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仕事の転勤や家庭の事情によって引越しすると、住民票の変更や郵便局への届け出など、必要な手続きが多くて大変ですよね。
自動車保険に加入している人は、保険会社への連絡も忘れずにする必要があります。
ここでは、引越しに伴う保険会社への連絡事項とその影響について説明していきます。
(記名被保険者の)住所の変更
自動車保険の保険料は、記名被保険者がどこに住んでいるかによって変わって来る事が有ります。
従って、手続きを忘れていると、事故時や契約更新時に追加の保険料を請求されるなんて事も起こりかねません。
また、保険料が変わること以外にも、住所変更の連絡をしておかないと満期のお知らせが届かなくなり、その結果として契約の更新を忘れて等級を引き継げなくなったり、気がついたら無保険になっていて事故に遭遇した時に保険金が降りない、なんて事も起こり得ます。
従って、転居により記名被保険者の住所が変更になる場合には、変更の手続きを忘れない様にしましょう。
なお、記名保険者の住所が変わることによって補償対象者や等級の引き継ぎに影響が出ることも有ります。
特に補償対象者に子供が含まれる場合、子供は同居をしていないと補償対象者から外れてしまうため、注意が必要です。
等級の引き継ぎについても、親子が同居していれば親の保険に車両入替をすることが出来ますし、等級引き継ぎも出来ますが、別居した時点からそのような処理を出来なくなる可能性が有るので事前に確認しておきましょう。
電話番号の変更
最近は、自宅に固定電話を置かずに携帯電話で済ませるという方も増えてきています。
携帯電話のみの方は引っ越しのときに電話番号が変わることは無いかもしれませんが、保険会社に登録している電話番号が変わる場合は、速やかに保険会社に連絡をしましょう。
電話番号の変更手続きを忘れてしまうと、重要な連絡が来なくなってしまう可能性がありますよ。
使用目的・走行距離区分の変更
引っ越し前は休日のみしか車に乗っていなかったのに、地方転勤で通勤に車が必須となると、使用目的を「レジャー」から「通勤・通学」に変更しなければなりません(保険会社によって異なります)。
また、今までスーパーが徒歩圏内だったのに、引越後は車でしか行けなくなってしまった場合など車の使用頻度は引っ越しによって大きく変わる可能性が有ります。
走行距離が引っ越し前より大きく変わるのであれば、保険会社によっては走行距離区分の変更を申請する必要も出てきます。
保険会社への届け出を忘れてしまうと、後々になって交通事故に遭遇したときに「使用目的と告知内容が違う」ことを理由に契約を解除されたり、保険金が支払われなくなってしまうこともあり得ます。
ナンバープレートの変更
近所の引っ越しであれば必要ないですが、県をまたいだり遠方に引越しをすることになると、ナンバープレートの変更が必要となる場合があります。
仮にナンバープレートの変更手続きを忘れていたとしても、それぞれの車に固有の車体番号があるため、最終的に問題になることは有りませんが、変更をしていないと、事故の際に保険会社の対応に時間がかかったり、ロードサービスの対応がスムーズにいかなかったりするので忘れずに変更手続きをしましょう。
地方から都会へ転居すると、駐車場代が極端に上がったりすることが原因で止む無く車を手放すこともあります。
そのような場合に、今の自動車保険契約が7等級以上なのであれば代理店等から「中断証明書」をもらっておくことをオススメします。
中断証明書があれば、自動車保険解約時のノンフリート等級を10年間維持することが出来ますし、再度自動車保険に入るときに過去の等級からスタートすることが出来るのです。
詳しくは「中断証明書」で詳しく説明しているので参考にしてください。
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