自動車保険見直しガイド
軽自動車

軽自動車は、購入金額も安く燃費の良い車種がたくさん有りますので、非常に人気が高いです。次は軽自動車に乗り換えようと思っている人も多いでしょう。2014年の新車販売台数ランキングを見ても、上位10車種のうち半数以上が軽自動車という結果が出ています。

しかし、2015年から軽自動車税が増税され、以前よりは財布への負担が多くなっています。そのため、いくらエコな軽自動車でも、維持費はなるべく抑えておきたい所です。

維持費の節約を考えた時に、真っ先に思い浮かぶのが「任意保険の保険料」ですよね。

軽自動車の任意保険は普通車と何が違うのか?また、保険料の相場ってどれくらいなのか?というのは、誰しも気になるポイントでしょう。

そこで、軽自動車の任意保険のポイントや相場について紹介したいと思います。

軽自動車の任意保険には車両料率クラスが無い

軽自動車には「車両料率クラスが無い」というのが、普通車との大きな違いです。車両料率クラスは車の型式毎に設定されていて、クラスを表わす数字が小さければ保険料は安くなり、数字が大きければ保険料は高くなります。車両料率クラスが無い軽自動車は、車種による保険料への影響を全く受けない事になります。

そのため、軽自動車は任意保険の諸条件が同一で有れば、車種が違っても保険料は同額になります。以下で紹介する軽自動車の平均相場を見てもらうと分かりますが、車両保険を付帯させたとしても「ホンダ N-BOX」と「ダイハツ ムーヴ」の保険料は全く同じとなっています(同じ保険会社では)

平均相場の表から「11等級・26歳以上補償」の条件での見積結果を抜粋すると、以下のようになります(その他の条件は平均相場のセクションで表示しています)。

保険会社ホンダ N-BOXダイハツ ムーヴ
イーデザイン損保35,380円
(59,380円)
35,380円
(59,380円)
ソニー損保29,080円
(58,640円)
29,080円
(58,640円)

()内の数字は車両保険を付帯した場合の保険料

表のように同じ保険会社では、車種が変わったとしても車両料率クラスが無いので、保険料は変わらない事が分かります。

軽自動車

では、保険契約の内容を変えるつもりが無ければ、軽自動車の保険料は節約出来ないのか?というと、そうでは有りません。既に気付いている人もいるかと思いますが、保険会社が違えば同一条件で有っても保険料は異なります。

上記の表で言うと、ソニー損保の方が同一条件でも保険料は安くなっています。つまり、軽自動車の保険料を節約するには、色んな保険会社で見積もりをして比較する事が大切なんです(乗用車の場合もですけどね)。

それでは、人気の軽自動車の平均相場を見ていきましょう。

軽自動車の保険料の平均相場

平均相場は「年齢」や「等級」によって保険料が大きく異なるので、一概には表現できません。そのため、今回は色んな条件で見積もりを実際に行っていますので、ご自身の条件に近い保険料を参考にして頂ければと思います。

見積もりを取った保険会社は、ソニー損保とイーデザイン損保の2社です。そして、車種は軽自動車で人気の有る「ホンダN-BOX」「スズキワゴンR」「ダイハツムーヴ」の3車種で実際に見積もってみました。

■3車種共通の見積もり条件

●事故有係数適用期間 0年 ●走行距離:5,000~10,000km *1 ●運転者範囲:本人及び配偶者 ●免許の色:ブルー ●使用用途:主に通勤・通学 *2 ●所在地:東京 ●補償内容:対人(無制限)・対物(無制限)・人身傷害(車内のみ補償3,000万円)・車両保険(有無両方、一般タイプ、免責金額5-10万円)・弁護士費用特約・対物超過修理費用補償特約 *3

*1 ソニー損保では、走行距離を11,000km以下としています。
*2 ソニー損保では、使用用途を主に家庭用としています。
*3 ソニー損保では、対物超過修理費用補償特約は自動付帯、イーデザイン損保では弁護士費用特約は自動付帯となっています。

スズキワゴンR

まずは、スズキのワゴンR(型式:DAA-MH44S、グレード:FZ)の任意保険の見積結果です。車両保険を付帯する場合の車両保険金額は140万円で見積もりをしています。

■イーデザイン損保

等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級142,930円(271,930円)80,410円(148,090円)50,930円(87,730円)44,500円(76,370円)
11等級68,450円(125,070円)48,520円(85,460円)35,380円(58,130円)31,850円(51,960円)
16等級59,280円(106,980円)42,490円(73,610円)31,420円(50,590円)28,450円(45,400円)
20等級50,910円(90,480円)36,970円(62,780円)26,810円(41,820円)24,990円(37,760円)

()内の数字は車両保険を付帯した場合の保険料。以下同様です。


■ソニー損保
等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級154,440円
(付帯不可)
71,760円(141,580円)47,810円(94,860円)43,310円(85,670円)
11等級66,160円(130,990円)38,450円(75,050円)29,080円(57,000円)26,410円(51,540円)
16等級58,990円(116,620円)34,370円(66,190円)26,040円(50,850円)23,670円(46,010円)
20等級45,870円(90,300円)26,890円(51,970円)20,460円(39,590円)18,640円(35,860円)

