農業信用基金協会の保証が受けられ、その他JA呉が定めている条件を満たしている必要があります。
また、保証料は別途必要になります。
マイカーローンは年0.70%または年0.79%、リピーター型は年0.60%~年0.79%。現在キャンペーンは終了していますが、保証料引き下げキャンペーン中は(通常保証料)年0.65%~年0.84%→年0.60%~年0.79%に引き下げられていました。
保証料無料・保証料込みを狙おう
マイカーローンを選ぶときにチェックしたいのは金利だけではありません。
もうひとつ、「保証料」が挙げられます。
先ほども何度か保証料という単語が出てきましたが、この保証料もローンの総支払額を大きく左右するポイントになります。
当然、保証料無料・保証料込みのほうがお得ですね。
上記で紹介した金融機関も、保証料が別途必要になるところが何件かありました。
保証料が別途必要になるということは、そのぶん総支払額が高くなります。
ですから、金利だけで選んでしまうのは危険なんですね。
どちらかというと、最安金利を設定しているところほど保証料が別途必要になることが多いでしょう。
たとえば、「JA呉」や「広島みどり信用金庫」など。
それぞれ変動金利・固定金利で年1.7%と年1.2%ですが、保証料が必要になるので総支払額は大きくなります。
ですから、多少金利が高くても保証料込み・保証料無料のほうが結果的に総支払額は安くなりやすいのです。
その辺りも考慮して自分に合ったローンを選んでくださいね。
注意したいのは「金利の振り幅」
もうひとつ注意したいのは、金利の振り幅です。
金利の振り幅とは、たとえば広島銀行の年2.60%~年4.40%。〇%~〇%と記載している金利は、審査結果によってどの金利が設定されるか分かりません。
そのため、最安金利に惹かれて申し込みをしたのに、審査後はもっとも高い金利が設定されていたなんてこともありますね。
この金利の振り幅には、ローンを利用するうえで注意しなければいけません。
金利が決まる条件は大きく2つに分けられますね。
まず、申込者の信用問題です。
もっともNGなのは、債務整理などの借金状況にあることです。
返済の遅延もNGでしょう。
銀行は審査が厳しいので、信用事故があれば審査に落ちると考えて良いですね。
仮に通過しても高金利が適用される可能性があります。
たとえば先ほどの年2.60%~年4.40%なら、年4.40%が適用されるということです。
もうひとつは、借入額に応じて変化する場合ですね。
借入額が大きいほど最安金利が適用されやすいというもの。
前述した金利なら、年2.60%が適用されるというわけです。
少額なら年4.40%になりますね。
このように、利用したいローンに金利の振り幅がないかチェックしておくことも大切です。
なんで銀行は低金利なの?
もう何度も述べていますが、銀行の金利は安いですよね。
ディーラーローンなら年5%以上が当たり前ですが、銀行なら年1%~年4%がほとんど。
誰だってなるべく金利を抑えて購入したいと考えていますから、低金利は魅力的です。
でもなぜ、銀行は低金利なのでしょうか?
その理由はいくつかあります。
まず「審査が厳しい」ことですね。
信用力を重視しているので、借金状況や返済の遅延などはNG。
それゆえ、年収・勤務先・勤続年数・借金状況などを重視して審査するのでしょう。
一方でディーラーローンは、比較的審査が緩く通りやすいといわれています。
とはいえ、各銀行によって異なるため、一概に決めつけることはできません。
それでも、審査の厳しさが低金利の理由のひとつであることは間違いないですね。
次に、「優遇金利が適用される」ことです。
銀行は取引実績も重視しています。
そのため、たとえば何年もトラブルがなくローンを返済していれば「この人には安心してお金を貸すことができる」と判断されるでしょう。
他にも、給与振込口座として利用していれば、毎月どれくらいの収入があり、どれくらい利用しているかが分かります。
そういった取引実績で優遇金利が適用され、より低金利で利用できるようになるのです。
その代わり、銀行の審査は時間がかかります。
長くて1週間程度。
そのため、すぐに車を購入したい方には「もっとスピーディーに対応してほしい」と思うかもしれません。
しかし、それだけ十分な審査をしているということ。
申込者の信用力がチェックされているということです。
低金利よりもスピーディーな対応を重視している方は、ディーラーローンをおすすめします。
銀行ローンのメリット・デメリット
