車両保険をエコノミー型にすれば安くなるが、それで十分か考えよう

(この記事は約 4 分で読めます。)

エコノミー型と一般型の選択

車両保険には、「エコノミー型(限定型)」と「一般型(ワイドカバー型)」の2つの種類が有ります。

車両保険を付帯するにあたって、「エコノミー型と一般型のどちらにしようか?」と悩む人は多いのではないでしょうか?

両者の違いを簡単に示すと以下のようになります。

一般型エコノミー型
保険料高い安い
補償範囲広い
(自損事故・当て逃げも補償される)
狭い
(自損事故・当て逃げは補償対象外)

上表で示したように、車両保険のタイプを選択するにあたっては「保険料の安さ」か「補償範囲の広さ」のどちらを取るかがポイントになってきます。

そこで、今回は車両保険のエコノミー型と一般型のどちらを選ぶかで、どの程度保険料が変わってくるのかを実例と共に紹介したいと思います。

また、エコノミー型を選択する前に読んで欲しい「補償範囲のポイント」についても紹介します。

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エコノミー型にすると、どの程度保険料が安くなるのか?

「エコノミー型車両保険」と「一般型車両保険」はどの程度保険料が違うのか?

イーデザイン損保で見積もりを取っていました。

見積もり条件は以下のとおりです。

見積もり条件

●事故有係数適用期間 0年 ●等級:10等級 ●記名被保険者の年齢:30歳 ●走行距離:5,000~10,000km ●運転者範囲:本人及び配偶者 ●運転者年齢条件:26歳以上補償 ●免許の色:ブルー ●使用用途:主に通勤・通学 ●所在地:東京 ●車両保険の免責金額:設定なし ●その他補償内容はイーデザイン損保デフォルトの補償内容をそのまま使用。

見積もった車種は「ワゴンR・プリウス・クラウン」の3車種です。

表中のカッコ書きは、車両保険が無い場合と比べて、何倍程度の保険料を払う必要があるのかを示しています。

ワゴンRプリウスクラウン
車両保険無し32,230円33,030円32,780円
エコノミー型車両保険付47,740円
(1.48倍)
52,860円
(1.6倍)
55,990円
(1.71倍)
一般車両保険付72,720円
(2.26倍)
78,500円
(2.37倍)
86,010円
(2.62倍)
参考:車両保険の設定金額140万円215万円450万円
参考:車の型式DBA-MH34SDAA-ZVW30DBA-GRS211

なお、いずれの見積もりでも、インターネット割引10,000円・証券不発行割引500円を適用後の保険料を記載しています。

それぞれ車両保険部分の金額だけを取ってきた表がこちら。

ワゴンRプリウスクラウン
エコノミー型車両保険15,510円19,830円23,210円
一般車両保険40,490円45,470円53,230円

車種によって幅は有りますが、車両保険だけの金額を見るに、エコノミー型は一般車両保険の半額以下である事が分かります。

例えば、ワゴンRの場合だと、車両保険の「エコノミー」と「一般」の差額は約25,000円です。

車両保険のタイプ選択を上手く利用すれば、保険料の節約に繋がりますね。

保険会社によってはもっと細かく補償範囲を決められる

車両保険を付帯するにあたって、「エコノミー型」と「一般型」からタイプ選択だけをする場合が多いですが、保険会社によってはもっと細かく補償範囲の分割を行う事も可能です。

例えば、セゾン自動車火災では、車両保険を以下の9つのプランに分けています(「車対車+A」=「エコノミー型」)。

  • ①一般車両
  • ②一般車両(盗難対象外)
  • ③一般車両(水災対象外)
  • ④一般車両(盗難・水災対象外)
  • ⑤車対車+A
  • ⑥車対車+A(盗難対象外)
  • ⑦車対車+A(水災対象外)
  • ⑧車対車+A(盗難・水災対象外)
  • ⑨車との衝突のみ

通常の車両保険の補償範囲から、不必要な補償を取り除いて車両保険を設計する事が可能です。

例えば、絶対に車を盗難されない自信が有るなら、「②一般車両(盗難対象外)」や「車対車+A(盗難対象外)」を選べば節約出来ますね。

 

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盗難されやすい車・盗難されにくい車

 

【参考】車両保険を付帯するとなぜ保険料が高くなるのか

上記の見積結果を見ると、「エコノミータイプ」は車両保険を付帯しない場合の約1.5倍の保険料がかかり、「一般タイプ」は約2.5倍の保険料となっています。

なぜ、車両保険を付帯すると保険料がこんなにも高くなってしまうのでしょうか。

疑問を感じるドライバー

その理由は、単純に「車両保険金の支払率がその他の保険と比べて高い」からです。

平成28年度のデータによれば、対人賠償保険の保険金支払率が約0.7%であるのに対して、車両保険は約6.4%となっています(参考記事)。

つまり、車両保険の保険契約が100台有れば、そのうちの約6台は保険金を請求している計算です。

これだけ頻繁に保険金を請求されると、損保会社としても保険料を高くせざるを得ませんよね。

そのため、車両保険を付帯すると保険料が高くなってしまうんです。

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エコノミー型車両保険で十分か否かの検討は必要

注意

エコノミータイプの車両保険を選べば、一般タイプの車両保険と比べて、保険料がかなり安くなることが分かりました。

しかし、保険料が安くなるという事は「補償範囲が小さくなる」という事を忘れてはいけません。

エコノミータイプでは“何が補償されて何が補償されないのか”を付帯前に必ず検討するようにして下さい。

エコノミーでは当て逃げ・自損事故が補償対象外
反対に飛び石・盗難は補償される

車両保険のエコノミータイプの主な補償範囲をまとめると以下のようになります。

補償対象補償対象外
自動車との事故自損事故
盗難当て逃げ
飛び石自転車との事故

エコノミータイプでは「当て逃げ」や「自損事故」による損害の修理費は支払われません。

ちなみに、警察庁によると、自損事故の発生件数は平成28年が13,781件(事故全体の約2.7%)、平成27年が16,236件(約3.0%)となっています。

高級車だと少しこすっただけでも、修理費が十万円単位でかかる事も珍しく有りませんので、自分の貯金状況や事故を起こす可能性を考えて、本当にエコノミータイプで十分なのか?検討して下さい。

個人的には新車かつ高級車なら、一般車両保険に入っておく事をおすすめします。

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まとめ

車両保険を「エコノミータイプ」にするか「一般タイプ」にするかによって、保険料は数万円変わってきます。

自動車保険の保険料の節約を考えているなら、車両保険をエコノミータイプにする事をオススメします。

ただし、補償範囲が狭くなる点には十分に注意してください。

また、今回は紹介した保険料は1つの事例ですので、あくまで目安としてご利用ください。

あなたが所有している車両及び契約条件において、保険料がどれだけ節約できるかを予め見積もってから検討してくださいね。

なお、車両保険の保険料を安くする1つの方法として「免責金額(自己負担額)」を設定する方法もあります。

エコノミー・一般型に関係なく、利用できる方法なので検討してみてください。

 

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車両保険に免責金額を設定して保険料を節約!

 

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