自動車保険の「悪い等級」は13ヶ月でリセットされるのを待つのが無難

(この記事は約 4 分で読めます。)

リセットボタン

自動車保険の1等級~5等級の事を俗に「デメリット等級」といいます。

その理由は新規契約の人よりも等級が低く、保険料が割高になるからです。

具体的な数値を示すと、ノンフリート等級制度では1等級と6等級(F)の割引率の差が約83%(*1)にもなります。

自動車保険料に与えるインパクトはかなりのものです。

*1 1等級:割増率64%、6等級(F):割引率19%

そのため、低い等級を持っている人が「なんとか等級をリセット出来ないかな!?」と考えるのも普通の事でしょう。

それに、1等級まで下がってしまうと、引受拒否される事も有りますからね(自動車保険の引受基準)。

結論から言うと、等級のリセットは可能です。

方法としては以下の2つの方法が有ります。

  • 自動車保険を解約して13ヶ月経過(14ヶ月以上無保険)してから再度保険に加入する
  • 車を買い増す

タイトルにも書いているように、等級をリセットしたいなら13ヶ月待つ方法が一番無難です。

無料一括見積もりで一番安い自動車保険を探す方はこちら
(私はこれで4万円安くなりました!)

広告
車査定

13ヶ月で等級がリセットされるのを待つ方法の注意点

自動車保険の等級は、13ヶ月超無保険のままでいればリセットされます。

「13ヶ月超=14ヶ月以上」です。

また、13ヶ月超を数える起算日は前保険契約の満期日から13ヶ月超です。

解約日から13ヶ月では有りません。

13

他社で契約すれば事故情報なんてバレないのでは?と思うかもしれませんが、保険会社間で契約者情報の交換・共有がされていますので、他社に切り替えたとしても13ヶ月以内に再度契約するなら、悪い等級は引き継がれます。

「他社だからバレないだろう」は通用しません。

ちなみに、虚偽の申告をして、6等級からスタートさせても、1ヶ月~2ヶ月のうちに保険会社から連絡が来て、等級の訂正・追加保険料の支払を求められます。

自動車保険会社の調査機関を舐めてはいけません。

最悪の場合は引受拒否される可能性も有りますので、虚偽申告はやめておきましょう。

個人的にはコレが一番無難な方法だと思います。

ただ、この方法を使うという事は「14ヶ月以上任意保険に加入しない」という事なので、その間は自動車を運転するのを控えましょう。

(毎日車を運転する必要が有る人は等級のリセットは諦めて、1等級でも加入したほうが良いですね。)

インズウェブ自動車保険一括見積もり

車を買い増しする方法の注意点

現在自動車保険を契約している車とは別に、もう一台車を購入して新規で自動車保険を契約すれば、その車は6等級からスタートさせる事が出来ます。

但し、この方法は新旧の車を2台キッチリと所有・使用しており、旧契約も新契約も両方継続している場合にのみ認められます。

なので、新契約で6等級を貰えたからと言って、すぐに旧契約の保険を解約してしまうと、新契約の方に悪い等級が引き継がれます。
(車両入れ替えと判断されるという事)

保険のチェック

保険会社に「悪い等級を無くすためだけに新しい車を購入して保険を契約したんだな」と判断されるとダメって事ですね。

なので、ある程度の期間は二台の車を保有し、尚且つ、両方の車を使用する必要が有ります。

旧契約の車を全く使用していない場合にも、等級を入れ替える為だけに新しい車を購入したと判断される可能性が有ります。

保険会社によっても多少の違いは有ると思いますが、常識的に考えて13ヶ月超は両方の車を保有して新旧の保険契約を継続させないと、等級のためだけに新しい車を購入したと判断されるでしょう。(期間に関しては保険会社へ要確認)

この方法は、新しい車の購入費用もかかるし、新旧両方の保険料を支払う必要が有ります。

お金が無いと出来ない方法ですので、あまり現実的では有りませんね。

それでも保険料だけで考えるなら、旧契約を継続するよりも安くなる可能性は高いです。

(但し、どのタイミングで旧契約を解約できるかにも依存しますが。)

広告

こんな事をしても1等級のまま!デメリット等級がリセットされない方法

デメリット等級をリセットする方法をここまで紹介してきましたが、その中で「デメリット等級がリセットできない場合」がいくつか登場しました。

「13ヶ月待つのはちょっと・・・」と思う人が間違った選択肢を取らないように、ここでまとめておきたいと思います。

■デメリット等級がリセットされない方法

  • 他の保険会社に契約変更(共済も同様)
  • 等級の虚偽申告
  • 車の乗り換え
  • 自動車保険の名義変更 等

自動者保険の名義変更、つまり記名被保険者を家族の誰かに変更したとしても、等級はリセットされません。

また、「車の乗り換え」と「自動車保険の名義変更」の合わせ技をしても、基本的に保険会社にバレます。

結果、悪い等級(デメリット等級)が引き継がれます。

それ以前に、旧契約の保険会社や等級、契約車両、記名被保険者などは告知・通知事項に該当するので、仮に虚偽の内容で契約すると告知・通知義務違反となり、契約解除や免責(補償対象外)となるおそれがあります。

くれぐれも間違った選択肢を取らないように注意してくださいね。

広告

まとめ

1等級から5等級のデメリット等級をリセットするには、やはり13ヶ月間保険を契約せずに我慢するしかありません。

等級のリセット待機中は、なるべく車の運転は控えるようにしてくださいね。

なお、等級がリセットされれば、事故あり係数適用期間もリセットされます。

広告
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

自分の自動車保険を把握!『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ

合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

自分のニーズにあった『最安の保険会社』を簡単に見つけたい方はこちらをチェック!

『車の一括査定』提携300社以上から車を一番高く売る!無料で手間なく愛車を一括査定!

様々なところに車の査定をしても、毎回同じような点を入力したり、問い合わせるだけで結構な手間がかかるのは事実です。

懇意にしている会社があれば、そこを使用するのも良いでしょう!ただ合理的に算出して欲しい方は300社以上の企業から、見積もりを貰い、一番高いところに売る!もしくは、ある程度売却する会社を絞るのが良いでしょう。

有名店から地域密着専門店まで網羅しているので、一度ぜひ試して見て下さい。

利用実績450万人以上!複数社(提携社数300社以上)に一括査定!比較・分析して、賢く売却!

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. 【専門家・FP監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【FP・専門家監修(コメント)】『2021年版』どの燃料が安い?エコカーの制度・普及状況は?水素自動車・電気自動車・ガソリン車の最新状況について
  5. 【FP・専門家監修(コメント)】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える⁉賠償や怪我の補償
  6. 【FP・専門家監修(コメント)】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家の見解】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【FP監修(専門家監修)】自動運転の事故の責任は誰?『自動運転』と『自動車保険』
  10. 【専門家監修】データ分析!高齢者事故の原因と時間帯は?必要なおすすめ自動車保険を解説
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介

乗りたい車はこれ!様々な車の情報をチェックするなら「車情報ラウンジ Car Lounge 」

出典:車情報ラウンジ「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。気になる車や様々な情報をチェックしたいなら、車情報ラウンジ「Car Lounge」をチェックしてみましょう!