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【専門家監修】自動車保険の「悪い等級」は13ヶ月でリセットされるのを待つのが無難

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

リセットボタン

自動車保険の1等級~5等級の事を俗に「デメリット等級」といいます。

その理由は新規契約の人よりも等級が低く、保険料が割高になるからです。

具体的な数値を示すと、ノンフリート等級制度では1等級と6等級(F)の割引率の差が約83%(*1)にもなります。

自動車保険料に与えるインパクトはかなりのものです。

*1 1等級:割増率64%、6等級(F):割引率19%

そのため、低い等級を持っている人が「なんとか等級をリセット出来ないかな!?」と考えるのも普通の事でしょう。

それに、1等級まで下がってしまうと、引受拒否される事も有りますからね(自動車保険の引受基準)。

結論から言うと、等級のリセットは可能です。

方法としては以下の2つの方法が有ります。

  • 自動車保険を解約して13ヶ月経過(14ヶ月以上無保険)してから再度保険に加入する
  • 車を買い増す

タイトルにも書いているように、等級をリセットしたいなら13ヶ月待つ方法が一番無難です。

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13ヶ月で等級がリセットされるのを待つ方法の注意点

自動車保険の等級は、13ヶ月超無保険のままでいればリセットされます。

「13ヶ月超=14ヶ月以上」です。

また、13ヶ月超を数える起算日は前保険契約の満期日から13ヶ月超です。

解約日から13ヶ月では有りません。

13

他社で契約すれば事故情報なんてバレないのでは?と思うかもしれませんが、保険会社間で契約者情報の交換・共有がされていますので、他社に切り替えたとしても13ヶ月以内に再度契約するなら、悪い等級は引き継がれます。

「他社だからバレないだろう」は通用しません。

ちなみに、虚偽の申告をして、6等級からスタートさせても、1ヶ月~2ヶ月のうちに保険会社から連絡が来て、等級の訂正・追加保険料の支払を求められます。

自動車保険会社の調査機関を舐めてはいけません。最悪の場合は引受拒否される可能性も有りますので、虚偽申告はやめておきましょう。

個人的にはコレが一番無難な方法だと思います。

ただ、この方法を使うという事は「14ヶ月以上任意保険に加入しない」という事なので、その間は自動車を運転するのを控えましょう。

(毎日車を運転する必要が有る人は等級のリセットは諦めて、1等級でも加入したほうが良いですね。)

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車を買い増しする方法の注意点

現在自動車保険を契約している車とは別に、もう一台車を購入して新規で自動車保険を契約すれば、その車は6等級からスタートさせる事が出来ます。

但し、この方法は新旧の車を2台キッチリと所有・使用しており、旧契約も新契約も両方継続している場合にのみ認められます。

なので、新契約で6等級を貰えたからと言って、すぐに旧契約の保険を解約してしまうと、新契約の方に悪い等級が引き継がれます。
(車両入れ替えと判断されるという事)

保険のチェック

保険会社に「悪い等級を無くすためだけに新しい車を購入して保険を契約したんだな」と判断されるとダメって事ですね。

なので、ある程度の期間は二台の車を保有し、尚且つ、両方の車を使用する必要が有ります。

旧契約の車を全く使用していない場合にも、等級を入れ替える為だけに新しい車を購入したと判断される可能性が有ります。

保険会社によっても多少の違いは有ると思いますが、常識的に考えて13ヶ月超は両方の車を保有して新旧の保険契約を継続させないと、等級のためだけに新しい車を購入したと判断されるでしょう。(期間に関しては保険会社へ要確認)

この方法は、新しい車の購入費用もかかるし、新旧両方の保険料を支払う必要が有ります。

お金が無いと出来ない方法ですので、あまり現実的では有りませんね。

それでも保険料だけで考えるなら、旧契約を継続するよりも安くなる可能性は高いです。

(但し、どのタイミングで旧契約を解約できるかにも依存しますが。)

こんな事をしても1等級のまま!デメリット等級がリセットされない方法

デメリット等級をリセットする方法をここまで紹介してきましたが、その中で「デメリット等級がリセットできない場合」がいくつか登場しました。

「13ヶ月待つのはちょっと・・・」と思う人が間違った選択肢を取らないように、ここでまとめておきたいと思います。

■デメリット等級がリセットされない方法

  • 他の保険会社に契約変更(共済も同様)
  • 等級の虚偽申告
  • 車の乗り換え
  • 自動車保険の名義変更 等

自動者保険の名義変更、つまり記名被保険者を家族の誰かに変更したとしても、等級はリセットされません。また「車の乗り換え」と「自動車保険の名義変更」の合わせ技をしても、基本的に保険会社にバレます。

結果、悪い等級(デメリット等級)が引き継がれます。

それ以前に、旧契約の保険会社や等級、契約車両、記名被保険者などは告知・通知事項に該当するので、仮に虚偽の内容で契約すると告知・通知義務違反となり、契約解除や免責(補償対象外)となるおそれがあります。

くれぐれも間違った選択肢を取らないように注意してくださいね。

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ファイナンシャル・プランナー(FP)からのコメント

水島静香(Shizuka Mizushima)

国内損害保険会社に主に営業として20年勤務。損害保険会社での経験とFPの知識を活かして複数のWebメディアへ寄稿している。

保有資格:FP2級

FPからのコメント

この記事で解説されているとおり、1等級〜5等級のデメリット等級の人は安全運転を心がけ、地道に等級を1つずつあげていくことをおすすめします。

保険会社を変えて前契約がないと偽ったり、違う等級を申告すれば、最初は契約できるかもしれません。しかし、保険会社間で情報交換しているため、契約してから数ヶ月後には前契約がデメリット等級であると発覚します。記名被保険者を家族に変えて前契約なしと申告しても同じです。

申告していた情報が違っていた場合はどんなに時間が経っていようと、遡って訂正手続きが必要です。等級が下がることによって保険料が上がる場合は、始期から現在までの差額保険料を払わなくてはいけません。

規定で定められた時期までに差額保険料を払わないと、契約を解除される可能性もありますので注意してください。

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まとめ

1等級から5等級のデメリット等級をリセットするには、やはり13ヶ月間保険を契約せずに我慢するしかありません。

等級のリセット待機中は、なるべく車の運転は控えるようにしてくださいね。

なお、等級がリセットされれば、事故あり係数適用期間もリセットされます。

 

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