【専門家監修】カーリースとオートローンの費用比較~どっちがお得?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

自動車の購入方法はオートローンが一般的だと思います。

しかし最近はカーリースという選択肢も出て来ています。いわゆる残価設定型プランという名称でも親しまれていますね。

そこで今回は、カーリースの場合とオートローンの場合で費用がどれだけ違うのか比較していきます。

比較の際の前提条件は以下の通りです。

■比較前提

  • 車両:トヨタのアクア (グレードL)
  • 新車価格:1,761,382円(税込)
  • 契約期間(ローン期間):5年
  • リース会社:コスモスマートビークル

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カーリースの場合の費用

コスモ石油「コスモスマートビークル」での見積もり結果は、月額33,588円(総額2,015,280円)となりました。

契約内容は基本的な点検等がサービスに含まれているシルバーパックでの契約としました。

カーリースは、頭金が不要である事と、契約期間中にまとまったお金が不要であり月々の支払い額を定額化出来るというメリットが有ります。

このメリットを活かすために、見積もりは頭金無し・ボーナス払い無しで見積もりを行っています。

コスモリースの見積もり結果

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オートローンの場合の費用

オートローンの場合は以下のようになります。

費用項目金額
車両代金1,951,663円 *1
登録諸費用約35,000円
自動車取得税0円(減税対象 *2
自動車税約147,000円 (減税対象 *2
自動車重量税0円(減税対象 *2
自賠責保険67,880円
車検整備約50,000円
法定点検約40,000円(計3回)
オイル *341,000円(年2回)
合計2,332,543円

*1 頭金を351,382円用意し、実質金利を5%、ボーナス返済を年2回(6月と12月)5万円ずつとして計算
*2 カーリースのリース料金もエコカー減税適用後の金額で計算されています。
*3 オイル交換はカーリースのシルバーパックのサービスに含まれているので計上しています。

これら以外の費用、例えばタイヤやブレーキパッドの交換費用や任意保険などはどちらの場合でも同額の費用が発生するので計上していません。

また計上した項目に関しては借り入れる金融機関が違えば金利も異なりますし、車検費用も乗り方次第で異なる場合もあり、一概にこの金額になるとは言えませんのでご了承ください。

月々の支払額の比較

  • カーリースの場合:33,588円
  • オートローンの場合:17,173円(ボーナス払いの月は74,302円)

オートローンの場合よりも様々な費用が含まれているカーリースの方が月々の支払額は多くなることが分かります。

約2倍ですね。

(もちろん、ボーナス月の時にはオートローンの支払いの方が増えますが。)

ただし、オートローンの場合には購入初期に頭金と登録諸費用と自動車税で約40万円が必要です。

また、車検時には約10万円、法定検査では約1万円の出費が必要となり支出が突出する月も出てくる事になります。

日本人のほとんどの人が給与所得者ですから毎月の給与額はほぼ一定です。

その為、月々の家計の事を考えると、出費がかさむ月はなるべく少なくした方が子供の養育費用などその他の費用の計画も立てやすいです。

そういう意味ではオートローンよりはカーリースの方が楽であると言えます。

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トータルコストの比較

最後にトータルの出費で見てみましょう。

  • カーリースの場合:2,015,280円
  • オートローンの場合:2,332,543円

カーリースの方が約30万円出費を抑える事が出来ています。

ただし、オートローンは5年後の下取額・査定額が考慮されていません。

下取額・査定額が30万円以上となった場合にはオートローンの方がお得になるのではないかと思います。

自動車の査定額は種々の要因によって変わるので一概には言えませんが、基本的に人気のある車種は高くで買い取って貰えます。

自動車を購入するかリースするかで迷っている場合には、その自動車のリセール価値まで考えて判断した方が良いでしょう。

ローンとカーリース

今回はトヨタのアクアで比較してみましたが、アクアの場合は人気もあるのでトータルで考えるとオートローンの方がお得なのかなと思います。

車種によっても結果は異なると思いますので、購入を考えている車種のカーリースの見積もりも取ってみて比較検討してみては如何でしょうか?

ちなみに、今回カーリースの見積もりで利用したコスモスマートビークルでは、ガソリン代が最大5円/Lが割引され、さらに2015年3月31日までに契約した場合には最大10円/Lが契約期間中毎月100Lまで割引されます。

実際にカーリースを利用する場合にはこういったキャンペーンも判断材料に加える必要がありますね。

注意点

今回の条件ではオートローンの方がお得なのかなという結果でしたが、ローンに適用される金利が高い場合にはカーリースの方が有利になってくると思います。

今回の結果が全ての場合において当てはまるわけではないので、カーリースでの見積もりも行い、そしてオートローンを組んだ場合の費用を照らし合わせて判断してください。

合わせて読みたい

カーリースとは~個人が利用する場合のメリット紹介

 

カーリースのデメリット

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専門家からのコメント

中村 傑 (Suguru Nakamura)

大垣共立銀行を退職後、東京海上日動火災保険に代理店研修生として入社。研修期間を経て、2015年に独立開業。2020年に株式会社として法人成り、現在に至る。家業が自動車販売業であり事業承継者でもある。車と保険の両方の業務を兼務しており、専門領域が広い事が強み。

中村 傑(Suguru Nakamura) ブログ

こちらの記事について、実務面から、補足解説させて頂きます。

今回の記事は、オートローンとカーリースの比較に関する記事でしたが、ご注意頂きたいのは、カーリース契約のメンテナンスの中身に関してです。

一般的なカーリースの場合、ファイナンスリースと、メンテナンスリースに分けられます。(名称はリース会社により違うと思います)ファイナンスリースとは、車両購入時の車両本体価格+各種諸費用+付属品+預り金(自賠責保険・重量税・印紙代)と継続車検時の自賠責保険、重量税、印紙代を対象とした契約です。メンテナンスリースとは、ファイナンスリースの内容に加えて、オイル交換等のメンテナンス費用に加え、タイヤ、バッテリー、ワイパーゴム等の消耗品の交換、までを対象にした契約です。

ファイナンスリースの場合、車両本体価格や付属品、税金関係のみなので金額的に分かりやすいですが、メンテナンスリースの場合に関しては、上記の通り、かなり細かな項目までが含まれている事が多く、金額が分からないうちに膨れ上がっている事があります。

契約時に渡されるカーリースの契約書には、メンテナンスリースの契約内容についても必ず記載があるはずですが、それぞれの内容について必ず確認するようにしてください。

例えば、タイヤが消耗品として組み込まれている場合、どの程度の走行距離で交換の前提となっているか、1本あたりいくらの設定となっているのか、です。タイヤといっても高いものから安いものまで様々ですし、走行距離が少なければそもそも交換の必要性は低くなります。

自分の知らない間に、リースの中に組み込まれていないか必ず確認しましょう。

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