ローンが組める金融機関は、銀行・信用金庫・JAバンクなどが挙げられます。
それ以外では、ディーラーですね。
ディーラーローンは、いわゆるトヨタやホンダなど。
前者ならトヨタファイナンス、後者ならホンダファイナンスになりますね。
各販売店でローンを組む場合にディーラーローンといいます。
まず新車をローンで購入する場合はディーラーローンが第一選択肢になりますが、銀行やJAバンクなども視野に入れてしっかりと価格(金利や保証料)を比較しておきたいところです。
ディーラーローンのメリット・デメリットについては後述するとして、銀行のローンが良いといわれる理由は何度も述べたように金利の低さにあります。
自由度が高いのも銀行ローンの魅力のひとつですね。
金利の振り幅はあるものの、最高年4%に加え、優遇金利もあるのでお得です。
そのうえ車の名義が自分になりますし、仮審査や法定費用をローン対象にできるなどさまざまなメリットがあります。
ローンの借換ができるのも銀行ローンのメリットになりますね。
さらに、住宅ローンを利用していると金利優遇が適用される場合もあります。
一方で、先にも述べたように審査が厳しい・審査が遅いといったデメリットも。
では、ディーラーローンはどうでしょうか。
まずメリットは、審査に通りやすい(審査が緩い)・審査が速い・手続きが簡単などが挙げられます。
銀行に比べると金利が高いといわれているディーラーローンですが、驚くほどの大差はありません。
とは言え、審査に通るのであれば、金利は安いに銀行でローンを組んだ方がお得です。
また、ディーラーローンでは手続きを代行してくれるので、はじめて車を購入する方でも安心です。
ただ、名義が自分にならない・法定費用はローンにできないなどのデメリットがあります。
名義は、完済するまでディーラーです。
車検証の名義もディーラーの名前になるため、車を売りたくても完済しないことには難しくなります。
売却代金をローン残債に充てることも不可能ですし、マンション駐車場を契約するときも面倒ですね。法定費用は、自動車税・重量税・取得税など。
「車本体とオプション」のみがローン対象になっています。
そのためローン以外で支払わなければいけない諸費用が必要になってしまうでしょう。
消費者金融カードローンでも買える?
結論からいって、難しいですね。
クレジットカードでも同様です。
ただ車にも新車と中古車がありますので、中古車であれば購入できます。
新車はまず厳しいと考えておいてください。
中古車であっても、金額が大きくなると消費者金融の限度額が足りず購入が難しくなるでしょう。
クレジットカードは100万円以上の限度額も可能ですが、それくらいの限度額を設定するならまだディーラーでローンを組んだほうが有利です。
わざわざ金利の高いクレジットカードを利用する必要はありませんよね。
一番良いのは、銀行・信用金庫・JAバンク等で低金利の金融機関を探してみる事です。
もし仮に、銀行などで審査落ちしてしまった場合は、ディーラーローンも検討してみると良いでしょう。
多くの方がディーラーでローンを組んでいると思いますが、まずは金利や保証料が安い金融機関で申し込みをしてみて下さい。
申し込みの流れ(申し込み方)
- ステップ1 購入予定の車の見積書を車の購入先に作成してもらう
- ステップ2 ローン借入先を決める
- ステップ3 マイカーローンの審査申し込みをする
- ステップ4 融資金額と返済方法・返済日などを決定する
- ステップ5 融資を受けて、購入先へ支払う
- ステップ6 納車&返済スタート
これがマイカーローンの申し込み方のおおよその流れです。
借入先についてですが、ディーラーローンと銀行などのマイカーローンのどちらを選ぶかという点で悩む方も多いのではないでしょうか。
広島県の場合、全国展開している銀行のほかに、JA呉やしまなみ信用金庫、中国労働金庫などもマイカーローンの提供を行っています。
それ以外にも、最近はネット申し込みだけでローン審査を受け付けてくれる金融機関(来店不要)も多くなりました。
そのような機関で申し込みをすれば金利を優遇してくれるというサービスも多く展開され始めていますので、マイカーローンを組むときはディーラーが提示してくれるローンだけでなく、何社か比較をしてから申し込むようにしましょう。
マイカーローンの審査にかかる時間について
信用機関ごとに、審査に必要となる時間は異なってきます。
広島県で受けられるマイカーローンを中心に、それぞれ比較をしてみましょう。
まずJA呉ですが、インターネットでの仮審査の申し込みができます。
