等級の基本知識~どういう時に等級が変動するの?上がる条件・下がる条件

(この記事は約 4 分で読めます。)

解約返戻金が減るイメージ画像

自動車保険の保険料のベースとなるのが、ノンフリート等級です。

ちなみにノンフリート等級とは自らが所有・使用する自動車9台以下の契約に適用される等級のことで、法人などが営業車として10台以上の契約をする場合をフリートと呼び、別途まとめて契約することによる割引制度を設けて、等級制度を区別しています。

車査定

スタートは6等級から

新車販売台数ランキング

ノンフリート等級は1~20等級までありますが、初めて契約する場合は6等級から始まります。

なぜ、途中の数字から始まるかというと、契約期間中(ほとんどは1年)無事故なら1等級アップして保険料が割引になり、逆に一定の保険金支払い事故が発生した場合には3等級ダウンして保険料が割増になる仕組みがあるためです。

 

Q子さん
Q子さん

つまり新規で加入してすぐでも、事故を起こして保険を使えば等級は下がるってことね。

A太郎くん
A太郎くん

そうですね。当然ですが、等級が下がれば保険料が高くなるので、保険は使えば使うほど月々の支払額が増していくという仕組みですね。

Q子さん
Q子さん

スタート地点の6等級でも結構負担が大きいのに更に下がったら維持がしんどそうね・・・

A太郎くん
A太郎くん

保険に入っていても、修理費用が少額の場合は保険を使わずに自費で修理した方が出費を抑えられるケースもあるので、「等級を維持して保険料を抑えるのか」「保険を使って修理費用や賠償金に充てるのか」を使う前によく考えた方が良いですね。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

等級による保険料の変化

無事故なら保険料を安く、事故を起こせば保険料を高くする仕組みにより、安全運転を後押ししている制度と言うことができるでしょう。

この点、事故の多い1等級では64%もの保険料割増、逆に一番優秀な20等級では63%の割引となります。

なお、等級は保険会社を変更しても引き継ぐことができるのが基本です。

A社で10等級で1年間無事故なら、翌年B社に切り替えた時に11等級で契約ができます。

そのための情報交換制度を設けて、保険会社はお互いに情報を共有しています。

たとえば、対人対物無制限、人身傷害5000万円、搭乗者傷害1000万円、車両保険一般型で保険料にどのくらい差が出るか、A社のケースで比べてみましょう。

年齢条件は全年齢補償、運転者限定なし、日常・レジャー目的とします。

6等級新規の場合309930円、20等級の場合105800円となります。

運転者限定なしの全年齢補償で試算したため、いずれも保険料は大きな額になっていますが、新規と20等級では同じ補償内容にもかかわらず、3分の1まで保険料が下がっています。

というわけで、安全運転を心掛け無事故で等級を毎年1つずつアップさせていくのが肝心です。

 

Q子さん
Q子さん

約30万円と10万円かぁ・・・
要するに同じ商品を買っても買う人によって料金が変わるってことよね。

A太郎くん
A太郎くん

そうですね。物販ならありえない話ですが、金融商品には良くある話ですね。

 

等級が変わる条件

保険金支払事由には翌年の等級が1つアップできるノーカウント事故、等級据え置き事故、3等級ダウンする事故に分けられます。

  • ノーカウント事故(1等級上昇)
  • 等級据え置き事故(等級維持)
  • 3等級ダウン事故(3等級ダウン)

これらを簡単に説明すると・・・

ノーカウント事故は搭乗者傷害・人身傷害・無保険車傷害保険のみを支払った場合などです。

等級据え置き事故は車両保険で車の衝突や当て逃げ以外の災害などで保険金を支払った場合です。

3等級ダウン事故は、対人賠償・対物賠償・車どうしが衝突した場合の車両保険を支払った場合が挙げられます。

もちろん、「無事故・又は保険を使わない」というケースであれば、翌年には等級が一つ上がって保険料の割引率が増えることになりますが、保険を使っても等級が下がらない場合や翌年に等級が上昇するケースがあるということですね。

 

Q子さん
Q子さん

等級が下がらないなら、絶対に保険を使って保険金を受け取った方が得よね?

A太郎くん
A太郎くん

「下がらない」だけの据え置き事故なら、本来なら翌年に等級が一つ上がるのを維持しているわけですから、絶対とは言えませんね。

Q子さん
Q子さん

じゃあ何も考えずに無条件で保険を使っていいのは、翌年に等級が上がるノーカウント事故の場合だけってことね。

A太郎くん
A太郎くん

基本的にはそうなります。ただし、一般的な事故の場合は3等級下がる事がほとんどなので、保険を使う前に保険会社の人に問い合わせて確認した方が良いですね。

 

Advertisement(広告)

ノンフリート等級の情報交換制度

おすすめの自動車保険を教えてくれる女性

自動車保険では最初に6等級で加入し、1年間無事故なら1等級アップして保険料が安くなり、逆に保険金を請求する事故を起こすと3等級ダウンもしくは等級据え置きという形で保険料が高くなるペナルティを受けます。

これにより事故を起こさないよう心理的なプレッシャーをかけ、安全運転を促しているわけです。

この等級は自動車保険会社を変更しても引き継ぐようになっており、そのために損害保険会社各社は情報共有をしています。

その仕組みをノンフリート等級の情報交換制度といい、所有者名や等級、事故の件数などが登録されており、事故は起こしていない等の虚偽の申告はできないようになっています。

 

Q子さん
Q子さん

等級が上がっている場合は、別の保険会社に乗り換えた時に割引率も引き継がれるけど、下がっている時は割増料金が引き継がれるってことね?

A太郎くん
A太郎くん

その通りです。
保険会社間で事故情報が共有されているので、等級が下がってしまったから別の保険会社に移動して「等級をリセットさせる」という事はできないわけですね。

 

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2023年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2023年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

【保険料の安さでトップクラス】

保険料の安さとサービスの内容充実度が高い「チューリッヒ自動車保険」!気になる方は一度チェック!

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

1.合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

2.合わせて読みたい!『独自分析!自動車保険ランキングを確認』

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

保険料の安さがトップクラス!チューリッヒ自動車保険

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!