ソニー損保は、初めて任意保険に加入する場合で「年齢条件無し」という条件では、保険金支払いのリスクが高い事から車両保険は付帯出来ないようになっています。

ホンダN-BOX

次は、ホンダN-BOX(型式:DBA-JF1、グレードG・Lパッケージ)の任意保険の見積結果です。車両保険を付帯する場合の車両保険金額は165万円で見積もりをしています。

■イーデザイン損保

等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級142,930円(279,040円)80,410円(151,810円)50,930円(89,760円)44,500円(78,120円)
11等級68,450円(128,180円)48,520円(87,490円)35,380円(59,380円)31,850円(53,070円)
16等級59,280円(109,610円)42,490円(75,320円)31,420円(51,640円)28,450円(46,330円)
20等級50,910円(92,660円)36,970円(64,210円)26,810円(42,650円)24,990円(38,490円)

■ソニー損保
等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級154,440円
(付帯不可)
71,760円(145,670円)47,810円(97,620円)43,310円(88,160円)
11等級66,160円(134,790円)38,450円(77,200円)29,080円(58,640円)26,410円(53,020円)
16等級58,990円(120,000円)34,370円(68,820円)26,040円(52,310円)23,670円(47,320円)
20等級45,870円(92,900円)26,890円(53,440円)20,460円(40,710円)18,460円(36,870円)

ダイハツムーヴ

次は、ダイハツムーヴ(型式:DBA-LA150S、グレードL”SAⅡ”)の任意保険の見積結果です。車両保険を付帯する場合の車両保険金額は165万円で見積もりをしています。

■イーデザイン損保

等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級142,930円(279,040円)80,410円(151,810円)50,930円(89,760円)44,500円(78,120円)
11等級68,450円(128,180円)48,520円(87,490円)35,380円(59,380円)31,850円(53,070円)
16等級59,280円(109,610円)42,490円(75,320円)31,420円(51,640円)28,450円(46,330円)
20等級50,910円(92,660円)36,970円(64,210円)26,810円(42,650円)24,990円(38,490円)

■ソニー損保
等級/年齢条件年齢条件無し21歳以上26歳以上30歳以上
6等級154,440円
(付帯不可)
71,760円(145,670円)47,810円(97,620円)43,310円(88,160円)
11等級66,160円(134,790円)38,450円(77,200円)29,080円(58,640円)26,410円(53,020円)
16等級58,990円(120,000円)34,370円(68,820円)26,040円(52,310円)23,670円(47,320円)
20等級45,870円(92,900円)26,890円(53,440円)20,460円(40,710円)18,460円(36,870円)

車両保険を付帯しない場合は、保険会社が同じで有れば3車種とも保険料は同額になっていますね。また、車両保険を付帯した場合でも、車両保険金額が同一の「N-BOX」と「ムーヴ」は同じ保険料となっています。これは、車両料率クラスが無い事が影響しています。

イーデザイン損保とソニー損保では、基本的にソニー損保の方がやや保険料は安くなっています。ただし、車両保険を付帯した場合には、条件によってイーデザイン損保の方が安くなる場合も有ります。この結果からも、安い自動車保険を見つけるには、各社の見積もりを取る事が大切で有る事がわかります。

軽自動車の任意保険の節約ポイント

契約内容を変更して保険料を節約する場合に、一番インパクトが大きいのは「車両保険」です。3車種の見積結果を見ても、車両保険を付帯するかしないかで、保険料におよそ1.5倍~2倍の差が生じています。

軽自動車に車両保険はいる?いらない?~加入率データも紹介!

ただ、「車両保険を付帯しない」という選択に不安を覚える人もいますよね。自車の損害を補償する事を考えると、やはり車両保険は付帯しておきたいところです。

そこで、なるべく安く車両保険を付帯する2つのポイントを紹介します。

  • 車両保険のタイプ選択
  • 免責金額の設定

車両保険のタイプ選択

車両保険のタイプには、「一般タイプ」と「エコノミータイプ」が有ります。両タイプは補償範囲が違う事から、付帯するにあたっての保険料も異なります。

車両保険とは~一般型とエコノミー型で補償範囲が違います

上記の見積もりは車両保険の一般タイプつまりオールリスクに備えた車両保険で、一番補償範囲が広いものです。その分保険料が高くなっています。

一方、エコノミータイプは補償範囲が一般タイプよりも狭くなっているので、安い保険料で車両保険を付帯する事が出来ます。エコノミータイプにする事で保険料は安くなりますが、補償範囲が狭くなってしまう点は、付帯前に検討するようにして下さい。

車両保険をエコノミー型にすれば安くなるが、それで十分か考えよう

免責金額の設定

車両保険には、免責金額という自己負担金額を設定する事が出来ます。免責金額は車を修理する際には設定金額の負担を要する反面、保険料が安くなる効果が有ります。

車両保険に免責金額を設定して保険料を節約~おすすめ免責金額も紹介!

まとめ

軽自動車は車種に関わらず、同条件なら同じ保険会社では保険料が変わらない事が分かりました。しかし、保険会社が違えば、保険料が異なる事も分かりました。

なので、無理して補償条件を削るよりも、色んな保険会社で見積もってみて、安い保険料の自動車保険を探すのも一つの手段です。保険会社は20社以上も有るので、必ずあなたの条件で一番安い保険料の保険会社が見つかるはずです。

注:2020年ごろより軽自動車にも型式別料率クラスが導入される予定です。詳細は下記記事をご参照下さい。

軽自動車にも型式別料率クラスが導入される!保険料への影響は?

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