仮審査がクリアできたら窓口で本契約という流れです。
審査の終了まではおよそ2営業日から、来店のタイミングによっては一週間ほどかかると思っておくと間違いないでしょう。
広島県の信用金庫によるマイカーローンの場合、窓口での予約審査、FAXでの予約審査、インターネットでの事前審査から選び申し込みができます。
その後に窓口にて本審査となりますので、こちらも2営業日から一週間ほどの日数が必要と考えておくといいかもしれません。
労金の場合、広島県は「中国労働金庫」が対応となります。
こちらも、インターネット仮予約後に窓口審査となりますので、2営業日から一週間ほどの日数が必要になります。
銀行でマイカーローンを組みたいという場合、低金利という特徴があるため審査が慎重になりますので、審査終了までは2週間から1か月ほどかかると見積もっておいた方がいいでしょう。
窓口来店が必要な場合、広島銀行などは「住所や勤務先の近くに支店がない場合、申し込みを断る場合もあります」という注意事項もありますので、住んでいる地域や勤務先から逆算してローンを組む機関を決めるというのももちろん一つの手段です。
まずはお近くの銀行や支店に問い合わせや資料請求をしてみましょう。
マイカーローンを組む際に必要な書類
・運転免許証、パスポートなど本人確認ができる書類
・源泉徴収票など、年収の確認ができる書類
・見積書など、ローン用途と必要金額の確認ができる書類
これらがマイカーローンを組むときに必要とされている書類です。
本人確認については、まず運転免許証があれば間違いないでしょう。
それ以外だと、パスポートやマイナンバー記載の「個人番号カード」など、顔写真つきのものが求められることが多いです。
顔写真付きの確認書類が無いという場合は「社会保険料の領収書」「公共料金の領収書」などで対応してくれる金融機関もありますので、審査をお願いする機関に相談してみてください。
年収の確認が可能な書類については、給与所得者(会社員)か個人事業主かによって変わってきます。
給与所得者の場合「源泉徴収票(直近1期分)」または「所得証明書(住民税課税決定通知書など(直近1期分))」が必要ですし、個人事業主の場合は「確定申告書、同付表(直近1期分)」または「納税証明書(その1およびその2、直近1期分)」が必要となってきます。
最後に用途についてですが、ディーラーから車の購入を検討してマイカーローンに申し込みをする場合、ディーラーが購入予定車の見積書を発行してくれます。
後から金額の確定した本契約書などを求められる場合もあるため、何度も足を運ぶことを避けるためにも、審査の際にしっかりと問題ないか確認するようにしましょう。
免許の取得でマイカーローンを組みたいという場合は、自動車学校の申込書や案内書などの必要な金額が記載された書類が必要になります。
そのほかの用途でローンを組みたいというときにも、基本的に「金額が記載された書類が必要」という認識をして審査までに用意するようにしましょう。
審査に通らなかった時の対策
マイカーローンに落ちてしまう原因はいくつかありますが、その中の一つに「ローンの年間返済額が年収に対して多い」というものがあります。
理想のローン返済金額は年収の約30パーセントと言われており、例えば年収400万の人の場合は「年間120万」までがローンに使える理想の資金ということです。
クレジットカードのキャッシング枠もこのローンにカウントされるので、注意しましょう。
マイカーローンを含めローンが年収の35パーセントを超えてくると、「返済できないかもしれない」と判断されて審査に落ちる可能性も高まってしまうんですね。
次に多くある審査に落ちてしまう理由は、「半年で3社連続ローンを申し込んだ」という理由です。
実はマイカーローンに限らず、半年以内に3社連続でローンを申し込んでしまうと「お金に困っている人」と判断されてしまい、それだけで審査に通りにくくなってしまうんです。
申し込み情報自体は半年後に消えますので、既に多くローンを申し込んでしまったという方の場合、半年空けてから「ここだ」という一社に絞りこんでから申し込みをしてください。
納車までに期間を空けられない場合や、ローンに一社目で落ちてしまったという場合、審査に通りやすいディーラーローンを組むというのも一つの対策手段です。
ただディーラーローンの場合は、支払い完了まで車の所有権は購入者に移らずディーラー側にあるなど、購入者に不利となりやすい条件もいくつかありますので注意が必要です。
