過剰徴収されていた二輪の自賠責保険料-1年足らずで改定

(この記事は約 3 分で読めます。)

こちらの表は二輪自動車(250cc超)の自賠責保険料の推移です。

250cc超バイク
1989年62,450円
1990年62,450円
1991年36,500円
1992年36,500円
1993年27,800円
2014年13,640円

この表を見ると何か違和感がありませんか?

そうです。保険料が数年でかなり安くなっています。

2年足らずで半分以下の料金に値下げされています。

料金が安くなったからいいじゃないかと思う人もいると思いますが、問題は自賠責保険の料金表だということです。

なぜなら自賠責保険はノーロス・ノープロフィットを原則にしています。

つまり自賠責保険からは利益も損失も出さないように料金を算出し決定し販売すると法律で規定されているからです(自賠責保険法25条)。

ということは、これだけの値下げが実施される背景には、値下げ前の料金だと二輪自動車(250cc超)の自賠責保険では大きな利益があがっていたことになります。

1989年以前の数値が入手できなかったのでそれ以前の話は推測になりますが以前は国としてはなんら対策をしてこなかったと考えられますので6万円超で推移していたのではないかと予想できます。

これは自賠責保険の非営利の考え方から逸脱した話です。

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柳原三佳さんの指摘で自賠責保険料が下がった

なぜ今までずっと6万円台で推移していた二輪車の自賠責保険の保険料が急激に下がったかというと有る1人の女性ジャーナリストが雑誌でその事について「おかしいのではないか!」と糾弾したからです。

その女性の名前こそ「柳原美佳」さんです。⇒「柳原三佳さんの公式ページヘ

バイク乗りである柳原さんがツーリング仲間と談笑していた時、有る男性が

「なぜ二輪車(250cc)の自賠責保険量が普通乗用車より高いのか?」

「ライダーは自分が怪我をすることはあっても他人を巻き込むような事故を起こす可能性は少ない」

「であれば、被害者の数自体はそこまで多くないはずでそこに費用はかかっていないはずだ」

「自賠責保険は被害者支援を目的としているのだから、普通乗用車よりも被害者の数が少ない2輪車の自賠責保険料が高いのはおかしいのではないか?」

そう訴えてきました。

結果として柳原さんもこの男性と同様に疑問を持って調査し雑誌上で発表したことが二輪車の自賠責保険料が1年足らずで改定されたことの要因になったのです。

冷静に考えて普通車より高いのはおかしいですからね。

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自賠責保険の料金の算出方法から過剰徴収を考えてみる

自賠責保険の料金は純保険料率と付加保険料率で構成されています。

純保険料率は保険金の支払いに充てられ、付加保険料率は自賠責保険を取り扱う任意保険会社の経費に充てられる部分になります。

自賠責保険を構成している2つの要素を損害保険料率算出機構が保険会社等から契約や保険金の支払いのデータを集め物価や新車の需要など色んなデータを基に利益や損失が出ない料金を予測し算出しています。

参考:損害保険料率算出機構-自賠責保険基準料率のあらまし

自賠責保険料金の算出は予測として行われるので多少のズレは生じるものですが、上記の表のような大きなズレは少し異常と考えられます。

損害保険料率算出機構は毎年収支検証を行っています。

この収支検証が1989年以前では形骸化していたのでしょう。

今後このようなことがないように損害保険料率算出機構が行う検証がしっかりと自賠責保険料に反映されていって欲しいものです。

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過剰徴収が今後されないためには

損害保険料率算出機構は毎年自賠責保険に関する概況を公開しています。

損害保険料率算出機構-公開情報

この情報には自賠責保険の収支に関する情報や年々の推移の情報また自賠責保険の車種別の収支などが載っています。

これらをチェックしておかしい点があれば損害保険料率算出機構に意見を述べるか自賠責保険を管轄している国土交通省や財務省に意見をする事が自賠責保険料の改善に繋がる道になるのではないでしょうか?

ただ自賠責保険の運用益は自賠責保険の収支の財源にあてられる他に交通事故防止に繋がる事業や、交通事故被害者の支援に充てられてもいますので、「利益が出たからすぐに保険料金を下がろ」と簡単に問題にしてしまわないように注意しなければなりません。

 

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自賠責保険運用益で行われている事業

 

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