自動車保険の保険料は一括払いにするか分割払いにするかで約5%変わる

(この記事は約 3 分で読めます。)

自動車保険の保険料は「一括払い(年払いetc)」か「分割払い」かを選択できます。そして、「分割払い」は「一括払い」に比べると、どこの保険会社でも約5%程度、保険料が割高です。なぜ、分割払いにすると保険料が高くなるのでしょうか?

まずは、保険会社が扱っている「保険料の支払回数」についておさらいしておきましょう。

任意保険 保険料の支払方法・払込方法~クレジットカード払いも可能!

広告
車査定

自動車保険の保険料支払回数のパターン

  • ①分割払い(月払~回数は保険会社によって異なります。)
  • ②一括払い(年払いあるいは3年・5年などの長期一括払い)
もっともポピュラーな支払回数は、1年分の保険料を前もって支払う「一括払い(年払い)タイプ」ですね。

契約者によっては、保険料が年間10万・20万を超えることも有るので、分割払いを選択出来る保険会社も有ります。但し、分割払い(月払い)を選択すると、一括払いに比べて、保険料が約5%程度割高になります。

なお、保険会社によっては、そもそも分割払いに対応していない所があります。その場合でも、クレジットカードを使えば、実質的に分割払いにすることが可能です。

複数年一括払いは、そもそも、保険会社がその年数の長期契約を扱っていないと選択できませんので、ご注意下さい。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
広告

月払いにするとなぜ保険料が割高になる?

保険会社の商売は「保険を売る」ことだけでは有りません。実態は、金融機関なので、保険契約者から受け取った保険料を、株式市場などに回して投資活動からも収益を確保しています。

一人一人の保険料は大したこと無いかもしれませんが、それが積み重なれば莫大な投資資金となります。莫大な投資資金が有れば、国債などの利率の低い安全資産に投資したとしても、ある程度の収益を見込めますよね。

年払いや複数年払いで保険料を支払ってもらえば、月払いと比べて、その分多くの保険料を長い期間にわたり運用することが可能です。

一方で、月払いの場合は少額の保険料が、毎月入ってくるだけなので、運用期間も短くなります。投資元本に対する収益率も、年払いに比べれば少額です。

つまり、私達が払う保険料は、保険会社の投資活動の収益率も加味されて、決定されているのです。だから、月払いは割高になってしまうんですねぇ。

実際の計算例

文字だけでは分かりにくいと思うので、「月払」と「年払」で、保険会社の投資収益がどの程度変わるのか?見てみましょう。

投資商品は「年利1%の金融商品」です。運用元本総額は「12万円」とします。

■年払いの場合
年払いの場合は、12万円を一気に投資することが出来ます。

12万円×1%=1,200円

得られる収益は1,200円。単純な計算なので簡単ですよね。

■月払いの場合
月払いの場合、12万円を毎月1万円ずつ貰う契約ですので、収益の計算は以下のようになります。

1ヶ月目:1万円×1%÷12=8.333円
2ヶ月目:2万円×1%÷12=16.666円
3ヶ月目:3万円×1%÷12=25円



12ヶ月目:12万円×1%÷12=100円

合計収益:約650円

1%を12で割っているのは「月の収益」に換算するためです。なお、計算例では複利効果を反映させていませんが、合計収益の約650円は、毎月の収益を翌月の投資元本に加えて、複利方式で計算しています。

両者の収益差額は約550円です。

このように、投資元本総額としては最終的に、どちらも「12万円」になるので変わりませんが、収益総額としては大きな差が出てしまう事が分かります。下記は両者の関係を簡単なイメージ図に直したものです。

青い棒線が「年払い」の場合の収益図。赤い棒線が「月払い」の場合の、収益増加イメージ。

月払い・年払いイメージ図

月払いだと、最初のうちは、どうしても利率をかける元になる「元本部分」が少ないので、なかなか利息が増えてくれない事が分かりますね。この関係性が私達の保険料にも反映されるので、月払いの保険料は少し割高になってしまうんです。

年払いと複数年払いを比べると、複数年払いの方が割安になるのも同じ理由からです。

自動車保険の複数年契約(長期先払い契約)のメリット・デメリット

生活が厳しく、どうしても月払いじゃないと支払えない!という人もいらっしゃると思いますが、無駄なお金を払うことにもなるので、保険料は出来るだけまとめて支払いたいですね。

広告
インズウェブ自動車保険一括見積もり
車査定

自分の自動車保険を把握!『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ

合わせて読みたい!「自分の自動車保険を把握する重要性『自動車保険』を比較・分析して賢く選ぶ!」

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

自分のニーズにあった『最安の保険会社』を簡単に見つけたい方はこちらをチェック!

『車の一括査定』提携300社以上から車を一番高く売る!無料で手間なく愛車を一括査定!

様々なところに車の査定をしても、毎回同じような点を入力したり、問い合わせるだけで結構な手間がかかるのは事実です。

懇意にしている会社があれば、そこを使用するのも良いでしょう!ただ合理的に算出して欲しい方は300社以上の企業から、見積もりを貰い、一番高いところに売る!もしくは、ある程度売却する会社を絞るのが良いでしょう。

有名店から地域密着専門店まで網羅しているので、一度ぜひ試して見て下さい。

利用実績450万人以上!複数社(提携社数300社以上)に一括査定!比較・分析して、賢く売却!

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?煽り運転に対応するおすすめ自動車保険・ドライブレコーダーは?
  3. 【専門家・FP監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【FP・専門家監修(コメント)】『2021年版』どの燃料が安い?エコカーの制度・普及状況は?水素自動車・電気自動車・ガソリン車の最新状況について
  5. 【FP・専門家監修(コメント)】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える⁉賠償や怪我の補償
  6. 【FP・専門家監修(コメント)】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家の見解】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【FP監修(専門家監修)】自動運転の事故の責任は誰?『自動運転』と『自動車保険』
  10. 【専門家監修】データ分析!高齢者事故の原因と時間帯は?必要なおすすめ自動車保険を解説
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介

乗りたい車はこれ!様々な車の情報をチェックするなら「車情報ラウンジ Car Lounge 」

出典:車情報ラウンジ「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。気になる車や様々な情報をチェックしたいなら、車情報ラウンジ「Car Lounge」をチェックしてみましょう!