それ以外にも、「借金をしていた」「ローンなどの返済が長期的に遅れたことがある」という情報は信用情報に記載されてしまうため、このような過去を持つ方はマイカーローンに通りにくいという特徴があります。
これらの「金融事故」と呼ばれる出来事は一定期間情報が保存されますが、逆に言えば一定期間を過ぎれば情報が削除され審査が通りやすくなるというのも事実です。
「代位弁済(保証会社が代わりに支払いを行うこと)」は発生後5年、「強制解約」は発生後5年、「長期延滞」の場合は解消後1~5年、「債務整理」は整理後5~10年でそれぞれ信用情報から削除されます。
特に低金利の銀行によるローンは、そのぶん審査が厳しいという特徴も持っていますので、注意が必要です。
また、これら信用情報がどうなってるか有料ですが確認できる機関も存在しますので、事前に問い合わせておきたいという方は株式会社シー・アイ・シーを始めとした信用情報取り扱い会社に連絡をしてみてください。
マイカーローンと住宅ローンの関係
マイカーローンを組むとき、既にほかのローンを組んでいるとなんとなくローンを断られそうだなって思っている方は少なくないと思います。
特に、住宅ローンという大きなローンを組んでいたら、それだけで他のローンの審査に通らなさそうというイメージがありますよね。
ですが実際には、住宅ローンを組んでいるからマイカーローンが組めない・マイカーローンを組んでいるから住宅ローンが組めないということはありません。
審査に影響はしませんが、審査後の「借入金額」に影響は出てしまいます。
返済期間の希望年数が通らなかったり、毎月の借入可能額が希望よりも低いという影響があることはあらかじめ把握しておきましょう。
それでも、「他のローンを組んでいる」というだけで審査自体に影響を及ぼし審査に落ちてしまうことはあまりありませんので、安心して申し込みをしてください。
返済方法について
返済については、どこの金融機関も「口座振替」が基本です。一部金融機関で、ATMでの返済を受け付けているところもあります。
各金融機関の提示した日付から返済日を選択するのが一般的ですので、提示された日付から給与日や他のローンの返済日などを加味して選択するようにしましょう。
また返済に関して、「固定金利」と「変動金利」から利子率を選択できる機関も多く存在しています。(選択できずに最初から決まっている金融機関もあります。)
返済完了まで金利が変化しない「固定金利」と、半年に一度を目安に金利を見直す「変動金利」ですが、一般的には「変動金利」の方が低金利と言われています。
それぞれにメリット・デメリットを抱えていますので、年収や今後の就業年数などを考え、自分に合った金利形態を選ぶようにしましょう。
繰り上げ返済について
金利負担のことを考えると、長く返済を続けるよりはお金に余裕があるときに一気に返済を行って少ない金利で返済をしたいですよね。
例えば130万円の車をディーラーローンの金利8パーセントで支払いする場合、返済期間を2年6か月に設定すると毎月の返済額は47,955円になります。
2年半の総支払額は1,438,650円となりますので、なんと14万円近くも金利に支払っているという計算になるんですね。
「一部繰り上げ返済」「一括繰り上げ返済」という制度を利用すれば、この金利を考慮に入れてもお得に支払いができるという可能性があります。
まず「一部繰り上げ返済」についてですが、これはボーナス月など余裕がある月に、毎月の返済予定額より多く返済を行うという方法です。
例えば、返済額60万円が残っている状態で毎月の返済5万に加え10万を返済すれば、次の返済額は55万から45万に変化しますよね。
この分の返済分では利子が大きく変動することはありませんが、年2回のボーナス時に毎年繰り上げ返済を行っていけば、返済にかかる利子の総額も減り、返済に関する負担も大きく変わってきます。
この「一部繰り上げ返済」について、繰り上げ返済を行った後、返済額そのままで返済予定年月を短縮してくれる「期間短縮型」と、返済予定年月がそのままで毎月の返済予定額が減額する「返済額軽減型」に制度が分かれています。
どちらかになるかは利用している機関によって異なってきますので、一部繰り上げ返済を利用したいという場合はまずローンを組んでいる機関に相談を行ってください。
次に「一括繰り上げ返済」ですが、これは名前の通り、予定していた返済額を一括で返済するという方法です。
また、機関によっては繰り上げ返済時に手数料を求められる場合や、「返済予定回数が〇回を切ったら繰り上げ返済不可」という条件を提示しているところもあります。
