等級の基本知識~どういう時に等級が変動するの?上がる条件・下がる条件

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自動車保険の保険料のベースとなるのが、ノンフリート等級です。

ちなみにノンフリート等級とは自らが所有・使用する自動車9台以下の契約に適用される等級のことで、法人などが営業車として10台以上の契約をする場合をフリートと呼び、別途まとめて契約することによる割引制度を設けて、等級制度を区別しています。

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スタートは6等級から

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ノンフリート等級は1~20等級までありますが、初めて契約する場合は6等級から始まります。

なぜ、途中の数字から始まるかというと、契約期間中(ほとんどは1年)無事故なら1等級アップして保険料が割引になり、逆に一定の保険金支払い事故が発生した場合には3等級ダウンして保険料が割増になる仕組みがあるためです。

 

Q子さん
Q子さん

つまり新規で加入してすぐでも、事故を起こして保険を使えば等級は下がるってことね。

A太郎くん
A太郎くん

そうですね。当然ですが、等級が下がれば保険料が高くなるので、保険は使えば使うほど月々の支払額が増していくという仕組みですね。

Q子さん
Q子さん

スタート地点の6等級でも結構負担が大きいのに更に下がったら維持がしんどそうね・・・

A太郎くん
A太郎くん

保険に入っていても、修理費用が少額の場合は保険を使わずに自費で修理した方が出費を抑えられるケースもあるので、「等級を維持して保険料を抑えるのか」「保険を使って修理費用や賠償金に充てるのか」を使う前によく考えた方が良いですね。

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等級による保険料の変化

無事故なら保険料を安く、事故を起こせば保険料を高くする仕組みにより、安全運転を後押ししている制度と言うことができるでしょう。

この点、事故の多い1等級では64%もの保険料割増、逆に一番優秀な20等級では63%の割引となります。

なお、等級は保険会社を変更しても引き継ぐことができるのが基本です。

A社で10等級で1年間無事故なら、翌年B社に切り替えた時に11等級で契約ができます。

そのための情報交換制度を設けて、保険会社はお互いに情報を共有しています。

たとえば、対人対物無制限、人身傷害5000万円、搭乗者傷害1000万円、車両保険一般型で保険料にどのくらい差が出るか、A社のケースで比べてみましょう。

年齢条件は全年齢補償、運転者限定なし、日常・レジャー目的とします。

6等級新規の場合309930円、20等級の場合105800円となります。

運転者限定なしの全年齢補償で試算したため、いずれも保険料は大きな額になっていますが、新規と20等級では同じ補償内容にもかかわらず、3分の1まで保険料が下がっています。

というわけで、安全運転を心掛け無事故で等級を毎年1つずつアップさせていくのが肝心です。

 

Q子さん
Q子さん

約30万円と10万円かぁ・・・
要するに同じ商品を買っても買う人によって料金が変わるってことよね。

A太郎くん
A太郎くん

そうですね。物販ならありえない話ですが、金融商品には良くある話ですね。

 

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等級が変わる条件

保険金支払事由には翌年の等級が1つアップできるノーカウント事故、等級据え置き事故、3等級ダウンする事故に分けられます。

  • ノーカウント事故(1等級上昇)
  • 等級据え置き事故(等級維持)
  • 3等級ダウン事故(3等級ダウン)

これらを簡単に説明すると・・・

ノーカウント事故は搭乗者傷害・人身傷害・無保険車傷害保険のみを支払った場合などです。

等級据え置き事故は車両保険で車の衝突や当て逃げ以外の災害などで保険金を支払った場合です。

3等級ダウン事故は、対人賠償・対物賠償・車どうしが衝突した場合の車両保険を支払った場合が挙げられます。

もちろん、「無事故・又は保険を使わない」というケースであれば、翌年には等級が一つ上がって保険料の割引率が増えることになりますが、保険を使っても等級が下がらない場合や翌年に等級が上昇するケースがあるということですね。

 

Q子さん
Q子さん

等級が下がらないなら、絶対に保険を使って保険金を受け取った方が得よね?

A太郎くん
A太郎くん

「下がらない」だけの据え置き事故なら、本来なら翌年に等級が一つ上がるのを維持しているわけですから、絶対とは言えませんね。

Q子さん
Q子さん

じゃあ何も考えずに無条件で保険を使っていいのは、翌年に等級が上がるノーカウント事故の場合だけってことね。

A太郎くん
A太郎くん

基本的にはそうなります。ただし、一般的な事故の場合は3等級下がる事がほとんどなので、保険を使う前に保険会社の人に問い合わせて確認した方が良いですね。

 

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ノンフリート等級の情報交換制度

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自動車保険では最初に6等級で加入し、1年間無事故なら1等級アップして保険料が安くなり、逆に保険金を請求する事故を起こすと3等級ダウンもしくは等級据え置きという形で保険料が高くなるペナルティを受けます。

これにより事故を起こさないよう心理的なプレッシャーをかけ、安全運転を促しているわけです。

この等級は自動車保険会社を変更しても引き継ぐようになっており、そのために損害保険会社各社は情報共有をしています。

その仕組みをノンフリート等級の情報交換制度といい、所有者名や等級、事故の件数などが登録されており、事故は起こしていない等の虚偽の申告はできないようになっています。

 

Q子さん
Q子さん

等級が上がっている場合は、別の保険会社に乗り換えた時に割引率も引き継がれるけど、下がっている時は割増料金が引き継がれるってことね?

A太郎くん
A太郎くん

その通りです。
保険会社間で事故情報が共有されているので、等級が下がってしまったから別の保険会社に移動して「等級をリセットさせる」という事はできないわけですね。

 

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