自動車保険見直しガイド
fle

自動車保険に加入するときに、パンフレットなどで「ノンフリート等級」という言葉を耳にしますよね。これは一般的に「無事故割引」の事を意味しています。

しかし「無事故割引」以外にも「フリート契約」と「ノンフリート契約」という区分が存在することを知っていますか?家庭用の自動車保険では、通常は殆どがノンフリート契約になるので「フリート契約についてはあまり知らない」という方も多いと思います。

ここでは「フリート契約」と「ノンフリート契約」の内容や違いについて見ていきましょう。なおノンフリート契約については、別途「ノンフリート等級制度とは?無事故者の保険料が安くなる制度」で詳細を解説していますので参考にしてください。

スポンサーリンク

フリート契約とは?

フリート契約は「所有・使用する自動車」のうち、自動車保険の契約期間が1年以上の自動車が合計10台以上ある方が契約する契約形態をいいます。この条件に該当する方は必ずフリート契約をしなければなりません。

一方、ノンフリート契約は所有する自動車が1台の方が契約する形態の事をいいます。

なお、フリート契約とノンフリート契約の間には「セミフリート契約」というものが存在します。これについては「ノンフリート多数割引制度の保険会社毎の比較」で解説していますので参考にしてください。

「所有・使用する自動車」とは?

「所有・使用する自動車」は「契約者が自動車を所有し、その自動車を自らが使用している」ことを言います。なお、所有者が誰かということは車検証の「所有者欄」及び「使用者欄」を見れば分かります。

「10台以上」とは?

フリート契約の条件には「契約期間が1年以上の自動車が合計10台以上」というものがあります。これは読んで字のごとくの意味なのですが、台数のカウントには以下の様な例外があるので注意が必要です。

  • リース期間が1年を超える自動車や割賦で購入した自動車は対象。
  • 共済で契約している自動車は対象外。
  • フリート契約をしている人が使用している自動車でも、会社の経営者や従業員が所有している自動車は対象外。
  • 短期(1年以内)の自動車保険契約を結んでいる場合は対象外。

条件を満たすと必ずフリート契約になると書きましたが、既に締結している契約が自動的に切り変わる訳ではありません。全て同じ自動車保険会社で契約しているのであれば、保険会社の方から知らせてくれるかもしれませんが、基本的には自分自身で保険会社に連絡する必要があります。

また、既に10台以上契約自動車を所有している方が、ある時点でフリート契約に切り替えたからといって、過去の契約が遡ってフリート契約になるといった事は有りません。ですのでフリート契約のメリットを逃さない為にも、自分がフリート契約の条件を満たしていると思ったらすぐに保険会社や代理店に連絡をする様にしましょう。

フリートとノンフリートの違いから見るフリート契約のメリット・デメリット

ここでは、フリート契約とノンフリート契約の違いから、フリート契約のメリット・デメリットを見ていきましょう。

割増引率の適用単位の違い

フリートとノンフリートでは保険料の割増引率に適用される単位が違います。

フリート契約は「契約者単位」で適用されるので、契約している自動車全体に対して保険料の割増引が適用されます。一方のノンフリート契約では「自動車単位」で適用されるので、契約している自動車毎に割増引が適用されることになります。

保険料と事故の関係

フリート契約では、自動車保険を契約している「所有・使用自動車」の台数と、全体での損害率(保険料と保険金の割合)を元に保険料が増減します。一方のノンフリート契約では保険料は契約自動車の事故件数によって増減します(保険金の額は関係無し)

つまりフリート契約では、「1台の事故が全車両の保険料に影響を及ぼす」というデメリットがあります。自動車が増えた場合に、増えた自動車も事故の影響を受けて高い保険料を支払わないといけません。一方のノンフリート契約では、事故を起こしていない自動車については保険料は増えないので、他の契約自動車による事故の影響を受けません。

基本の保険料が違う

フリート契約とノンフリート契約では基本となる保険料が違うため、支払う保険料が異なります。特にフリート契約では運転者の年齢に関係なく保険が適用されるので、ノンフリート契約の「全年齢担保」で契約をする場合と比較しても保険料が安くなる傾向にあります。

なお、運転者の年齢に関係なく保険が適用されるため、運転者の年齢条件や運転者の限定割引といった制度はフリート契約には存在しません。

無事故の場合の割引率が違う

無事故のときに保険料が安くなるのはノンフリート契約でも同じですが、フリート契約では割引率が【契約している「所有・使用自動車」の台数】に応じて増減し、多い場合だと80%近くまで割引されることが有ります。沢山の自動車保険を契約しているため優遇されるのですね。

全車両一括特約

フリート契約では「全車両一括特約」(保険会社によって名前が異なります)という特約を付帯できる場合があります。これは、使用(所有)している全ての自動車を一つの保険証券で契約する方法を言います。この特約を付けておくと、自動車を購入する度に細かな手続きをしなくても、予め定めた契約条件での補償が適用されるため、保険の付け忘れが無くなり安心です。

また、自動車の増減時の保険料計算が日割り計算になるので、ノンフリートより保険料がお得です(ノンフリートでは月割り計算などが一般的)。

さらに、10台以上の自動車を一つの契約として加入した場合に「フリート多数割引」が適用され、保険料の割引以外にも保険料の増額無しで保険料の分割払いが出来る、という特典があります。

自動車保険の一括見積りテキスト自動車保険の無料一括見積もりはこちら

失敗しない車の売り方

愛車の無料一括査定