リサイクル部品使用特約(エコパーツ使用特約)で車両保険が安くなる!各保険会社の割引率・適用条件のまとめ

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リサイクルをイメージした車

リサイクル部品使用特約とは、車の修理時に「リサイクルパーツ」の利用に同意する特約です。

新品の部品を使用しない代わりに、契約時に「車両保険」の保険料が安くなります。

あくまでも、割引の対象は「車両保険」部分ですので、車両保険を契約していないと割引は受けられません。

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リサイクル部品使用特約のある自動車保険会社と割引率一覧

現在、国内の個人向け自動車保険で「リサイクル部品使用特約」を取り扱っている保険会社は以下の通りです。

すこし少ないですね。

なお、損保ジャパン日本興亜以外は国産車が対象です。

保険会社車両保険
割引率
初度登録年月から何ヶ月経過していれば特約を付けられるか(*2)
日新火災
(「アサンテ」)
10%翌月から13年内の車(*3)
あいおいニッセイ同和損保5%37ヶ月以降の車
共栄火災4%13ヶ月以降~13年内の車
損保ジャパン日本興亜(*1)1%38ヶ月以降の車

*1 特約名称は「エコパーツ使用特約」です。

富士火災は、法人のフリート契約者向けに同サービスを提供しているようですが、個人向けには提供していないようなので割愛。

また、大同火災も同種のサービスを提供していますが、沖縄県を中心とした損保会社であるため、ここでは割愛。

【適用可能条件】初度登録年月からの経過期間(*2

車のリサイクルバッテリー

リサイクル部品使用特約を付けるには、保険を契約する車が初度登録年月から「一定の期間」を過ぎている必要が有ります(一定の期間は上表を参照)。

なお、日新火災のアサンテは「初度登録年月の翌月から13年内の車」という条件に加えて、「契約車両の型式が発売開始されてから25ヶ月以上経過していること(*3)」という条件も付きます。

なぜこのような条件が有るか?と言うと、そもそも、その車両が販売開始されてから一定期間を経過しないと「リサイクル部品」が市場に流通しないためです。

また、日新火災と共栄火災で「13年以内」という条件が付いているのは、そもそも10年以上経過すれば、その型式の車が生産中止になっていることが有り、リサイクル部品を入手するのが困難になるからです。

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リサイクル部品使用特約を使用する事の意義

大気汚染・地球温暖化などの環境問題は、全て我々のこれまでの生活が原因です。

そのため、現在、世界規模で「環境保護」が叫ばれています。

そこで、少しでも地球環境保護に役立てるのが「リサイクル部品」の使用です。

地球環境保護

基本的に、既に生産されたものを「リサイクル」するわけですから、新規部品を作るほどの手間がかからず、環境汚染物質の発生を最小限に抑える事が出来ます。

しかも、リサイクル部品使用特約を利用すれば車両保険も安くなります。

リサイクル部品使用特約は、保険料も節約できて、地球環境保護にも役立てる一石二鳥の特約と言えるでしょう。

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リサイクル部品の安全性は大丈夫なのか?

整備中の車の前で工具で遊ぶ子供

車の事故は、即死亡に繋がる可能性が有ります。

そんな大事な車に「中古品」なんて使っても大丈夫なの?と不安を抱かれる人もいると思います。

しかし、そこまで心配する必要は有りません。

リサイクル部品の販売に当たっては「部品の動作テスト」を行うなど、その安全性にも最新の注意が払われた上で出荷されています。

リサイクル部品だから危険という事は無いのです。

とは言え、2014年時点で、リサイクルパーツの利用率は13%程度しか有りません(アメリカでの利用率は既に40%を超えています)。

(参考:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社「リサイクル部品の利用状況についてP4」

日本人は「安全」に対して非常に敏感な人種なので、利用率が低いのも仕方無いのかもしれません。

やはり、自分の命を預ける車を「中古品」で修理するのは躊躇われるのでしょう。

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