自動車保険見直しガイド

介護タクシー

団塊の世代がもうすぐ70代を迎える事から介護タクシーの利用が今後増加すると予想されます。ただこの介護タクシーは誰でも利用できるわけではありません。今回は介護タクシーの利用対象者についてまた利用する時の流れや料金について説明していきたいと思います。

また、利用できるのに利用しない!というのも非常にもったいない話なので、しっかりと利用の要件は確認しておきましょう。

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介護タクシーの利用対象者

介護タクシーの利用対象者は以下の条件を全て満たしている人です。

  • 自宅で生活している事
  • 介護認定で要介護1以上である事
  • 担当ケアマネージャーが決定している事
  • ケアプランに介護タクシー利用の必要性が含まれている事
  • 公共機関での移動が一人でできない事

介護保険適用の介護タクシー利用について

介護タクシーの利用対象者について説明してきましたが、介護タクシーといっても必ず介護保険が適用できない事は「介護タクシーは何をしてくれる?福祉タクシーとの違いは?」の記事で説明した通りです。

ここでは、もう少し具体的にどういった場合に介護保険適用して介護タクシーを利用する事ができるのか見ていきたいと思います。

■介護保険適用可能な利用目的

  • 通院(リハビリや整骨院などでも可)
  • 市町村役場などの公的機関での手続き
  • 金融機関の手続き
  • デイサービスセンターや介護施設の見学
  • 選挙の投票
  • 買い物(生活必需品に限る)

■介護保険適用不可能な利用目的

  • 入退院(一時帰宅も含む)、転院(病院間の移送も含む)
  • 介護施設の送迎や入所・退所
  • 親戚の家からの通院(長期に渡り生活する場合は可)
  • 趣味嗜好・冠婚葬祭
  • 通院の原因が交通事故の場合(65歳以上の場合は可能)
  • 利用者と同居のヘルパーが介護を行った場合
  • その他の介護サービスが終了していない場合 など

以上の内容に適合している人が介護保険を使用して介護タクシーを利用する事ができるのですが、介護タクシーに限らず介護サービスを利用する上で注意しておかなければならないことがあります。それは介護保険の支給限度基準額です。

支給限度基準額は介護度別に設定されていてその範囲内のサービスならば利用者は自己負担額が1割となるのですが、それを超えて利用すると例え上記の介護保険適用条件を満たしていたとしても全額自己負担になってしまいますので、介護サービス利用の際は今月の利用額をしっかり確認するようにしてください。

介護タクシー利用の流れ

介護タクシーは通常のタクシーとは違い電話や路上で捕まえて乗車できるわけではありません。タクシー乗り場に介護タクシーが止まっているのを見て事がありませんよね?介護タクシーは一般のタクシーのように流しでお客を乗せる事はできない決まりになっています。

介護タクシーを利用するには冒頭から説明してきた条件を満たした上で介護タクシー業者と契約を結ぶ事が必要になります。この契約に関してはケアマネージャーがある程度話を進めてくれて契約締結前に業者からサービスや利用に関しての説明があると思います。

それでは利用の流れについて見ていきますが、介護タクシー業者によって多少の違いはあると思いますのでご了承ください。

介護タクシーの利用計画の策定

利用者が通院する予定を立てその日時を担当のケアマネージャーに伝えます。そしてケアマネージャーが介護タクシー事業所に連絡すし、その連絡を受けた事業所がなるべく利用者の希望通りに予定を調整していく事になります。

例外的に緊急時に利用者が直接事業所へ依頼し、依頼があった旨をケアマネージャーに連絡する事によって利用ができる場合もあります。ただ介護タクシーは救急車のような利用を想定していませんので緊急時は救急車を呼ぶ方がいいでしょう。

利用計画の調整

介護タクシー業者が希望依頼日時を調整しその結果をケアマネージャーに連絡します。そして利用者に連絡をする事になります。

最近は介護タクシーの利用者が増えた事や特殊車両(車椅子車両や寝台車両)の利用も増えた事から希望通り調整できない場合もあります。希望日時にサービスが提供できないような場合にはケアマネージャー又は利用者に説明をし納得のいく形で利用できるように配慮します。

