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自動車の維持費節約の代名詞ともなっているカーシェアリング。
節約も出来て、乗りたい時に乗れるので非常に便利なサービスなのですが、「乗り捨て出来ない」のが難点でした。
しかし、最近乗り捨て可能なカーシェアリングサービスが登場しています。
乗り捨てが出来れば利用シーンも増えるので、更に便利になりますよね。
但し、乗り捨て可能な利用範囲は非常に限定的です。詳細は本文で。
今回は、オリックスとタイムズがそれぞれ実施している乗り捨てサービスの紹介をしていきたいと思います。
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オリックスのsmaco(スマコ)
まず、オリックスカーシェアのsmaco(スマコ)について紹介します。
オリックスカーシェアの会員なら誰でも利用可能ですが、利用出来るステーションは全国全てではなく、横浜市内に限定されています。
また、乗り捨て可能実施期間は、2015年9月末までとなっています。
利用出来るステーション
smaco(スマコ)が利用出来るのは、2015年4月17日現在以下のステーションです。
料金
通常のカーシェアプランにある「通常料金」と「6時間パック」「夜間パック」を利用する事が出来、12時間パックと24時間パックは利用する事が出来ません。
■プラン料金
- 通常料金・・・15分当たり200円
- 6時間パック(個人Aプラン)・・・3,500円
- 6時間パック(個人Bプラン)・・・5,250円
- 夜間パック2,500円
通常のカーシェアだと距離料金も発生しますが、乗り捨て可能なsmaco(スマコ)の場合は発生せず、通常料金又はパック料金に加えて延長した場合の延長料金のみがかかります。
利用出来る車
利用出来るのは、スマート電気自動車(2人乗り)のみとなります。
スマート電気自動車の航続可能距離は約180kmです。
遠出をせずに、市内を走行する位だったら十分に利用出来る距離ですね(そもそも乗り捨て可能な範囲は横浜市内のみなので、遠出しようにも出来ませんしね)。
もし燃料が無くなってきたら、近くの充電スタンドで充電を行ってください。
注意点
出発時には、車両に充電器が刺さったままなので、取り外しを行ってください。
また、返却時には車を返すだけでなく充電を行って下さい。
充電しないと返却手続が完了しません。
また、利用中に、街の充電スタンドで充電をした場合の費用は利用者が負担する事になります。
通常のカーシェアプランの場合だと、ガソリン代の負担をする必要は無いのですが、何故か電気自動車となると利用者負担になるようです。
タイムズの空港間乗り捨てサービス
タイムズも2015年6月30日までの期間限定で乗り捨てサービスを行っています。(人気があれば、延長される可能性有り)
利用出来るステーション
利用出来る区間は、関西国際空港を出発して大阪国際空港(伊丹空港)に乗り捨てる、又はその逆となっています。
つまり、この二つの空港間でしか利用出来ません。
神戸空港は対象外ですから、間違えないようにして下さいね。
料金
タイムズの通常の利用料金に加えて、乗り捨て料金として3,240円が必要になります。
タクシーを使って移動するよりは安いですが、両空港間にはリムジンバスが通っていますので、直通で移動したい人はリムジンバスを利用した方がお得です。
ちなみに、リムジンバスの利用料金は1,950円です。
従って、ただ移動するだけならリムジンバスを利用した方が良いと思います。
乗り継ぎの間に、泉佐野のアウトレットや通天閣に寄るなど、途中で寄り道をしたい人は、タイムズの乗り捨て可能なカーシェアリングは非常に便利だと思います。
利用出来る車
通常のカーシェアリングと同様に、ベーシックからプレミアムまで利用する事が出来ます。
他の人が既に利用している場合は、利用出来る車種が限定されるのでご注意下さい。
注意点
高速道路などの通行料金は、利用者が負担する事になります。
また、乗り捨てプランで申し込むとどんな場合でも3,240円の乗り捨て料金がかかります。(例えば、関空で乗車して関空に返却した場合でも乗り捨て料金がかかります。)
まとめ
現在は、乗り捨て可能なステーションがかなり限定的なので、使い勝手はあまり良くありません。
ただ、将来的に日本全国での乗り捨てが可能になれば、かなり便利なサービスになると思います。
カーシェア業者としては管理が大変になると思いますが、全国に普及出来るよう頑張って欲しいですね。
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