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出典:マツダ公式サイト
マツダのCX-5はSUV車の中で人気の車種です。外観や室内の居住空間の快適性に加えてレジャー使用する場合の広いラゲッジスペースなどアウトドアが好きな人にも、また、市街地で乗る人にもピッタリなデザイン構成となっていますよね。
そこで、マツダCX-5の購入を検討している人への参考情報として、自動車保険料を見積もってみました。
見積もりの前提条件
以下のような条件で、自動車保険の見積もりを行いました。見積もった保険会社は、東京海上日動と三井ダイレクト損保とソニー損保の3社です。
■見積もりした車種について
- 車両・・・マツダ CX-5(グレードXDの4WD、2012年発売モデル)
- 初度登録年月・・・2015年4月
- ナンバー・・・3ナンバー
- 型式・・・LDA-KE2AW型
■記名被保険者等について
- 記名被保険者・・・28歳独身男性
- 家族構成・・・1人暮らし
- 運転免許保有者・・・本人のみ
- 住所・・・福岡県
■自動車保険の内容について
- 等級・・・9等級
- 事故有係数適用期間・・・0年
- 使用目的・・・日常・レジャー使用
- 免許の色・・・ゴールド
- 運転者の範囲・・・本人のみ
- 車両保険・・・一般条件で325円(免責金額5万円-10万円) *1
- 予想年間走行距離・・・5,000キロ~6,000キロ
- 対人賠償保険・・・無制限
- 対物賠償保険・・・無制限
- 搭乗者傷害保険・・・無し
- 人身傷害保険・・・3,000万円(車内外補償タイプ)
- 付帯した特約・・・対物超過修理費用特約、弁護士費用特約、レンタカー費用補償特約、車対車免ゼロ特約 *2*3
- 自動付帯される特約・・・他車運転特約、無保険車傷害特約
*1 東京海上日動は、保険金額を変更する事が出来なかった為、320万円で見積もりをしています。
*2 ソニー損保は、対物超過修理費用を対物賠償保険で補償するので、他の2社は特約を付帯しています。
*3 東京海上日動では、レンタカー費用をお車搬送時選べる特約を付帯する事で補償しています。
CX-5の保険料は?
CX-5の自動車保険料が一番安かったのは、三井ダイレクト損保でした。
保険会社 | 見積保険料 |
---|---|
三井ダイレクト損保 | 70,440円 |
ソニー損保 | 83,550円 |
東京海上日動 | 110,570円 |
車種(cx-5)が保険料に与える影響
今回は一般タイプの車両保険を付帯するという条件で、3社から見積もりを取りました。
車両保険には保険金額を設定する項目があり、この保険金額が高ければ保険料も高くなります。通常、保険金額は購入金額とほぼ同額に設定するので、CX-5の車両保険は多少高くなってしまいます。(CX-5の購入金額は300万円前後と車両そのものの値段が高い為。)
高級な車ほど車両保険を付帯する事で自動車保険料は高くなると言えます。
実際、車両保険が保険料に与える影響はどれくらいなのか?と言いますと、三井ダイレクト損保で車両保険を外して見積もると、28,320円となります。つまり、車両保険は、42,120円(70,440円-28,320円)である事がわかります。
かなり安くなりましたね。車両保険を外した事で特約の「車対車免ゼロ特約」と「レンタカー費用補償特約」が外れた事も影響しています。
ただし、車両保険を無しにした場合には、事故などで受けた車両の傷は実費で修理する事になってしまいますので注意して下さい。
特約が与える保険料への影響
次に、車両保険を除いた特約が保険料に与える影響について見ていきたいと思います。
基本的に特約を付帯すればするほど保険料は高くなります。ただ、中にはソニー損保のやさしい運転特約のように、運転の仕方で保険料が割引になる特約もあります。
今回は条件を同一にして見積もりをしたかったので、ソニー損保のやさしい運転特約は付帯していません。
では、特約がどれだけ保険料に影響を与えているのか?今回付帯した特約を一つずつ外して、その違いを見ていきましょう。ソニー損保の話が出たので、具体例はソニー損保を利用します。
まず、弁護士費用特約を外すと、自動車保険料は1,570円安くなり、81,960円となります。
さらに、車対車免ゼロ特約を外すと、保険料は4,260円安くなり、77,700円となります。
最後に、レンタカー費用補償特約を外すと、自動車保険料は5,070円安くなり、72,630円となります。
今回付帯した3つの特約の保険料は、トータルで約1万円という事がわかりました。特約を付帯しなければ、これだけ保険料を節約出来ます。しかし、大切な事は「必要な特約は付帯する事」、そして「不必要な特約は付帯しない事」です。
これは車両保険に関しても同じ事が言えます。節約ばかりに目を向けるのではなく、自分にあった保険を組み立てるようにしてくださいね。
参考:自動車保険内容の見直しのポイント!リスク・費用・資産の関係から必要な補償を選択
前提条件と保険料について
今回の見積もり試算では、「1人暮らし」の「若い」男性が、CX-5を購入した場合を想定して自動車保険料を見積もりました。
1人暮らしなので、補償する運転者の範囲は「本人のみ」でOKとなります。補償する運転者の範囲が狭ければ、保険料も安くなるので、今回の前提条件は一番安い補償範囲での見積もりとなります。
■補償する運転者の範囲
- 本人限定
- 夫婦限定
- 家族限定
- 家族以外も補償
補償する運転者の範囲以外の人が運転して事故を起こした場合は、保険金が支払われないので契約する際は注意してください。
次に、若いという事で等級は「9等級」で見積もりをとりました。
等級は1~20まであり、初めて自動車保険を契約する人は6又は7等級からスタートし、最も割引率が大きくなるのが20等級です。
■等級と割引率(抜粋)
- 6等級・・・19%
- 9等級・・・43%
- 14等級・・・50%
- 20等級・・・63%
1年間無事故で過ごせば等級は1つ進み保険料が安くなるので、保険料の節約の為にも安全運転を心掛けましょう。
参考:ノンフリート等級制度とは?無事故者の保険料を優遇する制度
【参考】CX-5の価格と燃費
マツダのCX-5は、主に「XD」と「20S」と「25S」の3つのグレードがあります。それぞれの新車価格は以下のようになっています。
グレード | 新車価格 |
---|---|
XD | 283万~348万円 |
20S | 244万~267万円 |
25S | 277万~309万円 |
20Sと25Sはガソリン車となっていて、燃費はカタログ値で14.6~16.4km/Lです。一方、XDはディーゼル車(軽油車)で、18~18.4km/Lとなっています。軽油はレギュラーガソリンよりも1Lあたり約20円安いので、XDはかなり経済的と言えますね。
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