金融機関側からしたら金利が儲けとなるので、それらが減額してしまう「繰り上げ返済」で金利分を埋めるための制度を取るのは当たり前ですよね。
繰り上げ返済を検討する場合、「早い段階で行う」というのがトータルで得をする重要なポイントになります。
そして、機関によってはそもそも繰り上げ返済の取り扱い自体を行っていないというケースもありますので、ローンを組むときにこれらの制度利用が可能かどうか事前に確認を行うようにしましょう。
利用用途について
マイカーローンと言えば「車の購入のためだけ」と思われやすいんですが、実は様々な用途でマイカーローンは使用ができるんですよ。
例えばJA呉で組むことのできるマイカーローンの場合、中古車・自動二輪車・原付を含めた自動車の購入以外にも、自動車購入時の税金・保険、カー用品購入資金、車検・修理費用、運転免許証取得費用としてもローンが組めますし、なんと「車庫購入・建築費用」も100万以内ならマイカーローンの利用用途対象になっているんです。
中国労働金庫の場合、これらの用途に加え「マリンスポーツ用の乗り物購入」もマイカーローンの利用対象とされています。
さらに広島銀行では、自身以外にも「ご家族の車両購入資金・運転免許証取得資金」(※申込人と同居・同一生計の一親等(夫婦、親子)以内)によるマイカーローンを組むことができるほか、パート、アルバイト、年金受給者でも定例収入があると判断されればローンを組むことができます。
世帯主や給与所得者以外の名義で車を持ちたいという方はぜひ、広島銀行のローン審査に申し込んでみてください。
また、中にはこのマイカーローンの利用用途が狭い代わりに金利を安くしているという金融機関もあります。
損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」などは、利用用途を車の購入に限っていますが金利は1.90パーセントから2.85パーセントと銀行並みの低さとなっていますので、このような機関の特徴を活かしローンを検討するのもお勧めです。
まとめ
ローンを組むときに気を付けないといけないのは、自身の年収バランスと合っているかどうかという点です。
年収の約30パーセントが理想のローン返済額と言われていますので、そのバランスを崩すことなくローンの申し込みをするよう意識しましょう。
過去に長期延滞などの金融事故を起こしてしまったことがあるという人も、解決から一定年数が経過していれば信用情報から事故情報は削除されますので、低金利の金融機関でマイカーローンを組めることもあります。
マイカーローンを組むときのポイントは主に「利子率が高いか低いか」「審査が自分にとって厳しいか否か」になってきます。
自身の年収・過去の金融情報・現在のローンの割合などを考慮したうえで、なるべく利子率の低い金融機関で組めるようチェックを行ってみてください。
ディーラーの提示するローンの場合、審査は通りやすいですが「ローン完済までは所有権がディーラー側にある」といったようなデメリットも抱えています。
対して、銀行の場合、審査が厳しく審査に必要な時間も長いという特徴がありますが、そのぶんマイカーローン全体で比較をするとやはり圧倒的な低金利でローンを組めることがあるので魅力です。
中には、金利を減らすための手段として「一部繰り上げ返済」「一括繰り上げ返済」という制度を採用している金融機関もあります。
広島県でマイカーローンを組みたいという場合、全国展開している銀行やディーラーローンのほか、「JA呉」や「中国労働金庫」「広島信用金庫」などの提供するマイカーローンを組むこともできますので、各社のメリット・デメリットをよく考えてローンを組む会社を選ぶことが重要です。
特に地方銀行ではローンの使用用途に厳しい制限がなく、様々な用途で使用できる場合がありますので、「これもマイカーローンに適用できるのかな?」と悩むことがあればぜひ窓口へのお問い合わせをしてみてください。
近年では、窓口来店が不要・ネットで完結するというマイカーローンも増えてきました。ネット完結型の場合、ネット申し込みで金利を優遇してくれる場合もあります。
「近くにいい金融機関が無い」という方でも、全国から候補の会社を探すことができますので、ぜひネット申し込みのマイカーローンも検討してみてください。
生活の必需品だからこそ、無理なく計画的に購入したいのが車ですよね。ローンを申し込む会社を絞るのは大変な作業ですが、生活に及ぼす影響も大きいので、まずは妥協しない所から始めていきましょう。
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