介護タクシー利用当日

調整後の利用計画通りに自宅に訪問し、通院準備・介護タクシーまでの移動・乗車の介護をし出発します。病院に着くまでに当日分の支払いを済ます事になりますが、利用者の症状によっては現金のやりとりが難しい場合もあるので振込や引き落としや集金といった形での対応もしてくれると思います。利用料金に関しては後ほど説明します。

病院到着後に降車、受診科までの移動の介護をして往路に関してはここでサービス終了となります。復路に関しても利用計画に組み込まれていますが、受診がいつ終わるかわからない事もあり受診終了後に契約している介護タクシー業者に迎えの連絡をする事になります。

帰りのタクシーを呼ぶ際の注意点

帰りの依頼に関して注意して欲しいのは、介護タクシー業者は一般のタクシーの業務も営んでいる場合もあり両タクシーの連絡先が同じ場合があります。普通に依頼すると一般のタクシーが迎えに来てしまう場合もあるのでフルネームで介護タクシーを依頼するなど注意が必要です。

また一般の連絡先とは別に介護タクシー専用番号を備えている介護タクシー業者もあると思うのでそちらを利用する事また病院職員にもそれを伝えておくようにした方がいいでしょう。

復路のサービスは病院での会計や薬の受取の介護、移動介護、乗車介護をして帰路に着くことになります。自宅に到着後、降車介護、移動介護、自宅における介護をし帰路の支払いをして帰路のサービスは終了となります。

なお、利用の最後もしくは利用中に介護サービス提供実績報告書に捺印や記名を求められます。この報告書はケアマネージャーの利用計画と整合して介護保険を請求するために必要な書類ですので記名又は捺印をするようにして下さい。

以上が介護タクシーを利用する場合の契約から利用当日の流れとなります。それでは最後に介護タクシーの利用料金について見ていきましょう。

介護タクシー利用料金

介護保険適用可能な場合の介護タクシーの利用料金の構成は以下のようになっています。

  • 訪問介護や身体介護に対する介護保険自己負担額
  • 移送料金(タクシー料金)
  • 介護器具レンタル料(車椅子や寝台など)

介護タクシーにおける介護保険は移動料金に対しては適用されないので全額利用者の負担となります。これに対して移送以外の介護(乗降介護や移動介護など)は介護保険の適用範囲になるので利用者は介護報酬の1割を負担し9割は介護保険から支払われる事になります。

介護報酬は単位×単価で算定します。単位は介護の内容によって定めされており、単価はお住まいの地域又は事業所の所在地によって7区分に設定されそれぞれ介護の内容によって異なります。

単位について(平成26年10月現在)

介護内容単位
通院等乗降介助101
身体介護(介護に要する時間が20分未満)171
身体介護(介護に要する時間が20分~30分未満)255
身体介護(介護に要する時間が30分~1時間未満)404
身体介護(介護に要する時間が1時間~1時間半未満)587

この表の単位数は基本単位数となり、これらに事業所の体制(重度の受け入れ体制、職員の人数)や初回利用(過去2ヶ月間利用無し)や利用時間帯により単位数が加算されます。

通院等乗降介助となるか身体介護となるかは利用する介護サービス事業所又は担当のケアマネージャーに相談してみてください。

単価について(平成26年10月現在)

区分単価
1級地11.26円
2級地11.05円
3級地10.84円
4級地10.7円
5級地10.42円
6級地10.21円
その他10円

この表は訪問介護における区分別の単価を表しています。1回の介護タクシーの介護報酬の計算は例えば1級地で通院等乗降介助の場合には11.26円×101単位=1,137円となり、利用者の自己負担額は1割の114円(端数処理は事業所によって異なると思います)となります。自分の地域がどの区分に当たるかは下のリンクを参考にしてください。

出展「国民健康保険中央会-地域区分と単価について

移送料金(タクシー料金)

移送料金に関しては介護サービス業者によって異なるので制度に関してのみ説明します。

一般のタクシーと同様に距離や時間によるメーター料金を用いる業者が多いと思います。その他に時間制の貸し切り制度を採用している業者もあります。また利用する車両によって料金が異なり、車椅子や寝台のまま乗車するような場合は大型の車両が必要になるので料金が高くなります。

■介護器具レンタル料

車椅子や寝台を借りる事もできますが別途レンタル料金が発生します。これも業者によって異なりますが、だいたい1回500円から2,000円が相場のようです。

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