日弁連交通事故相談センターとは

(この記事は約 4 分で読めます。)

日弁連事故相談センターとは、交通事故の相談や示談斡旋審査などの業務を「弁護士が無料で行ってくれる公益財団法人」の事を言います。

相談所は全都道府県に1つ以上は設置されており、全部で159箇所の相談所が有ります。

交通事故の示談金や賠償金を算定する基礎となる「青本」や「赤い本」の発行元としても知られています。

弁護士による交通事故相談・示談あっ旋・審査なら日弁連交通事故相談センター

[myphp file=’kiji-top’]

Advertisement(広告)

日弁連交通事故相談センターの特徴

日弁連交通事故相談センターの特徴は以下の通りです。

Advertisement(広告)

交通事故に詳しい弁護士が相談を受けてくれる

交通事故の賠償案件は、「医学の知識」や「過失相殺の知識」など法律以外にも様々な知識が必要となる分野であり、高い専門性が求められます。

日弁連交通事故相談センターの仕事を請け負っている弁護士は、研修会等を通じて日々交通事故周りの賠償事例等の探求・研究を欠かしませんので、安心して相談する事が可能です。

相談や示談の斡旋依頼が全て無料

日弁連交通事故相談センターは、国土交通省からの補助金や弁護士からの寄附金等により制度運営されており、利益を追求している団体では有りません。

従って、利害関係の無い・中立的な第三者の立場から「適切なアドバイス」を無料で行う事が可能になっています。

無料で行ってくれるサービスには以下の様な物が有ります。

  • ①電話・面談による交通事故対応の相談
  • ②高次脳機能障害に関する面談相談
  • ③示談斡旋(無料での示談成立のお手伝い)

特に「③示談斡旋」は日弁連交通事故相談センターが行う業務の中でも、最も重宝されている業務です。

被害者と加害者の間で、示談の金額が上手くまとまらない場合に、中立的な第三者の立場から示談の斡旋をしてくれる「日弁連交通事故相談センター」が上手く話をまとめてくれれば、スムーズに交渉が終わる可能性が有ります。

以下、日弁連交通事故相談センターに示談を斡旋する場合の手続きの流れや、日弁連交通事故相談センターを利用するメリット・デメリットを紹介していきます。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

日弁連事故相談センタ-を利用した示談手続きの流れ

手順は以下のようになっています。

  • ①示談斡旋申し込み(主として被害者側から行う)
  • ②交通事故センターが第1回示談斡旋期日を決定し、被害者と加害者の両方から担当者が話を聞きます。
  • ③原則3回(相談所によっては5回)の面談で示談の成立を目指す

概ね、最初の申し立ての日から1ヶ月~1ヶ月半以内の間に第一回目の示談折衝が行われ、2回目・3回目の折衝間隔もおおむね1ヶ月以内です。

加害者・被害者双方の主張金額に、そこまで大きな隔たりが無い場合には、交通事故相談センターの担当弁護士が妥当な金額での示談あっせん案を提示してきますので、双方異議が無ければそれで示談が成立します。

示談が成立しなかったらどうなる?(示談あっ旋決裂)

日弁連交通事故センターにあっ旋を依頼して、示談が上手くまとまらなかった場合、加害者側の保険が「損保」か「共済」かによって次に進む道が変わります。

■加害者側の保険が損保の場合
この場合、示談あっ旋が決裂すると、被害者としては「訴訟」で賠償金額を争う事になります。(他の手段がとれなくなります。)

■加害者側の保険が共済の場合
加害者側の保険が、日弁連が定めている特定の共済(*1)である場合には、「交通事故紛争処理センター」の場合と同様に、審査委員会の審査に回すことが出来ます。

日弁連が定める特定の共済は、審査の結果出された「評決」に拘束されるので、被害者が評決の内容に納得できるのであれば、そこで示談が成立します。

しかし、被害者は「評決」に拘束されませんので、評決の内容に不服が有るならこれを破棄して「訴訟」で賠償金額を争う事も可能です。

*1 日弁連が定める特定の共済

・全労済のマイカー共済
・教職員共済生協の自動車共済
・JAの自動車共済
・自治協会・町村生協の自動車共済
・都市生協の自動車共済
・市有物件共済会の自動車共済
・自治労共済生協の自動車共済
・交協連の自動車共済
・全自共の自動車共済、全自共と共済連の自動車共済

Advertisement(広告)

日弁連交通事故相談センターに示談あっ旋を依頼する時の注意点のまとめ

最後に「日弁連交通事故センター」に、示談あっ旋をお願いする時に知っておいて欲しい注意点をまとめておきます。

  • 原則3回の折衝で示談が成立しなければ「示談決裂」となる
  • 示談斡旋ができるのは県庁所在地の弁護士会のみ
  • 相手方の保険が損保の場合には強制力が発揮されない
  • 相手方の保険が特定の共済の場合には、強制力が発揮される

日弁連交通事故センター発表のデータによれば、平成25年度の示談あっ旋成功率は83.67%となっているので、大抵の場合は示談が成立するようです。

しかし、十数%の案件では示談が決裂しています。

加害者側の保険会社が損保の場合で、日弁連交通事故センターに相談をすると、被害者に不利な状況が発生する可能性も有ります。

「示談の成立見込み」や「加害者側の保険会社が損保か共済か」などを総合的に勘案して、「紛セ」か「日弁連交通事故センター」のどちらに相談するかを決定して下さい。

 

合わせて読みたい

示談斡旋機関(紛セVS日弁連)の賢い選び方

 

インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする